書評

セカンドIDー「本当の自分」に出会う、これからの時代の生き方

1.今日の一言と紹介する本

以前、シンガポールで開催された花火とエンターテイメントを融合したイベント「STAR ISLAND」に参加しました。
このイベントを手がけるプロデューサーはなんと日本人!

その日本人とは今日ご紹介する書籍の著者、小橋賢児さんです。

ありがたいことにきずな出版さんの講演会でご一緒させていただき、そこからのご縁でイベントに参加することを決めました。

すべてのチャンスは縁が持ってくると信じていますから、少しでも縁がある所には足を運びたいと思っています。

そこで今日は小橋賢児さんが出版された『セカンドID―「本当の自分」に出会う、これからの時代の生き方』をご紹介していきます。

2.本のサマリー

2020年ビジネス書アワードノミネート!

本当の自分に出会うためのこれからの時代の生き方。
最高の自分を見つけるために今何を大事にしたら良いのか?

著者小橋賢児さんは、人気俳優から突如休業し、死の縁をさまようという壮絶な人生を歩んでいます。俳優を休業し、世界を回っている中で出会ったマイアミでのイベントがクリエーターとして生きるきっかけに。

一つのアイデンティティに縛られず、複数のアイデンティティを持っていい。

人生を豊かにするためのもう一つのアイデンティティ、それをセカンドIDと呼びます。多様化する現代社会で生き抜くために1つのアイデンティティではなく、2つ3つのアイデンティティの必要がある。

どうすれば複数のアイデンティティを有することができるのか?

日本を代表するマルチクリエイター小橋賢児の処女作。

3.ポイント3点

打ち砕かれそうなことや困難な面があっても、最初のワクワクした気持ちに立ち返る。

自分が子供だった頃はどうだろうか?見るもの触れるもの全てにワクワクし、後先なんて考えず、何でもチャレンジできたはずだ。
本来、人は誰でも子供のようにワクワクして人生を作っていくことができるはずなのに、大人になり、いつしかその感覚を忘れてしまっていく。

人はだれでも、3ヶ月本気でやれば、変われると思う。

4.岡崎の考察

自分ってこういう人間だ!と決め付けてしまい、新しい自分を探さずに固定概念化してしまっている人もいるのではないでしょうか?

群衆圧力」が世間の期待に押しつぶされて本来の自分さえも押しつぶしていってしまう。自分が本当にしたいことではなく、世間体や周りの期待に沿った自分になっていく。

僕がよく聞かれることに「会社員辞めるのって怖くなかったですか?」というのがありますが、考えてみるとこれも群衆圧力かもしれません。

独立=危ない
会社員=安全

だから、独立なんてするもんじゃない。

そんな群衆圧力に負け、本当は自分はどうしたいのかという気持ちから逃げていってしまう。いいんです、長い人生、常識なんかに縛られず自分らしく生きるという選択もしてみたら。

少なくとも独立したからってすぐ死ぬわけじゃないし、いざとなれば戻ればいいだけ。まずは本当は自分はどうしたいのか?を考え、その想いに正直になりましょう。

人生の転落や偶然の出会い、生きている中で起こる様々な想定外の出来事から、それまで知らなかった、もう1人の自分と言うアイデンティティーに出会うこともある。

ではどうしたら群衆圧力に負けず、もう一つのアイデンティティを見つけることができるのでしょうか?

1日1想定外しよう!

いつもの決まりきった行動パターンから一歩抜け出してみる。

例えばいつもなら絶対入らないBARに入ってみたり、絶対やらない仕事を引き受けてみる。どんなことでもいいから1日1つは想定外なことを自分からしてみると意外な出会いがうまれ、そこから派生する出来事が自分の新たな一面に気づかせてくれたりする。

ちなみに僕の場合、転職に悩んだ時期に大学の友人と会ったことから繋がって独立まで来ています。
あのときリクナビに登録するだけだったら今はありません。

悩んだら普段話さない人の話を聞きにいってみるというのもかもしれませんね。行動は誰にでもできる錬金術。今の世の中ほど恵まれた時代はありません。レールの上に乗りさえすれば、まず生活に困ることはない。

だから新しい行動をする人が少ない…

新しい行動をする人が少ないということは、行動する人は特殊な人。つまり頭ひとつ抜けた人になれるんです。

行動する人が少ない現代社会。
今ほど努力や行動のコスパが高い時代はないとも言えます。
行動することで新たな出会いや経験をうむ。

迷ったらGO!で動いてみてはいかがでしょうか?

5.気になるワード

セカンドIDとは、人生を豊かにするもう一つのアイデンティティーの事
夢にできそうな事がそこら中に溢れ、僕らを惑わす。
見えないことへのチャレンジや、行き先がわからない方向へ向かうことが難しい時代ではないかと僕は思う。
打ち砕かれそうなことや困難な面があっても、最初のワクワクした気持ちに立ち返る。
人生の転落や偶然の出会い、生きている中で起こる様々な想定外の出来事から、それまで知らなかった、もう1人の自分と言うアイデンティティーに出会うこともある。
もう一つの居場所が自分を作る。
自分がやりたいことに向かって一生懸命行動すれば、必ずそれは手に入る。ただ、目の前のことに夢中になる
自分がその環境をどう使うかが重要であり、捉え方次第でその先の景色が変わる可能性はいくらでもある。
その瞬間はたいした景色はないように思えるかもしれないけれど、やがてその景色が内からの気づきにつながる。
僕は〇〇だから縛られない
クリエイターと言われる人たちと話をすると、子供のように今を楽しみ、自分の感じるままに仕事を作っていることに気づいた。
いくつになっても誰もが子供のような想像力を創造に変えていくことができる
人は大人になるにつれ、はじめての体験が減っていく。
惰性で過ごす日常生活の中では、心を大きく伸ばされるものに出会う事はなかなかないかもしれない。
だからこそ、少しでも場を変えることで、これまでではなかった人と話したり、気づかなかった景色を見つけるんだ。
行動は誰にでもできる錬金術
今の状況を打破したいと思ったり、何かを変えたいと思うなら、どんな小さな事でもいいからとにかく行動して、今いる場を変えてみる。
すぐに結果が出なくても場を変えることで、新しい出会いや気づきが生まれ、その後の流れががらりと変わっていく。
お金がないのは確かに困るけど、それよりもやることがないって事が、こんなにも辛いことだなんて考えてもいなかった。
このまま病気を言い訳にして、ただの中年オヤジになるか、それとも病気を克服して第二の人生をスタートさせるか
もてなされるより、もてなす
後に引けない、逃げられない状態を作った
「ありがとう」という一言を刻むことで、この辛い状況を少しでも受け入れることができるようになっていった
人はだれでも、3ヶ月本気でやれば、変われると思う。
ピンチこそチャンス
ありふれた言葉だけど、最悪だと思う出来事も1歩引いてみると、その出来事があったからこそ見えた景色、出会えた感情があることに気づく。
そして、その出来事をどう捉えるかで、人生のチャンネルが切り替わる瞬間は誰にでも平等に訪れると思う。
現状をどう捉え、どう行動するかで、その後の人生が面白いほど変わってくることを、僕はこれらの経験から学ぶことができた。
後先の事など何も考えず、もちろん、やります!本気ですと即答していた
とにかく根拠のない自信を持ち、自分の直感を信じることしか、選択肢はなかった。
不安になったときは、絶対にいい映画にする!という言葉をあえて口に出して使うことで、宇宙が味方してくれると自分に思い込ませていた。
例えば、自分が嫌だなぁと思うことが起きたとき、その嫌だという意識を、あえて一旦別の場所へ置いてみる。
同調圧力の中で育った人々は、自分のアイデンティティーもわからないまま、夢も持てず、ただただ現実主義な生き方をしている。
チームというのは一人一人が同じ熱量を持っていないと成立しない。
自分の内なる表面からの行動の先で出会った景色や感情にこそ、自分にしか作れない人生が隠れている。
人生は想定外に出会うことで広がっていく
良い流れになってくると人は盲目的な感覚に陥りやすい
物事をあるがままに見る
全ての物事は中立で、意味をつけているのは自分
大人になればなるほど、自分の決まり事や苦手なものがはっきりしてしまい、環境に適応しにくくなる。
感情は自分自身の勝手な常識でできている
当たり前に考えていた物事も、違った見方をすればこんなふうに変わるんだという、気づきのきっかけになってほしい
こんな不安な状況こそ、あえて不安を楽しむと心に誓うことにした。
もちろん、伝統は守ったほうがいいと思う。
しかし、ただ闇雲に昔のものを次の世代に伝えるだけが伝統守るということだろうか?
僕はいつも何かアイデアを構想する時、出会い+ストック+違和感というこの3つのプロセスを大事にしている。
何かに違和感を覚えた時は、ある意味チャンスだ。
取捨選択を迫られた時、何を選べば目的に対して最善かを自分の感覚で知ることが大切
これからの未来は、いろいろな価値観が網の目のように変化していく時代だ。
選択したことが正解か不正解かなんて、わからない。
そのもの自体に意味付けするのは自分
クリエイティブ=創造であり、仕事や日常の出来事で、自分なりの想像を創造に変化させる事は誰でもできることだ
人間の想像力や可能性は無限だ。勝ち負けではないけれど、人間はAIだって作るのだから、それ以上を創造することだって不可能ではないと思う。
自分の中の常識と、それとは対極にある世界を知ることで、本当の自分の中心が見えてくる
自分が子供だった頃はどうだろうか?見るもの触れるもの全てにワクワクし、後先なんて考えず、何でもチャレンジできたはずだ。
本来、人は誰でも子供のようにワクワクして人生を作っていくことができるはずなのに、大人になり、いつしかその感覚を忘れてしまっていく。
したい!という小さな思いこそが、本当の自分の人生が動き出すきっかけになる
自分の経験を通して思うのは、様々な職業を経験したことで、自分が心からやりたいと思うことに少しずつ出会うことができたということだ。
感じたら行動しているんだ

6.商品の紹介