書評

世界最強の商人

1.今日の一言と紹介する本

今日ご紹介するのはオグ・マンディーノの『世界最強の商人』です。

それでは、紹介していきます。

2.本のサマリー

著者、オグ・マンディーノは1923年アメリカで生まれ、第二次世界大戦後にアルコール依存症となり、結婚生活の破綻。しかし、そこから成功哲学の巨匠たちの本と出会い人生が一変。

保険会社で成功した後、雑誌編集者となり、1968年に出した著書、世界最強の商人が世界20カ国で翻訳され大ヒットに。

著者累計で5000万部を売り上げている世界的ベストセラー作家。

本書はストーリーで描かれており、主人公の少年ハフィッドがどのように成功していったのかと、そのために大事にした教えを紹介しています。

人生で成功するために大事な事は一体何なのか?

3.ポイント3点

金持ちになることだけを望んではならない。金持ちになるためだけに働いてはならない。その代わりに、幸せになるために努力しなさい。愛し、愛されるために努力しなさい。そして最も重要な事は、心の平和と平安を得るために努力することだ。

勝利は多くの努力と数え切れないほどの敗北の後にしかやってこない

試みて失敗したとしても恥ずかしく思う事は無い。失敗しない人はいないからだ。失敗しないのは、試みない人間だけだ。

4.岡崎の考察

最初と最後にストーリーがあり、そして間に教えがあるという構成で作られている本書。
ストーリーに関しても、最後にあっといわせる終わり方。その感動的な終わり方に、思わず涙が出そうになりました。ストーリーの内容に関してはもし気になるようでしたら、ぜひお読みになってください。

ここでは世界最強の商人になっていくために大事な事は何なのかということを考察したいと思います。

10巻の巻物からなる教えを実践することで大成功を収めた主人公。その10の教えをまとめるとこのようになります。

 

【10の教え】
①私は今日から、新しい人生を始める
②私は今日という日を心からの愛を持って迎えよう
③私は成功するまでがんばり抜く
④私はこの大自然最大の奇蹟だ。
⑤私は今日が人生の最後の日だと思って生きよう。
⑥私は自分の感情の主人になる
⑦私は世間を笑おう。
⑧私は自分の価値を100倍にする
⑨私は今、行動する。
⑩私は導きを求めて祈る。

 

キーになるのは、「私は」ですべての文章が始まっているということ。
この巻物には必ずあなたが実践するためにこの文章を音読しなさいと紹介しています。つまりアファメーションになっているのです。

私が書評を作るときには、音声入力を使って文字起こしをしているんですが、確かにこれらのワードを音読しているとそれだけでやる気になります。
巻物の中で紹介されている文章に、こういったものもあります。試しに音読してみてください。(周りに人がいなければ。笑)

木の王様であるオリーブの木が育つには、何百年という歳月が必要だ。玉ねぎは9週間で育つ。私はこれまで玉ねぎとしての人生を送ってきた。それは喜びとは言えなかった。私は今、最強のオリーブの木になりたい。実は最強のセールスマンになりたいのだ。

私は絶対に敗北を考えない。私の辞書には次のような言葉もない。やめる、できない、力不足、不可能、問題外、失敗、実行不能、希望なし、撤退。なぜならば、これらは愚か者の言葉だからだ。
人間だけが笑う才能を与えられている。それは好きな時にいつでも使える私の財産だ。今日から、私はよく笑う習慣を身につけよう。私の夢は無価値だ。私の計画はゴミだ。私の目標は無駄だ。どれも皆、行動が伴わなければ全く無価値なのだ。

いかがでしょうか?

これだけでも行動したくなるような感覚がありませんか?
ただ目視して読むだけでも十分価値あるものですが、本を声に出して読むことで思考に入りやすいのでしょう。
定期的に開いて、声を出して読みたくなる一冊。

やる気を出したい、勇気を持ちたい、そういった方はぜひ読んでみてください。

5.気になるワード

私は成功するまでがんばり抜く。
貧乏人から大金持ちになるためには、セールスマンという仕事ほど、チャンスがある商売、あるいは職業はない
もし商売の原則を自分のものにしてしまえば、誰もが短期間のうちに手持ちのすべての商品を得ることができる。
富はお前の人生の目的ではない。
本物の富とは心の豊かさであって、財布の中身ではない
金持ちになることだけを望んではならない。金持ちになるためだけに働いてはならない。その代わりに、幸せになるために努力しなさい。愛し、愛されるために努力しなさい。そして最も重要な事は、心の平和と平和を得るために努力することだ。
他人に喜びをもたらすために、富は良いものだ
成功するためには障害はつきものだ。
勝利は多くの努力と数え切れないほどの敗北の後にしかやってこない
挫折こそ前進するチャンス
試みて失敗したとしても恥ずかしく思う事は無い。失敗しない人はいないからだ。失敗しないのは、試みない人間だけだ。
成功しようとする決意が十分に固まれば、失敗する事は無い。
お前が自分自身の力で、世界で最も豊かで最も偉大なセールスマンになった方が、よほど良いことなのだ。
10の教え
①私は今日から、新しい人生を始める
②私は今日という日を心からの愛を持って迎えよう
③私は成功するまでがんばり抜く
④私はこの大自然最大の奇蹟だ。
⑤私は今日が人生の最後の日だと思って生きよう。
⑥今日、私は自分の感情の主人になる
⑦私は世間を笑おう。
⑧私は自分の価値を100倍にする
⑨私は今、行動する。
⑩私は導きを求めて祈る。
私は忍耐という能力を発揮しなければならない。
木の王様であるオリーブの木が育つには、何百年という歳月が必要だ。玉ねぎは9週間で育つ。私はこれまで玉ねぎとしての人生を送ってきた。それは喜びとは言えなかった。私は今、最強のオリーブの木になりたい。実は最強のセールスマンになりたいのだ。
失敗者と成功者の間にあるたった1つの違いは習慣の違いだ。良い習慣はあらゆる成功のカギである。悪い習慣は失敗に通じる鍵のかかっていないドアのようなものだ。
私は良い習慣を身に付け、その奴隷になる。
習慣は別の習慣によってのみ変えることができる
私は新しい人生の成長を妨げるような事は一切しないと、厳かに自分に誓う。
私は他の人々の声に、どのように対応すれば良いのだろうか?それは愛を持ってだ。なぜならば、愛は人のハートを開く私の武器であるだけでなく、愛は憎しみの矢と怒りの槍を跳ね返す私の盾でもあるからだ。
私は敗北するためにこの世に生まれてきたわけではない。
今日から、私は毎日の努力を硬い樫の大木に加えられるほどの一撃だと考えよう。最初に打ち込んだ一撃では、生は微動だにしないだろう。第二撃も、そして第三撃も同じだ。それぞれの一撃は無力であり、何の結果ももたらさないように見えるかもしれない、しかし、この子供のような一撃が繰り返されることによって、樫の木はついには倒れる。私の今日の努力もまさにこれと同じなのだ。
私は絶対に敗北を考えない。私の辞書には次のような言葉もない。やめる、できない、力不足、不可能、問題外、失敗、実行不能、希望なし、撤退。なぜならば、これらは愚か者の言葉だからだ。
私たちは皆違っている。私は唯一かけがえのない存在なのだ。
私は自分のエネルギーを今この瞬間の仕事に集中させる。
家庭内の問題は家庭に置いておこう。家族の事は市場にいる時は考えない。なぜならば、家庭の問題を考えると、私の思考が鈍るからだ。また、市場の問題は市場だけんかぎ楼。家庭に入る時は市場のことを考えない。なぜならば、市場の問題を家庭に持ち込むと、私の愛がしおれるからだ。
市場と家庭はそれぞれに切り離そう。
今日なすべき事は今日のうちにしてしまおう。
日々を生産的にするためには、どのようにこうした感情を支配すれば良いのだろうか?気分が良くなければ、その日は失敗に終わるだろう。
弱者とは、自分の感情が行動を支配するのを許す人のことである。
強者とは、自分の行動によって感情を支配するとのことである。
自分はこの程度で精一杯だと自己満足できるのは、能力のない人々だけだ。
あらゆる生物の中で、笑うことができるのは人間だけだ。
人間だけが笑う才能を与えられている。それは好きな時にいつでも使える私の財産だ。今日から、私はよく笑う習慣を身につけよう。
私の今日の心配事など、10年も経てば、取るに足らないことに見えるのではないだろうか?
私はあらゆる災難から救出し、バランスのとれた人生と導いてくれるだろう。それはこんな言葉だ。
これもまた過ぎ去ってゆく
笑うことができさえすれば、私は決して貧乏にはならないだろう。
私は今日の目標設定をしてから今週の目標、今月の目標、今年の目標を次々に設定し、最後に人生の目標を設定する。
私の夢は無価値だ。私の計画はゴミだ。私の目標は無駄だ。
どれも皆、行動が伴わなければ全く無価値なのだ。
私は今日の仕事を後回しにして、明日まで持ち越すとは思わない。明日は決してやってこないと私は知っているからだ。
私は成功に飢えている。私は成功と心の安らぎに乾いている。もし、行動しなければ、私は失敗、悲惨、不眠の人生の中で滅亡してしまうだろう。
成功は私を待ってはくれない。
何度でもくじけずに挑戦する習慣が身に付くようお導き下さい。

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