書評

おっさんJリーガーが年俸120円でも最高に幸福なわけ

1.今日の一言と本のサマリー

自分は本当にこのままでいいのか?多くの人は自分の人生に100%の満足はせず、ある程度の妥協で生きているもの。だからといって悪いということでは無いですが、残念ながら自分だけはごまかすことができません。

子供の時からの夢ってどんな夢がありますか?
プロ野球選手になる。
お花屋さんをやる。
俳優になる。

普通の人なら途中で諦めてしまう夢。しかし今日ご紹介する書籍の著者、安彦先生は違いました。なんと39歳からJリーグを目指し、実際にプロでプレーをしているのです。テレビでも話題となっている安彦先生の初出版。ご紹介していきます。

2.ポイント3点

人生はアップダウンじゃなく紆余曲折。

人生に練習も本番もない。あるのは今この瞬間にベストを尽くすことだけ

本当に大事なものより保身を優先した瞬間、その人は廃人になる

3.岡崎の考察

10代、20代とプロサッカー選手を目指し、ブラジルにまで渡った安彦先生。しかし怪我により、20代でプロへの道を諦めることに。25歳で大宮アルディージャの通訳の仕事について以降、日々の生活の中で、サッカー選手になりたかった過去の記憶を消して生きていたといいます。

そして、39歳で一念発起。年収1000万を捨て、年収120円のプロサッカー選手への転身。そんな劇的な安彦先生ですが、この書籍の中で様々なエピソードを伝えてくれています。特に印象に残った5点をご紹介する形で書評としたいと思います。

①バッターボックスに立ちなさい
子供たちへのサッカー指導を行っていたという安彦先生。そこで生徒がクラウドファンディングに挑戦し、1500円の本を買うというチャレンジをしたそうです。残念ながら結果は300円。しかしこの出来事に衝撃を受けたそうです。
なぜならそれまで生徒たちに、十回の素振りより一回のバッターボックス。何事も考えてばかりでなくチャレンジすることが大事なんだと教えてきていたから。
自分が行っているだけで挑戦していないということに気づき、安彦先生ご自身もクラウドファンディングを使ってプロサッカー選手になるという挑戦が始まりました。まずはやってみること、大事ですね。

②人生を変えたトレーナーの一言
再びJリーガーを目指そう!と決めた時にIWAアカデミーのトレーナー人と出会えたのは大きかったといいます。トレーニングやコンディション維持のために会員制の複合型スポーツジムを使わせて欲しいという嘆願をしに行った際、「アビさん、めちゃめちゃいい筋肉してますね。アスリートですか?」と言われて心にスイッチが入ったそうです。お世辞だったのかもしれませんが、素直に褒め言葉を受け取る。これも大事なことですね。

③勘違いから気づいたこと
年収1000万時代。完全に勘違いしていた、もしくは自分を見失っていたといいます。恵比寿の駅前のマンションの最上階に住み、昼間から打ち合わせと称してワインを開ける。移動はタクシーが当たり前。信念を持って始めた仕事がいつの間にかお金の為、贅沢な生活を維持するためのものになっていた。困る事はなくても、充実感もない生活。結果的に本当にやりたい事は何なのかと考えるようになったそうです。

④100年構想
大きな事で言うと、「100年後からのありがとう」が欲しい。100年続いているものって凄いですね。2、3年で消えていく流行のものとは訳が違います。だから流行のものではなく、100年後にも語れる人を本気で目指したいといいます。
今の日本の豊かさは、戦後多くの方々が復興に一生懸命になってくださったおかげであります。これからの日本の豊かさを作っていくのは、今の我々の努力ですね。

⑤コロナ禍で行動の自粛をしても思考の自粛はしない
コロナ禍でも、僕はネガティブになることなくポジティブに生きている。もともとクラブからお金をほとんどもらっていない分、改めて不安になる様子もない。これぞ持たざる者の力だろうか。コロナ禍だと言って思考までネガティブになる必要は無い、本当にその通りだと思います。思考の自粛は今すぐやめましょう。
当初はコロナも直に収束して、元の生活に戻れると思っていた方も多いと思います。しかし残念ながらそれは難しそうです。そういう中でこそ、コロナ後の生き方を楽しく想像するのも大事なのではないでしょうか。

ただの話題の人の本というレベルではなく、しっかりと中身がありお勧めできる書籍でした。

4.気になるワード

どんな優秀な詐欺師でも、自分の心だけは騙せない。
何事も始めるのに遅すぎる事なんてない
根拠のない自信が世界を変える
不安と心配がその行動を止めてしまいます。成功することだけを考え、起きてしまう現実をチームのプラスにします。
人生はアップダウンじゃなく紆余曲折。
痛い、辛い、きつい。気を読めれば、そんなワードがいくつも出てくる。大事なのは、そうしたワードを一瞬で消しされるかどうかだ。
本当に大事なものより保身を優先した瞬間、その人は廃人になる
あきらめることを忘れた
迷いは行動前、悩みは行動後
人生に練習も本番もない。あるのは今この瞬間にベストを尽くすことだけ 

5.商品の紹介