書評

バカなのにできるやつ、賢いのにできないやつ

1.今日の一言と本のサマリー

あなたは迷路ゲームをしたことがありますか?

迷路ゲームの目標はできるだけ短距離で、かつ短時間で解くこと。しかし人生という迷路ではこのルールが変わります。人生というゲームではできるだけ短時間で解こうとしても、間違えずに一発で線を引く事はなかなかできません。むしろ最終的には失敗を含めて全部潰した者が勝者となります。

なぜなら、失敗も含めた全てを経験した人生の方がネタが増え持ち駒が増えるから。寄り道の中にこそ、価値があるのです。多くの人は賢く、間違わないように人生を生きようとするから結果的にうまくいかない。

うまく人は寄り道しても、構わないから一生懸命に挑戦する人。まず行動しよう!という気にさせてくれる書籍、『バカなのにできるやつ、賢いのにできないやつ』をご紹介していきます。

2.ポイント3点

馬鹿でも成功できるのではない。馬鹿だからこそ成功できるのだ。

仕事が遅いことより、スタートが遅いことで嫌われる。

考えすぎて動かないのではない。動きたくないから考えるふりをしているだけだ。

3.岡崎の考察

その通り!としか言いようがない大共感の1冊。特にお伝えしたいと思った4点をご紹介していきたいと思います。

①もう少し考えてから動け!は、新人にとって褒め言葉
新人は、間違わないように慎重に行動してしまいがち。
上司からの指示に対して最もやっていけないのは、
納得できません
質問が3つあります
本当にやるんですか?
と回答すること。
これらのセリフを聞いた上司や先輩はその新人を完全に諦めてしまいます。新人はなりふり構わずまずやってみること。だから、もう少し考えてから動けと言われるくらいで、初めて高く評価されるのです。

②失敗すると別の武器が獲得できる
失敗を恐れる人は多いですが、失敗することで得られるものが3つあります。
それは、①課題②やる気③思いやり、です。
やってみるだからこそ課題が見つかりますし、もっとやってやろうというやる気が出ます。また失敗を通して人の気持ちもわかるようになるもの。失敗を恐れる必要は無いのです。

③出世する馬鹿は、はい!のスピードが猛烈に早い
文字通り返事の早さはもちろんですが、はいの一言も、はいと答えるようではスピードが遅いです。まずは猛烈に一つ一つの行動のスピードを上げましょう。返事1つで相手の印象が変わる物。0秒の返事は上司の頭に、いいやつの印象を包み込みます。

④誰もやりたがらない仕事こそ、間髪入れずに挙手する。
誰もやりたがらない、めんどくさい仕事や、大変な仕事はいくらでも存在するもの。そこでいの一番に、自分があります!と答えると周りからの評価は、あいつ変わってるよな、あいつのおかげで助かったと思われます。
言い方を変えると一目置かれる存在になるわけです。誰もやりたがらない仕事ほど目立つ仕事はありません。めんどくさい仕事やってくれる人が必要不可欠な存在になれると覚えておきましょう。

結構厳しいこと言っているんですが、それでいて嫌感なく受け入れられるから千田先生の本はすごいなと、心から思います。お勧めの1冊です。

4.気になるワード

仕事が遅いことより、スタートが遅いことで嫌われる。
ちょっとバカにはかわいげがある
締め切りを守れない原因は力不足。締め切りを守った仕事だけが評価の対象になる
行動する馬鹿をとことん貫くと、いずれ行動する秀才になる。
考えるだけの秀才がとことん貫くと、いずれプライドの高いバカになる
考えすぎて動かないのではない。動きたくないから考えるふりをしているだけだ。
やらなくてもわかる。と言い始めたら、親父になった証拠
普段聴いている言葉で人生が決まる。
サラリーマンが素晴らしいのは、大失敗しても所詮クビで済むことだ
優秀なのに出世できなかったのではなく、出世した人間こそが優秀なのだ。
馬鹿でも成功できるのではない。馬鹿だからこそ成功できるのだ。馬鹿を自覚しているなら、せめて口だけは固くしよう。
リーダーとは、突破口を開く人の事
人を動かすのは、今期より圧倒的な思い込み。
誰よりも失敗してから成功すると、将来本を出せる。

5.商品の紹介