書評

迷路の外には何がある?―『チーズはどこへ消えた?』その後の物語 チーズはどこへ消えた?

1. 今日の一言と紹介する本

杉浦誠司さんという文字職人の方からこんな話を聞かせていただきました。

ウサギとカメの話で、なぜカメが勝ったのか?
それはカメはウサギではなくゴールを見ていたから。
実はその後の後日談があって、もう一度カメとウサギは勝負をして当然だけどウサギが勝ちます。するとカメが大喜び。
その姿に腹を立てたウサギがカメに聞きます。

なんでそんなに喜んでるんだ?

だってさっきよりもタイムが良かったからさ。
どこまでいってもカメはゴールと自分の成長を見ていたと言うのです。

その姿を見てウサギはもう一度レースをしようといます。
そこで亀は、陸だけではつまらないから海も入れよう。と提案します。
当然ですが海ではカメの方がはるかに速いわけですが、そこで2人に奇跡が起きました。
水の上ではカメの上にウサギが乗り、陸ではウサギの上にカメが乗り、一緒にゴールをしたのです。さらに今までにない最高タイム。
2人は一緒に達成できたことを喜んだと言うのです。

こういった後日談はとても考えさせられるものがあります。

そこで今日は、『チーズはどこに消えた?』の後日談、『迷路の外には何がある?』をご紹介していきます。

2. 本のサマリー

前作、『チーズはどこに消えた?』は、状況が変わったときにまず1番最初にするべき事は行動であり、考えて悩んで分析して行動しないと言うありがちな姿勢を改善させてくれるすばらしい一冊でした。
なんと世界で400万部と言う世界的なベストセラーになっています。
その続編に当たる本作。

主人公たちは小さな迷路の中で過ごし、気がつけば現れるチーズを食べて過ごしています。
ある時主人公は気がつきます。最近チーズの量が減ってきている…いくら探しても見つからない新しいチーズ。
前回同様、行動はしてみるもののそれでも現状は変わらない。
一体何を変えればこの変化を乗り越えることができるのか?
物語で非常にわかりやすい本作をご紹介していきます。

3. ポイント3点

想像力は知識よりも大事だ。
知識には限りがある。
想像力は万物を包み込む。

あなたの足を引っ張る信念がある
あなたを向上させる信念もある

自分が考えたことを全て信じる必要はない

4. 岡崎の考察

問題解決ができない1番の原因は何なのか?

行動をしていないこと?
人材が足らないこと?

様々な原因が考えられますが、ときには考え方を変えられないことが、問題解決できない原因であることがあります。
〇〇でなければならないと言う固定概念が問題解決の邪魔をしてしまうと言うことです。

例えば私は長くバーテンダーをやっていました。
というか今でもできるんですよ(笑)

するとバーではちゃんとしたグラスを使って提供しなければならないと言う固定概念があり、パーティーの時などもスピードよりもクオリティ重視で提供していた時期があります。

結果どうだったか?
お客様が求めていたのは仲間と楽しくお酒を交わす時間であって、きれいなグラスでカクテルを飲むことではありません。
スピードが遅いと多くのお客様に怒られる結果になってしまいました。
時にはクオリティよりもスピードが重視されることもあるのです。

今ここまで結果を作れた原因は今までの考え方です。
逆に、ここまでしか結果を作れなかった原因も今までの考え方です。
本書の中ではそれを信念と言っていますが、すべての信念が正しいわけではなく、理想の結果を得るためには、変えなければいけない信念もあることを考えさせられる1冊でした。
最近、頑固になってるなと感じる方がもしいたら、ぜひ読んでみていただきたい1冊だと思います。

5. 気になるワード

やっても無駄よ。不可能なことを信じるなんてできないもの。
多分それほどあなたはやってないと思うわ。
想像力は知識よりも大事だ。
知識には限りがある。
想像力は万物を包み込む。
物事は変わることがあるし、決して元には戻らない。
人生は進んでいく。僕らも進まなくてはならない
すべては僕次第だ。
自分でなんとかしなければならない。
大丈夫。思い込みを捨ててやってみればいいのよ
従来通りの考え方をしていては新しいチーズは見つからない
僕は自分の考え方を変えたくないんだ!これを変えてしまったら、僕はどうなる?僕は僕じゃなくなる!
信念とは、自分が真実だと信じる考えのことである
古い信念はあなたを囚人にしかねない
あなたの足を引っ張る信念がある
あなたを向上させる信念もある
あなたは考えを変えることができる
新しい信念を選びとることができる
あなたとあなたの信念はイコールではない
あなたは自分の信念を選ぶことができる
あなたが信じられることに限界はない
以前にやっていたやり方がうまくいかないということだ。
全く違うことをする必要があった。
それは、全く違うものの見方をする必要があるということだった。
考えを変え、新しい信念を得る必要があった。
あるかどうかわからなくてもあると信じなければならない時もある
新たな探索に乗り出すのに古い荷物はいらないわね
自分が考えたことを全て信じる必要はない
迷路から出る事は自分の古い信念の檻から出るのと同じことだった
迷路から抜け出す方法
あなたの信念に気づこう。
あなたが考えたこと全てを信じてはいけない。
役に立たない事は捨て去ろう。
迷路の外に目を向けよう。
新しい信念を得よう。
あなたが信じることに限界は無い。
信念が持つ、人の足を引っ張りもすれば向上させもする恐るべき力に思いを巡らせた。
人はその信念を変えることもできるし、その場合でも、その人はその人であることに変わりはないと言う感動的な発見についても。
狭量な物の見方のせいでトラブルに見舞われる
どんな信念でもテストしてみる価値がある
信念によっては足手まといになって、最高の自分でいられなくしたり、我々を仲違いすらさせるものもある

6. 商品の紹介