書評

37歳独身年収300万円 知っておきたいお金のこと

1.今日の一言と本のサマリー

最近しみじみと感じるのは、社会人として中盤戦を迎えたんだなということ。そんな深くは考えてないんですけどね…とは言え現役で働ける期間を考えたら折り返し地点に来たのかな、なんて思ってます。

今日はそんな人生の中盤戦にちゃんと考えておきたいお金のこと。実は年収800万円を超える高収入の世帯ほど、こうした備えのない家計なっていく傾向があります。

気をつけないと、せっかく稼いでいるのに全くお金が残っていない、なんてことも。それではご紹介していきましょう!

2.ポイント3点

本気を出せば、貯金できる。そう思っているなら、要注意

正直に言って、貯金ができる仕組みづくり、お金を増やすための取り組みに魔法や裏技はありません。

お金が貯まる強い家計は、消費が70%、浪費が5%、投資が25%

3.岡崎の考察

お金に関する本はいくつも読んできましたし、ここでもご紹介してきました。結論から言えばかなりの良書だと思います。突飛な話でもなく、メンタルという話でもありません。かなり具体的に対応策が書かれています。

①お金を貯めれない人の特徴
まずは、お金を貯められない人の特徴から。
・特売品を買いに行くと、ついでにほかのものも買ってしまう
・誘われたら、現金の持ち合わせがなくても飲み会に参加する
・時間を守るつもりが、つい遅れてしまう
・レシートはもらわないし、財布の中身も気にしない
・老後の事と明日の事、心配なのは明日の方
いや、耳が痛いです。

会社員時代の僕はすべてしっかり当てはまります(笑)
このことに対する対応策は、自分にある弱さを自覚すること。自分はお金がたまらない人の行動習慣、お金の基本から逸脱してした行動が習慣になっていることを受け入れる事からがスタートです。基本的に、私たちの心理は非合理で、目先の欲に負けてしまうということを自覚しましょう。

②お金の不安のない強いかけを作るための3つのアドバイス
基本的な3つのことをまず抑えましょう。
1、支出を抑えること
2、収入を上げること
3、貯蓄を増やすこと
投資を行うのはこの後です。慌てて投資をしたところで、支出が抑えられていなければどんどんとお金ばかりかかってしまいます。先述したお金がたまらない習慣を改善するところからしていきましょう。

③自己投資する
40代に向かう3年間でお金の基本を身に付け、将来に備えていくのはもちろん重要なことです。しかし、世の中は変化していきます。私たちの親世代のように就職以来、同じ会社で働き、人にあげるような働き方が減っていく一方で、自分を磨き、稼ぐ力=人的資本を伸ばすことが求められる時代になっていきます。

30代後半は、20代から30代前半で培った能力、積んだ経験を土台にして、将来に向けた人的資本を充実させる時間が豊富にある時期。キャリアアップにつながる学び、転職や独立の準備、資格取得のための勉強、副業のための試行錯誤などに、時間とお金を使い、自己投資を行うべきでしょう。節約ばかりに目を向けないように気をつけてください。

③ お金を増やすためにできること
基本的にお金を増やすためにできる事は、大きく分けて次の3つしかありません。
1、毎月の収入金額を上げる
2、毎月の支出金額を減らすこと
3、運用などでお金を増やすこと

特に運用に関して言うと、可能な範囲でお金に働いてもらうという事の取り組みを始めることが大事です。キーワードは可能な範囲で。焦って大きな金額を動かすのではなく、できることから、小さくて良いので積み重ねていきましょう。

長期運用は時間が味方になります。IDeCoや積み立てNISAなど安定した、そして勢が優遇される投資制度があります。メリットは、分散投資になっているので安定すること、そして特にやる事は無いので自分の本業に集中できること。
気をてらった投資を行うよりも、まずはコツコツと積み立てることからやってみることがお勧めです。個人的には本業を大事にして、将来を見据えたプラスαとしての投資をお勧めしています。大きく稼ぐのはビジネス、将来の安定した収入はゆっくり積み立てた投資、というスタイルが合理的なのではないでしょうか。

お金の基本を押さえたい、そう考えている方にお勧めできる1冊です。

4.気になるワード

社会に出て基盤を築く20代、そろそろ社会人としての終盤戦を考え始める50代と比べて、30代半ばから40代にかけての生き方は本当に人それぞれ。当然、お金との付き合い方もバラバラです。
実は年収800万円を超える高収入の世帯ほど、こうした備えのない家計なっていく傾向があります
私は30代、40代で投資を始めることには賛成です。将来に向けて、まとまった額の蓄えを作るには欠かせない選択肢だといえます。ただし、目の前の家計の棚卸しをしないままの見切り発車でも、当時はうまくいかないケースがほとんどです。
本気を出せば、貯金できる。そう思っているなら、要注意
初心者が功を焦りながら成果が得られるほど、投資の世界は甘くありません
支出を収入よりも減らし、貯金を増やす。貯金の1部をコツコツ投資で運用していく
正直に言って、貯金ができる仕組みづくり、お金を増やすための取り組みに魔法や裏技はありません。
客観的に見れば、やるべきだとわかっているのに行動に移すことができない状態を改善するには、現状維持バイアスというものがあると知ること
ポイントは、自分にある弱さを自覚していること
お金がたまらない人は、お金の基本から逸脱してしまう行動が習慣になっています。
基本的に私たちの心理は非合理で、目先の欲に負けてしまう
お金の不安のない強いかけを作るための3つのアドバイス
①支出を抑えること
②収入を上げること
③貯蓄を増やすこと
大事なのは、お金に関する知識を深め、これをやりたい!という本気になれる何かを持つこと。
自己投資とは、将来の自分自身にリターンなどお金の使い方
大切なのは、使ったお金にどれだけの意味があったかを振り返ることです。
やりたいことが見つかった時、必要になると思うからです。
本気で取り組みたい何かができた時、貯金があれば思い切って飛び込むことができます。
お金で困らないようになるための秘訣は、意識を変えること
収入はそこそこあるのに、貯金ができていない人たちは、稼げてしまうが故に、支出を意識する重要性に気づかずにいます。
後でまとめてやろうと思うとやらなくなる
大切なのは、1度の浪費で今月はもういいやとならないこと
食費を制するものは、家計を制す
家計の把握に焦りは禁物です。
変動費の節約は持続しづらく、固定費の節約は最初は大変でも効果が長く続く
大事なのは振り返って、作り方について考えること。
お金の不安がある家計になっている人は、失敗を失敗だと気づかないままお金を使い続け、しかも何回も繰り返してしまいます。
お金が貯まる強い家計は、消費が70%、浪費が5%、投資が25%。
ガチガチの節約を目指すこと、一切の無駄を省こうとする支出の削減は避けましょう。人として成長していくためには、遊びが不可欠です。
生きたお金を使える人になってほしい
買いたいな!欲しいな!と強く思った時ほど、本当に必要?と問いかける
お金を増やすためにできること
1、毎月の収入金額を上げる
2、毎月の支出金額を減らすこと
3、運用などでお金を増やすこと

5.商品の紹介