書評

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

1.今日の一言と紹介する本

散歩を習慣にしようとしている岡崎です。おかげさまでちょっとずつ体重が減ってきました。

移動距離×体重でおおよその消費カロリーが出ますから、毎日のウォーキングで消費されるカロリーはおよそ200キロカロリー。脂肪100グラムのカロリーは700キロカロリーなので毎日続けたら1週間に200グラムずつ減っていく計算。

頑張ります!

それでは今日の書評『世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく』をしていきましょう

2.本のサマリー

売れてる問題解決の本!シリーズ50万部突破。

著者渡辺健介先生マッキンゼーにいて経営コンサルティングをしていた経歴があります。日本や世界を代表する企業の戦略を立てる時も、本書に書かれている手法を使っていたそうです。そしてその手法は、個人の問題を解決するためにも必ず役に立つ。

この本で紹介する、考え抜く技術、そして考え抜き行動する癖を身につければ、たとえば苦手な教科を克服する、仕事で良い成績を残す、日常生活で直面する様々な問題を解決出来るようになります。

さぁ、一緒に問題解決の思考法を楽しく学びましょう!

3.ポイント3点

評論するのは簡単だけど、実行するのは難しい。いくら偉そうなことを言っても、できなければ意味がない。

なぜを繰り返し問いかけていくことで、解けなかった原因が具体的に見えてくる

問題解決とは、平たく言えば、現状を正確に理解し、問題の原因を見極め、効果的な打ち手まで考え抜き、実行することです。

4.岡崎の考察

非常にわかりやすく問題解決の手順を示している本書。

2つの事例を使って、問題の原因を見極め「打ち手を考える方法」「目標設定し達成する方法」を紹介しています。

そこで今日は問題の見極める方法をご紹介していきます。

1、原因としてあり得るものを洗い出す
原因としてあり得るものを細かく分解していきましょう。

例えば、部屋が汚いのなら、
・部屋を片付ける時間がない
・片付けておくスペースがない
・片付け方がわからない
といった具合にいくつかの原因を出していきます。
これをツリー状に記載していくことでその問題が起こっている原因を全て洗い出していきましょう。

2、原因の仮説を立てる
まだ正しいかどうかわからないけれど、これが答えじゃないかと思える仮の答えを作っていきましょう。
例えば、なぜ時間がないのか、ということの答えは残業時間が多くて家を片付ける時間に当てられていないとか、遊びに時間を使い過ぎて、部屋の片付けまで時間が回っていないなど考えられるでしょう。

3、どんな分析をするか考え、情報を集める
仮説が正しいかどうか確かめることを検証するといいます。検証するためには、判断のよりどころとなる情報や分析が必要です。
例えば、残業時間は実際何時間あるのか?遊びにつかっている時間はどれだけあるのか?など調べていきましょう。

4、分析する
仮説と調べた結果を対比させてみます。
例えば残業時間が多いと仮説していたが、調べてみると実際には大して残業時間がないということも。
仮説した問題が、実際の問題と乖離しているということも多々あるのです。情報収集と分析を行い、原因を明確にすることで、具体的な打ち手を考えられるようになっていきます。日常生活でも様々なニュースや、身近な出来事から、こういった問題を見極めていく練習をする事はできるでしょう。

打ち手を考えたり、目標設定し達成する方法を学びたい方はぜひ書籍を手に取ってみてください。かなりわかりやすく問題解決方法を教えてくれているので学生さんにもお勧めできる1冊でした。

5.気になるワード

問題解決能力があれば、自分で主体的に考え、決断し、行動することができます。
評論するのは簡単だけど、実行するのは難しい。いくら偉そうなことを言っても、できなければ意味がない。
問題解決とは、平たく言えば、現状を正確に理解し、問題の原因を見極め、効果的な打ち手まで考え抜き、実行することです。
なぜを繰り返し問いかけていくことで、解けなかった原因が具体的に見えてくる
皆さんも、日常生活の中で問題が起きたり、夢や目標を達成する途中で壁にぶつかったりする時があるかと思います。そんな時、すぐにあきらめないでください。一旦冷静になって、問題の元は何なのかを考えてみましょう。問題の本質を見極めることができれば、必ず壁を打ち破る方法も考え出せるはずです。
まずは問題の原因は何かを診断し(原因を見極める)、適切な治し方を考えだす(効果のある打ち手を考える)と良いのです。
仮説とは、まだ正しいかどうかわからないけれど、これが答えなんじゃないかと思える仮の答えです。
仮説が正しいかどうか確かめることを検証するといいます。
検証するためには、判断のよりどころとなる情報や分析が必要です。多面的に物事を見る力、本質を見極める力、打ち手を具体的な行動に落とし込む力を鍛えることができるからです。
理解できることと使いこなせることの間には多大なギャップがあります。

6.商品の紹介