書評

医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68

1.今日の一言と紹介する本

不健康になる原因は一体何なのか?

目まぐるしく変わる健康の最新情報。
例えば一昔前にはマーガリンは健康に良いと言われていましたが、今ではトランス脂肪酸が問題となりマーガリンは体に悪いと言うのが定説です。

油を食べても体に脂はつかない。
オリーブオイルをとると痩せる。
お酒を飲んでも短命にはならない。
などなど、意外な事実がわかってきています。

今日ご紹介するのは『医者が教える食事術 最強の教科書

続編の2も出ていますがまずは1からご紹介したいと思います。

2.本のサマリー

巷の健康法は嘘だらけ!
医学博士、牧田先生がお勧めする食事法とは!?
ダイヤモンド社から発売されすでに累計80万部を突破した話題の1冊。
生化学×最新医療データ×統計データから、医学的エビデンスに基づいた、本当に正しい食事法を紹介しています。

健康格差が広がる現代。
その原因の9割は血糖値であるというのが本書の主張です。
血糖値の上下を極力抑え、科学的な物質の摂取を控え、適切に医者に診てもらうことが1番の健康法であると述べています。

具体的に体に良い食べ物や悪い食べ物等を紹介していますが、中には意外な事実もたくさんあります。

皆さんが健康についての正しい知識をつけたいと思うのであれば、読んでおきたい一冊ではないでしょうか。

3.ポイント3点

気にすべきはカロリーではありません。糖質です。

現代社会は気づかないうちに糖質過剰摂取に陥る罠がたくさん仕掛けられています。
そうしたワナから抜け出し、血糖値を大きく上下させないことこそ、太る→ふける→病む、を避ける唯一の食事法です。と同時に、集中力を高め、最大のパフォーマンスを実現する食事法です。

ランチ後すぐに10分歩く。
消化のために食後休むのは体に良くない。
食事制限で痩せると筋肉が落ちると言うのは嘘

4.岡崎の考察

一生良い仕事をし続けるには健康という土台は欠かせないものでしょう。

本書は医療における最新の情報をわかりやすくまとめており、とても勉強になる1冊した。
ただし当然ですが、気をつけなければならない事は、医療系の情報というのは常に書き換えられ続けていると言うことです。
単に鵜呑みにするのではなく、自分なりに試したり勉強を続けることが重要でしょう。その上で脂肪ができるメカニズムはとても面白かったのでここでご紹介します。

食事をとると血糖値が上がります。
ある一定の血糖値を過ぎるとその分が脂肪に変わります。
そしてその血糖値を上げる原因になるのは糖です。

つまり糖の過剰摂取を控え、血糖値をコントロールすることで肥満は解消すると言うのです。そのために食べた方が良いものは気になるワードにまとめていますのでぜひ目を通してみてください。
油をとっても脂肪には変わらないというのは驚きでした。

また酒飲みの岡崎としては、飲みすぎなければお酒は体に良いと言うエビデンスはとてもありがたかったです(笑)

寿命は伸びても、健康寿命が短いと言われる現代。健康についての知識は誰にでも必要でしょう。
興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

5.気になるワード

健康格差は毎日の食べ方で決まる
実は糖尿病があると、心疾患や脳疾患、がんや認知症などあらゆる病気にかかりやすくなります。
大きな健康格差が広がっている
不調の原因の9割は血糖値である
自称、健康に気をつかっているビジネスパーソンから聞くこうした工夫は、まさに病気になるための努力と言って差し支えありません。
健康を大事に考えているビジネスパーソンにとって、缶コーヒーは悪魔の飲み物。口にするのは絶対に避けたほうがいいです。
血糖値が高い状態が肥満を作る
知的なビジネスパーソンがエビデンスのある健康づくりに励もうと思ったら、血糖値をコントロールすると言うテーマを第一に掲げるべき
血糖値がぐんと上がると、セロトニンやドーパミンといった脳内物質が分泌されて、ハイな気分になります。
酒飲みは短命ではない
野菜を多くとっていれば長命である
ご飯をたくさん食べていると短命である
肉や魚などの動物性タンパク質はほどほどにして、大豆の植物性タンパク質は積極的に取った方が良い
健康格差社会を生きる上で、食事は最強の教養です。
カロリーと肥満は関係ない
コレステロール値は食事ではほとんど変わらない
プロテインやアミノ酸は腎臓を壊す
糖質が太る唯一の原因
脂肪は食べても太らない
同じ量なら、まとめて食べるよりもちょこちょこ食べた方が太りません。
果物は太る
疲れた時に甘いものをとるのは逆効果
『体に良い食べ物』
オリーブオイル
ナッツ
ワイン
チョコレート
大豆
チーズ
ブルーベリー
コーヒー(※挽き立てのブラック)

生もの
食事制限で痩せると筋肉が落ちると言うのは嘘
同じ糖質であっても悪性度が違い、中でも液体は最悪。なぜなら、人間本来の消化、吸収システムを全く無視しているからです。糖質を取るときは、自然の形に近いもの、よく噛む必要があるものを少量食べるに止めましょう。
毎日の食生活では、血糖値の振れ幅をなるべく小さくすることが重要です。
特に、はらぺこ→どか食いは、太る→ふける→病むのもと。少しずつ回数多く食べることを心がけてください。
海藻やキノコを積極的に食べる
オリーブオイルは痩せる
グルテンフリーが健康食というわけではない
グルテンフリーは糖質フリーではない
果物をジュースにしてはいけない
液体は過剰な量の糖分が入っている
動脈硬化を進行させ心疾患の原因になりますので、マーガリンを口にするのは避けましょう。
今はアメリカでも、卵を控えようとは言わなくなりました。
ちゃんと睡眠をとっているのに午後いつも眠くなる人は、糖質の取りすぎが原因かもしれません。
ランチ後すぐに10分歩く。
消化のために食後休むは体に良くない。
食事後すぐに運動すると、血糖値が上がらないことがわかっています。
飲める人は大いに、弱い人はそこそこに、毎日お酒を楽しんだらいいと思っています。もちろん飲み過ぎは別です。と言うのも、お酒を飲んだ方が血糖値が上がらず太らないと言うエビデンスがあるからです。
老化現象の真犯人= AEG
ポリフェノールで若返る
一時期リノール酸が健康に良いとされ、とうもろこしやひまわりを原料とする油がもてはやされたことがありました。ところが、今では動脈硬化を進行させることがわかっています
体温が下がれば免疫力が落ち、がんを含め、あらゆる病気にかかりやすくなります
生きがいを持つ
チョコレートを食べる
カカオ成分の多いチョコレートには血圧を下げる効果がある
良い仕事をするためには、なによりも健康が大事ですよ。
第一に、気にすべきはカロリーではありません。糖質です。現代社会は気づかないうちに糖質過剰摂取に陥る罠がたくさん仕掛けられています。
そうしたワナから抜け出し、血糖値を大きく上下させないことこそ、太る→ふける→病む、を避ける唯一の食事法です。と同時に、集中力を高め、最大のパフォーマンスを実現する食事法です。
第二に、私たちが誕生したときにはなかった不自然な化学物質を避け、酸化や糖化から身を守り、本来備えている免疫力を引き出しましょう。
第三に、早期にがんなどの病気を見つけられる確実な検査を受けてください。

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