書評

子どもを叱りつける親は失格ですか?

1.今日の一言と本のサマリー

結婚されている方、お子さんがいらっしゃる方はどのぐらいいるのでしょうか?僕ですが、子育てには結構興味あります。

今日ご紹介する書籍は、『子どもを叱りつける親は失格ですか?

私って子育てに向いてない母親なんだろうな…
うちの子たち私に育てられて幸せなんだろうか…
どうしてもっと毎日穏やかに子育てできないんだろうか…

そんな悩みを持っているお母さん、お父さんのために書かれた1冊。怒って自己嫌悪の毎日から抜け出す処方箋コミックエッセイをご紹介していきます。

2.ポイント3点

あなたが抱いている、〜すべき!という価値観って、我が子にとっても正解でしょうか?

忘れてはいけない事は、今の夫婦の関係が、お子さんにとって、育った環境になることです。

女性は気づいて欲しい…
そこに愛情感じる
悲しいかな…
男は気づけない生き物なんです…

3.岡崎の考察

このサロンの中でも子育て関係の方はいくつか紹介してきましたが、お母さんだけではなくお父さんにも読んでほしいと思える書籍でした。

子どもが大切だからこそ叱ってしまう。怒ってしまう。

しかし叱ったり怒ったりしても、残念ながら解決しない日々…100%の解決策は無いにせよ、解決できる可能性を少しでも上げることが出来るなら、それはとても価値があることではないでしょうか。そこで今日は、イラっとしたらすぐできる心の切り替え技をご紹介していきます。

①子どもの言ったことを認めてみる
子どもがわがままを言っているときに、つい批判的に聞いてしまう。まずは子どもの言ったことを認めてみましょう。お菓子を食べる!と言われたらそうだよね、食べたいよね。と受け入れてみる。健康のためにお菓子ばかり食べるべきじゃないという正論を押し付けても子どもには聞きません。まずは食べたいという気持ちを汲み取ってあげましょう。

②子どものイヤイヤは、自己主張であると心で唱える
なぜ子どもにイヤイヤ期があるのか?それは大人に自分の存在をアピールしているからだそうです。本当に嫌なのではなく、自己主張。何かをさせようとするよりも、まず子どもの存在を受け入れ、抱きしめてあげるのが良いといいます。

③イヤイヤしてない時は褒めまくれ!
子どものイヤイヤ期は、自己主張から来ると先述しましたが、であるならば些細な事でも褒めてあげて、本人の自己肯定感を上げてあげましょう。ちゃんと見てもらえているところから、イヤイヤの回数が減っていくはずです。

④怒りが止まらない時は限界のSOS。助けてと言おう。
子どもの世話、夫の世話、それに家事。ママはやることがいっぱいです。ひとりで抱え込んでしまっていると心が疲弊してしまい、いつか必ず限界が来ます。夫に助けを求めると良いでしょう。
しかし、夫も外で働いて疲れている…すると話を聞いて欲しくてもなかなか聞いてくれない、なんてこともあるのではないでしょうか。

その時のコツは2つ。

1つ目は助けてと素直に言うこと。何かをしてほしいということよりも先に、助けてほしいと伝えましょう。夫にとって妻の助けになれるという事は最大の喜びです。
2つ目は、私はこうして欲しいではなく、私たちはどうしたら良いのか?と主語を変えましょう。夫も妻もそれぞれ別の人格です。当然意見も異なるもの。どちらかの主張を押し通すのではなく、私たち、2人にとってベストは何かを考えるようにしていきましょう。

コミックになっているのでとても読みやすく、共感しやすい1冊になっていました。男性には分かっていない女性の悩み。結婚されている方はさりげなく旦那さんに読ませてみてはいかがでしょうか?

4.気になるワード

常にギリギリ、ネガティブな精神状態だと、怒りの感情を抑えるのが苦手になります。
子どもを叱る時に大切なポイントは、ママがなぜ怒っているのか、を手短に伝えること。それさえ抑えられてるなら、感情的に起こってしまっても良い。むかついた!と正直に言ってもいいんです。
気が済むまでしかり続けてしまう自分に思い当たるママは、まず自分がなぜ怒こっているのかを知る必要がありそうです。なぜなら、怒りを抑えられないあなたに必要なのは、自分を許してあげることだからです。
価値観の整理が、怒ってしまう自分が危機的な状況から脱却する第一歩
あなたが抱いている、〜すべき!という価値観って、我が子にとっても正解でしょうか?
怒ってしまうのも私男だと受け入れる
愛情と不安はいつも表裏一体です。子どもへの愛は毎日湧き出ていますから、同時に、不安も毎日湧き出ているということ。その不安を誰かと共有できないと、どこにも流せなくてたまり続けます。
怒る事は100%間違いではありません。
ママの怒りの根っこにあるものは、子どもが大事!子どもには失敗をさせたくない!という強い愛情です。
人間の価値観は、単なる思い込み
ママはずっと1人で全力でマラソンをしているような状態
女性は気づいて欲しい…
そこに愛情感じる
悲しいかな…
男は気づけない生き物なんです…
いや!が自己主張
怒りすぎたら0歳時でも謝ればいい
決してしてはいけない謝り方。ごめんね、ママが悪かったね。でも、あなたも悪いのよ。
子どもの嘘は2種類あります
①遊びの嘘
②マジの嘘
8歳から10歳の間に脳の動きがころっと変わる
考えたらわかるでしょう。という言葉は壁(9歳前後)を越える前の子に言っても理解できません
言葉ではなく体で吸収する天才たちに、前にも言ったでしょ!考えたらわかるでしょ!は通用しません。
9歳前後までに、親が伝えられることがあるとしたら1つだけです。それは、抱きしめること。
子どもは好奇心の塊!やる前から諦めるという思考回路がない
親がハッパをかけたり、スケジュールを詰め込んだりしすぎると、かえって自然に育つはずの才能の成長が遅れます
子どもはぼーっとしている時間に体験したことをインプットしています。
親が与えてあげられるものはただ1つ、出会いのチャンス。
たとえ親でも見て守る事しか対応できません。今日の子どもの様子を見て、本人が大切にしたいことに取り組める様子を守る(手助けする)のみ。親としては歯がゆい思いもしますが、もしアドバイスをするとしても、子どもが求めてから!
子育ての正解は子どもが教えてくれる。正解は子どもの目の輝きに書いてあります!
私たち子どもじゃなくて実は夫にイライラしてる
忘れてはいけない事は、今の夫婦の関係が、お子さんにとって、育った環境になることです。
今からの時代は当たり前のレールを降りで自由でいいんです

5.商品の紹介