1.今日の一言と本のサマリー
最近しみじみと感じるのは、社会人として中盤戦を迎えたんだなということ。そんな深くは考えてないんですけどね…とは言え現役で働ける期間を考えたら折り返し地点に来たのかな、なんて思ってます。
今日はそんな人生の中盤戦にちゃんと考えておきたいお金のこと。実は年収800万円を超える高収入の世帯ほど、こうした備えのない家計なっていく傾向があります。
気をつけないと、せっかく稼いでいるのに全くお金が残っていない、なんてことも。それではご紹介していきましょう!
2.ポイント3点
本気を出せば、貯金できる。そう思っているなら、要注意
正直に言って、貯金ができる仕組みづくり、お金を増やすための取り組みに魔法や裏技はありません。
お金が貯まる強い家計は、消費が70%、浪費が5%、投資が25%
3.岡崎の考察
お金に関する本はいくつも読んできましたし、ここでもご紹介してきました。結論から言えばかなりの良書だと思います。突飛な話でもなく、メンタルという話でもありません。かなり具体的に対応策が書かれています。
①お金を貯めれない人の特徴
まずは、お金を貯められない人の特徴から。
・特売品を買いに行くと、ついでにほかのものも買ってしまう
・誘われたら、現金の持ち合わせがなくても飲み会に参加する
・時間を守るつもりが、つい遅れてしまう
・レシートはもらわないし、財布の中身も気にしない
・老後の事と明日の事、心配なのは明日の方
いや、耳が痛いです。
会社員時代の僕はすべてしっかり当てはまります(笑)
このことに対する対応策は、自分にある弱さを自覚すること。自分はお金がたまらない人の行動習慣、お金の基本から逸脱してした行動が習慣になっていることを受け入れる事からがスタートです。基本的に、私たちの心理は非合理で、目先の欲に負けてしまうということを自覚しましょう。
②お金の不安のない強いかけを作るための3つのアドバイス
基本的な3つのことをまず抑えましょう。
1、支出を抑えること
2、収入を上げること
3、貯蓄を増やすこと
投資を行うのはこの後です。慌てて投資をしたところで、支出が抑えられていなければどんどんとお金ばかりかかってしまいます。先述したお金がたまらない習慣を改善するところからしていきましょう。
③自己投資する
40代に向かう3年間でお金の基本を身に付け、将来に備えていくのはもちろん重要なことです。しかし、世の中は変化していきます。私たちの親世代のように就職以来、同じ会社で働き、人にあげるような働き方が減っていく一方で、自分を磨き、稼ぐ力=人的資本を伸ばすことが求められる時代になっていきます。
30代後半は、20代から30代前半で培った能力、積んだ経験を土台にして、将来に向けた人的資本を充実させる時間が豊富にある時期。キャリアアップにつながる学び、転職や独立の準備、資格取得のための勉強、副業のための試行錯誤などに、時間とお金を使い、自己投資を行うべきでしょう。節約ばかりに目を向けないように気をつけてください。
③ お金を増やすためにできること
基本的にお金を増やすためにできる事は、大きく分けて次の3つしかありません。
1、毎月の収入金額を上げる
2、毎月の支出金額を減らすこと
3、運用などでお金を増やすこと
特に運用に関して言うと、可能な範囲でお金に働いてもらうという事の取り組みを始めることが大事です。キーワードは可能な範囲で。焦って大きな金額を動かすのではなく、できることから、小さくて良いので積み重ねていきましょう。
長期運用は時間が味方になります。IDeCoや積み立てNISAなど安定した、そして勢が優遇される投資制度があります。メリットは、分散投資になっているので安定すること、そして特にやる事は無いので自分の本業に集中できること。
気をてらった投資を行うよりも、まずはコツコツと積み立てることからやってみることがお勧めです。個人的には本業を大事にして、将来を見据えたプラスαとしての投資をお勧めしています。大きく稼ぐのはビジネス、将来の安定した収入はゆっくり積み立てた投資、というスタイルが合理的なのではないでしょうか。
お金の基本を押さえたい、そう考えている方にお勧めできる1冊です。
4.気になるワード
①支出を抑えること
②収入を上げること
③貯蓄を増やすこと
1、毎月の収入金額を上げる
2、毎月の支出金額を減らすこと
3、運用などでお金を増やすこと