1.今日の一言と本のサマリー
新型コロナウイルスが私たちの生活を大きく変えた事は誰もが知っての通りです。大きな変化を迎える時、私たちは、誰もが不安を体験します。
今日ご紹介する書籍、『新しい時代は逆転の発想で生きる』の著者である櫻井先生は、第二次世界大戦で日本が敗戦した時期を経験されています。
櫻井先生曰く、東京爆撃を受けて、焼け野原になり、それこそ、誰もが、何もかも失ったわけですが、そんな変化も乗り越えられるのが、人間の凄いところです。どんなに大きな変化があっても、私たちは生き延びることができる。では一体何を大事に行けば良いのか?ご紹介していきます。
2.ポイント3点
人生航路の選び方は難しいもので、広い道よりも狭い道を行ったほうが得する場合の方が多い
私たちもできれば、古い仕事のやり方を思い切って捨てましょう。できるだけ時間と労力を使わないで、効果の上がる方法を実行しましょう。
一般人の習慣は、捨てた方が良いことの方が多い
3.岡崎の考察
敗戦のときのことを思うと、私は心配いらないと思うのです。戦後の日本を生き抜き、復興の立役者の1人でもある櫻井先生にこのように言われると勇気を貰います。
まるでコロナウイルスによって、世界が終わってしまったかのように絶望している人もいる中、何年か経てば、新型コロナウイルス渦も、歴史の1ページになるだけと先生はおっしゃいます。その歴史の1ページを体験している事は貴重な体験だと言えるでしょう。ではこの貴重な1ページをどのように過ごせばよいのか。特に印象深かった4点をご紹介していきます。
①ビジネスパートナーの存在が可能性を広げる
以前までの仕事のやり方は大勢で仕事を作っていくという方法がメインでした。しかしパソコンやスマホ、ネット環境によってチームを組まなくても仕事ができる時代になっています。すると人と付き合うのが面倒だから、1人で全部やりたい、そんなふうに考える人もいるでしょう。しかしそれでは、大きな仕事を作ることができません。どんなビジネスでも、1人でできることには限界があるからです。ビジネスパートナーを持つことで、自分の不得意な分野をカバーしてもらうことができます。お互いが補いあうことで、お互いに好きな仕事に没頭できる。これからは、企業に勤めるより、ビジネスパートナーと組んで、仕事をしていくという人が増えていくでしょう。
②情報はつかんだら、できるだけ早く捨てる
後生大事に情報をため込む人がいます。またその情報を人に話すとき、いかにも重大なニュースを教えるかのように、相手に伝えてくる人もいます。先生はこのようにおっしゃっています。「そんな人からは、早く離れた方が良いでしょう。」なぜなら、情報はため込むものではなく、その場で使うか捨てるかするものだからです。そして、情報を早く話す、捨てる人の方が社会で重要視されます。有益な情報は少しでも早く多くの人に伝えるようにすると良いでしょう。
③もう一つの能力を伸ばそう
企業で働いていると、当然ですが自分中心に動くわけにはいきません。仕事に振り回され働くだけで精一杯という人もいるかもしれません。しかし先生はこのようにおっしゃってます。それだけでは長い一生、つまらないし、下手をすると、会社から見捨てられる危険も高いでしょう。
ではどうすれば良いか?その答えがもう一つの能力を持つということです。将棋や囲碁などでも良いですし、テニスやサッカーでも良いでしょう。旅行を極めてみても良いと思います。何か1つ伸ばしたい能力を作って、仕事の合間に勉強してみませんか?
④習慣は作らず、捨てていこう
どの経営者を見ても、習慣を作れと書いてあります。多くの経営者にお会いしてきましたが、どの経営者の方も素晴らしい習慣を身に付けている人が多いです。しかし先生は、「習慣は作らず、捨てていこう」とおっしゃいます。
なぜか?その理由は一般人の習慣は、やめた方が良い事の方が多いから。確かにそう言われてみれば、毎日の飲酒や喫煙、パチンコやスマホのゲームなど、あまり生産的とは言えない習慣を身に付けている人の方が多いです。まずは不必要な習慣を止めるところからスタートしていきましょう。
これからの時代を生き抜くために大事なヒントがたくさん詰まった1冊でした。ぜひ皆さん手に取ってみてくださいね
4.気になるワード
①知足(足りている、恵まれている)
②満足(成し遂げたことへの充実感)
③歓喜の教授(相手に勝った喜び)
④享楽、娯楽の教授(楽しいエンターテイメント)