書評

3行で人を動かす文章術

1.今日の一言と紹介する本

以前大谷由里子さんが企画した、講演会に参加してきました。

自由席6000円のチケットが、なんと100人のキャンセル待ち

すげー!!!いやぁ、面白い!!

やはり生の講演を聞くのは価値が高いですね。

ザ・ニュースペーパーズという、政治経済をコントにしたグループの皆さんとのコラボ。笑いながら政治を勉強できました。

大谷さん曰く、政治は無関心でいれても無関係でいれない。

これを機に政治にもっと関心を持とうと思いました。

それでは今日の書評『3行で人を動かす文章術』をしていきましょう

2.本のサマリー

私たちの日常には、物事をわかりやすく伝えなければいけない場面がたくさんあります。世の中はドンドンと多様化し、複雑化しています。そんな中わかりやすく伝えるということの価値は、より高まっていくでしょう。大量の情報が溢れる中、わかりにくい情報は、容易に読み飛ばされてしまいます。

シンプルにわかりやすく伝えることが大切です。

刺さる、伝わる、心をつかむ文章を作る。そのために必要なのが本書の主題である3行。約3行でフックがかからないと、それ以降を読んでもらえません。

朝日新聞、telling、オトナンサー、アゴラ、J-cast等で執筆中の人を尾藤克之先生。100万PVを稼ぐ人気コラムニストが教える最強の、ウェブ、メール、プレゼンの書き方とは!?

3.ポイント3点

難しい言葉を使えば、知的に見える、しっかりした文章に見える、などと思い込んでいる方もいらっしゃるかと思いますが、言葉が一人歩きをしますので注意が必要です。

文章を書くとき、時間をかければ良い文章が書けるというわけではありません。勢いやリズムをつけるために、一気に書くことをお勧めします。

読み易い適切なバランスはどのくらいでしょうか。
私の場合は、漢字(30%)、ひらがな(70%)を目安に構成しています。

4.岡崎の考察

これからの時代は、情報発信力がものをいう時代。

個人が情報発信できるってすごいことですね。YouTubeなどの動画が伸びてますが、これからも文章の需要は変わらず高いと思います。

なぜなら文章のほうが、早くて正確だから。

だからこそ、文章を書く能力はますます高まっていくことでしょう。

そこで今日は100万PV稼ぐ、コラムニスト尾藤克之先生の文章術を4つにまとめていきます。

①ターゲットを定める
読者のイメージを明確にする事は、文章のテーマ(切り口)を決めることにもつながります。同じテーマでも、ターゲットによって、取り上げるべき情報、文章の構成は大きく変わります。
例えばコンビニでも、スイーツ好きをターゲットにするのか、家飲み層をターゲットにするのか。学生をターゲットにするのか、社会人をターゲットにするのか。それ次第で切り口が変わってくるでしょう。
ターゲットを明確にすればするほど文章を書きやすくなるはず。

②書き出しの3行にこだわる
最初の3行で引き付けられなければ読んでもらえないと尾藤先生はおっしゃいます。イントロ(前振り部分)の3行(100文字程度)。
当然ですが起承転結しているほどの余裕はありません。一番伝えたいことや、意外性があること、先を読んで答えを知りたくなるものを書くと良いでしょう。

③一気に書く
文章を書くとき、時間をかければ良い文章が書けると言うわけではありません。勢いやリズムをつけるために、一気に書くことをお勧めします。
私が文章を書くときは、書くテーマを決めて、ランニングしてきて、戻ってから一気に書きます。机の前で一生懸命考えても文章って浮かびません。書き始めたら一気に。間違っても、読みにくくても問題なし!
なぜなら文章はあとから推敲できるから。まずは書けるところまで書き上げましょう。

④推敲で文章を整える
一気に書き上げていると誤字脱字はもちろん、専門的で分かりにくい言い回しが出てくることでしょう。業界における独特の言い回しや専門用語を、どのように言い換えれば普通の人たちに伝わるか、考えなければいけません。
わかりやすく、イメージしやすい文章を目指す。そのために言い回しを変えたり、必要なエピソードなどを追加していきます。また漢字とひらがなのバランスも大事です。

読み易い適切なバランスはどのくらいでしょうか。私の場合は、漢字(30%)、ひらがな(70%)を目安に構成しています。

「実は」を「じつは」にする。
「言う」を「いう」にするなど。

漢字をひらく、といいますが、漢字が多いと硬い文章になり読みにくくなるので意識して漢字とひらがなのバランスを取りましょう。

以前、上坂徹先生の本も紹介させていただきましたが、わかりやすい文章には共通点があるように思います。

ぜひそちらも見返してみてくださいね。

5.気になるワード

文章は最初の3行が全て
人を動かす、結果を出す、知ってもらう、理解を深める、説得する、記録として残す、など多くの目的があります。
記事のイントロ(前振り部分)を3行(100文字程度)に固定しています。
同じテーマでも、ターゲットによって、取り上げるべき情報、文章の構成は大きく変わります。
スポーツについて書く場合、スポーツが好きな人全般がターゲットという設定では、充分とは言えません。
伝えたいことがはっきりしている文章には、必ずハイライトがあります。
うまく書かれているニュースには共通の特徴があります。それはわかりやすく、伝わってくることです。
読者のイメージを明確にする事は、文章のテーマ(切り口)を決めることにもつながる
業界における独特の言い回しや専門用語を、どのように言い換えれば普通の人たちに伝わるか、考えなければいけません。
難しい言葉を使えば、知的に見える、しっかりした文章に見える、などと思い込んでいる方もいらっしゃるかと思いますが、言葉が一人歩きをしますので注意が必要です。
文章に限らず、言葉は自信のある論調にしたいものです。そのためには、断定して言い切ることが大切です。
男性は物事のプロセス(過程)よりも結果が全てです。仕事に1度失敗しただけで、ずっと引きずって落ち込んでしまいます。それに対して女性は、プロセス重視ですから、過程における楽しさ、面白さ、やりがいといった感情を揺さぶられることに関心を抱きます
大きな違いは論理的か感情的かです。
女性は感情が優先します。話の中に脈絡のない感情が込められます。
男性は、原因と結果を論理的に分析することを好みます。
男性はおだてられるのが好き
敬語を誤用すると品格を問われる
楽しく自由に、わかりやすく書くことが、文章の基本です。
伝えるなら小学生でもわかるように
記憶力と文章力は両軸の関係にあります。
どんなに本を読んでも何のアウトプットもしなければ、知は蓄積されません。
読者にとって価値のある情報とはどこで食べたかではなく、何が得られるかのヒントがちりばめられている情報です。
文章を書く際は、頭を柔軟にして様々なアプローチを考えましょう。
文章を書くとき、時間をかければ良い文章が書けるというわけではありません。勢いやリズムをつけるために、一気に書くことをお勧めします。常に自分の文章を批判するつもりで読み返してください。
もっとも大切な事は、時代の空気に臨機応変に対応すること
人は印象で全てを判断する
漢字とひらがなのバランスを意識した方が良い
読み易い適切なバランスはどのくらいでしょうか。
私の場合は、漢字(30%)、ひらがな(70%)を目安に構成しています。
書き出しはポジティブが基本
ポジティブな人が得をする
必要以上にクオリティーを口にする人は、できない人が多いように感じます。
スピードはやり方より結果にこだわること
敷居が高いをレベルが高くて自分には分不相応と言う場合に用いるのは間違いです。後ろめたいことがあってもう一度行くには抵抗があることを表します。
うぬぼれを戒めるという意味で、上には上がいるを使いがちです。正解は上には上があるとなります。
今日からできる、誰でもできる、簡単にできるなどはハードルを下げるための効果的なベネフィットです。
伝えたい思いを大事に、自分を信じて書く。
感情の赴くままに書いてはいけない。
過度な丁寧は迷惑になる

6.商品の紹介