書評

人の心を動かす話し方

1.今日の一言と紹介する本

何とかお腹の肉をとりたい、そう思いながら先延ばししている岡崎です。最近仕事に追われてしまっていることを言い訳に、運動をサボっていたせいか、また体重が重くなってきています。

できれば夏は腹筋を割っていたいなぁと妄想中。そんなこんなですが、今日の書評『人の心を動かす話し方』をしていきましょう(笑)

2.本のサマリー

もし、あなたが、

人から好かれて信頼されたい
もっと稼げるようになりたい
多くの人から愛されたい
賞賛と評価をもらいたい
自分を好きになりたい

と思っているなら、人の心を動かす話し方を身に付けることをお勧めします。

何故ならば話し方はあなたの一生に関わってくるから。世界ナンバー2セールス。営業時代の年収は7000万円で長者番付にも名前が載った和田裕美先生。そんな驚異的な結果を作ることができた原因は人の心を動かす話し方ができたこと。

和田裕美式、話し方の極意とは?

3.ポイント3点

人の気持ちが読めない人は成功しない

相手の空気を読む。自分の空気を作る。この2つが合わさったとき、自然と良い関係が生まれます。

聞き上手以外にあなたの好感度を上げる3つの方法
①褒める
②助言を求める
③感謝する

4.岡崎の考察

とてもわかりやすく、実践的な一冊。話し方に悩みがある人にはぜひ手に取って欲しい内容でした。

本書の中から、すぐに実践でき、即効性のある方法をいくつかご紹介したいと思います。
①自分の空気を作る方法
日本人は空気を読むことを大事にしています。自己主張よりもその場の空気を読むことを優先するのは日本独特の文化と言っても良いでしょう。ですから良い空気感をまとっている人は周りから好かれ、コミュニケーションもうまくいきます。

特に良い空気を作るために良い方法が3点。

1、深呼吸する
緊張すると臨戦状態となり、アドレナリンが分泌してしまいます。攻撃態勢です。腹式呼吸をして、リラックスしましょう。
2、笑顔5秒KEEP
深呼吸と同時に笑顔もセットにすると、すごく落ち着きます。第一印象は5秒ほどで決まると言いますから、最初に意識して笑顔を作りましょう。
3.好きです念仏
笑っているはずなのに何故か顔が怖い人がいます。これは目元が笑っていないから。作り笑顔が癖になってしまうと、目元が笑えなくなります。そこで作り笑顔ではなく、本物の笑顔にするための工夫。それが好きです念仏です。目の前にいる人を心の中で、好き、好き、好き…と念仏のように唱えましょう。

②信頼をより深くするテクニック
人から信頼される人は、聞き上手だという特徴があります。
聞くときのコツは、聞いて、聞いて、聞いて、話す。和田さんは、3対1の法則と呼んでらっしゃいます。
相手に興味を持って、肯定的に話を聞く。人は自分の話を聞いてくれる人が好きですから、しっかりと話を聞くあなたの態度に信頼度が増す事は間違いありません。

③欠点を正直に伝える
アダムグラント氏の著書、誰もが人と違うことができる時代、の中で、欠点から伝えることが有利になるという事例がかかれています。

マイナスから伝えることで、次の3つの利点があるといいます。
1、自信があると思われる
2、警戒心を解くことができる
3、本当は悪いことがあるのでは?と探られない
以上から、人と話をするときに、相手を肯定する→ −自己開示→自分の意見という流れで話をするようにすると良いでしょう。
ここでご紹介したのはこの書籍のごくごく1部。話上手になりたい方、人の心を動かしたい方はぜひ読んでみてください。オススメの一冊でした。

5.気になるワード

話し方はあなたの一生に関わってくる
人の気持ちが読めない人は成功しない
どんな場面でも人は何かを求めている
あなたが人の心を動かしたいと思うのなら、まずこの人が求めているものは何か?を知る必要がある
相手の空気を読む。自分の空気を作る。この2つが合わさったとき、自然と良い関係が生まれます。
空気を読むことで、相手がして欲しいことや、相手が求める言葉がわかるようになります。
自分だけでは幸せになれない。これがものすごく疲れる原因です。
読むべきは相手のための空気
空気は相手にハッピーな気持ちになってもらうために読む
自信がないと空気は読めない
空気を読む場合は、手に入れられる範囲の情報という材料を合わせて考えていきます。
①表情や態度などの非言語情報
②その場の環境や状況
③その人の背景、近況
心臓がドキドキしたり、手のひらに汗をかいたりするといったことを情動反応といいます。この情動反応をコントロールできさえすれば、空気を作ることが自在になります。
感情と言葉や動作はセットですから、ある感情を表す言動や動作をすれば、それとセットになった感情がわき上がる
楽しい言葉が楽しい空気を作る。聞き上手であることや褒め言葉が重要。
自分の言葉を相手の心に届けるには、少なくとも相手から嫌われていないことが必要です
人は自分の話を聞いてくれる人が好き
大抵の人は、いきなり本題に入られたら戸惑う
本題の前には、ウォーミングアップのために雑談が必要
雑談は基本、3なしです。意味なし、オチなし、結論なし!
まずは、〇〇なのですか?と質問しながら話を組み立てるようにしてください。
人は同時に2つのことができない生き物
相手が他のことをしながら自分の話を聞く態度にいらっとし、時に見下されている気になる
人は自分の話を聞いてくれる人が好き。聞いて、聞いて、聞いて、話す。
相手の話を聞くだけでなく、合間に自分の話や興味のあることを入れ込んでいきましょう。
会話は基本的に聞いたら話す、話したら聞くというキャッチボールが1番良い
聞き上手以外にあなたの好感度を上げる3つの方法
①褒める
②助言を求める
③感謝する
褒め言葉には、やる気が出る、自尊心が高まるといった絶大な効果があります。
助言を求められるという事は信用されているという証なのです。
ありがとうで返事しよう
思わせぶりな態度をする人がモテる
マイナス自己開示から入ると好感度大
欠点を笑いに変えているというところが好かれる
マイナスから伝えることで、下記のような明確な3つの利点がある
①自信があると思われる
②警戒心を解くことができる
③本当は悪いことがあるのでは?と探られない
徹底的に相手を肯定し、自分を下げ、最後に意見を言う
欠点も幸せアピールも、伝え方1つで全て変わる。
マイナス自己開示は、ポジティブな笑いがあってこそ魅力になります。
堂々と言う。笑顔で言う。
ある分野において絶対的な実績があるという人の言葉を、人は特に無防備に信じてしまいます。
権威のパワーは偉大
人の心を動かすというのは、お互いの同意のもとにのみ成り立ちます。そのためには、相手のイエスを積み上げることが大事。
お互いをイエスで固定するので、どんどん良いアイデアが出てくる
どちらかというと、お金は無いよりあったほうがいいですよねと聞くと、相手もあれこれ考える必要がないため、そうですねと答えを出しやすくなります。
ネガティブなことを解消したいという願望の方がより顕在化しやすい
自分に同意してもらいたい。自分を褒めてもらいたい。人はそういう生き物です。相手との距離を縮めるには、このことを忘れないことです。
何事もまずは受け止めてから
承認欲求には、①他人に依存したもの、②自己完結できるものの2種類がある
人から評価をもらえることが行動の動機付けとなる。
変に期待せず、本当の思いやりを持って、あの人に喜んで欲しいという気持ちで日々行動する方が良い
どんなに技術があっても、人の心動かすことができなければ、癒すことも笑わせることも、安心させることもできない
第三者の言葉や意見は素直になりやすいですし、それが偉大な人であれば反論しづらいので、そうだよねと決断を促すやすくなる
結局大事なのはあなたのためという気持ち
もう一度会いたい人だなと思ってもらえることがとても重要
幸せに生きる秘訣は今ワクワクすること
何も期待しない方が、がっかりすることより、もっとつまらない
未来を語るとき、さらに想像膨らませて、プライスレスな価値を感じてもらうこともできます。
多くの人は、期待されたらできるだけその期待に応えようと行動します。
正しい言葉を使っても、伝わっていなければ心が動くはずはありません
伝わる言葉で話しているか、自分のよく使う単語は難しくないか、専門的すぎないかなど、今一度チェックしてみてください。
人間関係がうまくいかない理由の1番は、話し合ってないこと
ハッピーエンドで会話を終える
たとえ何かをお願いして断られたとしても、むすっとした顔で、じゃあいいですよ。なんて言わないで、ありがとうと言いましょう。
ハッピーエンドで終わることが、もう一度会いたいにつながる

6.商品の紹介