1.今日の一言と紹介する本
以前、とある高校の修了式のゲストスピーチをさせていただきました。
結果は…惨敗(笑)
先生方からの評価は高かったのですが、生徒さん達が喜ぶにはまだまだ。
反省の多い内容になりました…でもそのことからよく分かった事は、動画コンテンツを上手に使った方が良いということ。
実は今まで自分の身1つで伝えていくことにこだわっていたのであまり動画コンテンツなどに頼ってきませんでしたが、自分のことを知らない人に対して話すときにはコンテンツが重要だということを身に染みて感じさせられました。
これから様々な依頼に応えていくためにも、コンテンツ作成も頑張っていこうと思います。
それでは今日の書評『できる人は必ず持っている 一流の気配り力』をしていきます。
2.本のサマリー
「気配りこそが、すべての仕事の土台になる」累計80万部を超える超一流シリーズの1冊。
安田正先生は、大人対応トレーニング、交渉術、ロジカルコミニケーション、プレゼンテーションなどのビジネスコミニケーションの領域で、各界で活躍。また、早稲田大学グローバルエディションセンター客員教授のほか、東京大学、京都大学、一橋大学などでも教鞭を取る。
気配りとは、相手を快適にするだけでなく、自分自身にとっても圧倒的なメリットがあり、ビジネスにおいて最も大事なものです。その気配りこそが、すべての仕事の土台になると思っています。
ちょっとしたことが圧倒的な差を生んでいくものです。
評価も、人望も、お金も引き寄せる気配り力とは!?
3.ポイント3点
地味な気配りこそが、大きな信頼感を生む
相手を喜ばせ、楽しませ、嬉しい気持ちにさせるサービス精神がある事は、とても大切な気配り力の1つです。
自分だって、その仕事で大きな役割を果たしているはずなのに、周りに花を持たせることができる、仲間の功績の方を尊重することができる。自分が自分がではなく、周りを立てることができる。
そんな人は、ごく自然に尊敬と信頼を集めていきます。
4.岡崎の考察
安田先生の本は読みやすく納得させられる内容が多いです。
この本も例にもれず素晴らしい本でした。
気配りを分解して、1つの要素にまとめると次のようになります。
①俯瞰する
②共感する
③論理を通す
④サービス精神を持つ
⑤尊重する
今日はこの5つの要素について簡単にまとめる形で書評していきましょう。
①俯瞰する
一歩引いたところから全体を見渡す力を持ちましょう。つい当事者になると力んでしまい自分のことしか見えなくなってしまうものです。
仕事を受けるときに気をつけたいことは、期限を確認すること。自分の都合ではなく相手や全体の都合で仕事が進められるように、自分から期限を確認するようにしてください。そして可能なら、期限を前倒しして1日早く終わらせるようにしましょう。
俯瞰する力が強い人は、相手の期待を外さない人なのです。
②共感する
相手の立場に立って物事を考えるようにしましょう。そして相手に言葉をかけるときには、共感+提案のセットでおこないます。
例えば暑いですよね、と言った時にそれだけで終わらせず「よろしければ冷房を下げますがいかがですか?」などと聞くようにしましょう。
共感だけで終わっては一流にはなれません。
③論理を通す
論理を通すことによって、冷静でフェアな人といった印象を持ってもらうことができます。当然ですが冷静でフェアな人は信頼されます。トラブルの処理をする必要がある場面等では、必ず両者のメンツを考えて、いつも公平な人を心がけていましょう。
④サービス精神を持つ
どんな時も相手を喜ばせることを意識しましょう。
例えば会話で期待されている3割増のリアクションをとる。リアクションをするだけで相手は話がしやすくなり、それだけで嬉しくなるものです。
⑤尊重する
コミニケーションに置いての超基本ですが、相手の名前を意識して呼ぶと言うことを心がけましょう。名前はその人の分身です。名前を覚えてもらっていると言う事は、自分が尊重されている、大事に扱われていると感じることにつながります。
また安田先生は、講演会の依頼等の場合1時間半前に現地に着いているそうです。なぜなら相手をハラハラさせないため。
相手の気持ちに立って相手を尊重する、それが超一流の気配り力ですね。
5.気になるワード
①俯瞰する
②共感する
③論理を通す
④サービス精神を持つ
⑤尊重する
いつまでですか?と締め切りを確認します。
これはどういうものかと言うと、好意には好意で報いる、受けた恩は返すということ。