1.今日の一言と紹介する本
今週も始まりましたね、頑張っていきましょう。
それでは、今日の書評『成功の要諦』をしていきましょう。
2.本のサマリー
成功する人は、成功すべくして、成功している。
京セラに始まり、KDDIの設立、そしてJALの再生。
日本を代表する経営者、稲盛和夫氏。
あらゆるもの、心にも、経営にも、人生にも、法則があります。その法則をはっきりとつかみ、その法則に則っていけば、心も経営も人生も発展していきます。その法則に反すれば、衰退あるのみです。
本書は、稲盛氏の55歳から81歳までの講演の内容を編集したもの。
55年の常勝経営を貫くものとは!?
3.ポイント3点
人間としてやってはいけない悪い事は消してやるまい。子供心に両親や小学校の先生から教わったプリミティブな道徳心、倫理観を守っていこう
運命は、その人の性格の中にある
災難に遭うのも幸せに合うのも、それはすべて心次第であり、本人が持っている心のままに境遇は作られる
4.岡崎の考察
55年間、常勝経営をしつづけるということは、経営者として心から尊敬するものです。
稲盛和夫氏が、経営において特に重要視しているもの、それが心のあり方。
利他の心があれば必ず成功できる
利他とは世のため人のために尽くすこと。そしてそれによって運命を変えることができるといいます。「動機善なりや。私心なかりしか。動機善なりや。プロセス善なりや。」
因果応報の法則といいますが、良い行いをすれば、良い結果が起こり、悪い行いをすれば、悪い結果が起こる。人生はまいた種を刈り取るもの。『善』からスタートして、『善』によってプロセスすれば、必ず成幸していく。
中小企業も大きくなると潰れる
なぜ潰れるかというと、会社を律する倫理観が欠落しているから。うまくいってる時ほど、改めて会社を利する倫理観が欠落していないか、注意深くいる必要があるでしょう。
満は損を招き、謙は益を受く
どんなに結果を作り出しても、常に謙虚でいる。そしてどう真剣に、努力を続けていくこと。それが55年間常勝経営をできている秘訣なのでしょう。
人間としてやってはいけない悪い事はけしてやるまい。子供心に両親や小学校の先生から教わったプリミティブな道徳心、倫理観を守っていこう
子供の頃に学んだ、道徳心や倫理観を守って経営をしていくこと。実は経営とはそう難しいものではなく、子供の頃から学んでいることをちゃんと実践すればよい。それが稲盛流の経営学。
僕も改めて大事にしていきます。
5.気になるワード
しかし、その犯罪の増えた社会で育った青少年の思いが、さらに社会を悪くしていく。社会が先にあって青少年がぐれるのではありません。ぐれた青少年と言うものが醸し出していく心の動きというものが、その社会をさらに悪いほうに変える。
つまり、社会の中に住む人たちの心根が、街まで変えていくのです。
原理原則というものは、人間として何が正しいかということです。
①常に感謝の心を忘れない
②優しい美しい思いやりの心を忘れない
③一所懸命努力をし、一所懸命働こう。誰にも負けない努力をしよう。
④会社を経営していく上ではいろいろな困難な出来事があるだろうけど、忍耐の心を持って、それを耐え忍ぼう
⑤人間としてやってはいけない悪い事は消してやるまい。子供心に両親や小学校の先生から教わったプリミティブな道徳心、倫理観を守っていこう