書評

相手を完全に信じ込ませる禁断の心理話術 エニアプロファイル

1.今日の一言と紹介する本

路上にテーブルが出ているので安心して飲めました(笑)

以前もお伝えしましたが、路上で飲む文化がより進むと日本が楽しくなって嬉しいなぁなんて妄想してます。

もちろん飲み過ぎ注意で!!

日本が元気になっていくことを期待しつつ、今日の書評『相手を完全に信じ込ませる禁断の心理話術 エニアプロファイル』をしていきましょう!

2.本のサマリー

悪用厳禁!人を愛することを悪に使用しなければ、あなたの人間関係は素晴らしいものに変わる!

エニアプロファイルは、完全に相手に信用させます。分析が正確すぎているため、他人に使うと効きすぎて危険です。エニアプロファイルは、相手を心理誘導することを目的として、エニアグラムをベースに開発した禁断の心理話術。

目の前の相手の心が隅から隅までわかり、完全に信用されることができるエニアプロファイルとは?

3.ポイント3点

それぞれの気質の無意識下には、それぞれの恐れが刻み込まれています。その恐れから逃れるためそれぞれの欲求が無意識下で生み出されます。無意識下の欲求はそれぞれの人生のルールを作り出し、私たちはそのルールに(無意識的に)したがってこの世界を生きている

相手が気持ちよくたくさん話した結果、その話をちゃんと聞いてくれたあなたに対して信頼を感じる、つまりラポールが築けるのです。

相手のタイプを決めつけてはいけません。また、タイプとしてではなく、相手の存在そのものを尊重する関わり方をしましょう

4.岡崎の考察

胡散臭さ満点!笑

人を操る系の本は、全般的にいかがわしいイメージがありますが、この書籍ではなるほどと納得させられる内容がとてもありました。

そもそもエニアプロファイルって何なんでしょうか?

まずエニアプロファイルとは何かから解説していきましょう。

①人間の性格を9つに分類したエニアグラム
エニアプロファイルは、エニアグラムを考え方のベースにしています。エニアグラムは9つの性格タイプごとの世界観や動機、特性等について、タイプごとに具体的に分類をしています。現在、最も効果的な自己成長のシステムの1つとして、ビジネス、コーチング、カウンセリング、教育などの様々な分野に取り入れられています。
このエニアグラムは、スタンフォード大学やバークレー大学で、心理学や精神医学の見地から研究や研修が行われ、学問として成立しています。

②人間の心に存在する4つの性格
人の心には、変えられる性格と、変えられない性格があります。

1、役割的性格…その役職によって物事を考えるため、その人そのものではない考え方であることが多い性格
2、習慣的性格…習慣的性格は、人とどう接するか、何かが起こったときにどういう態度を取るかにあらわされます。
性格を変えることができると言われますが、それはこの習慣的性格を指しています。習慣的な反復によって形成された性格なので、違う事を習慣的に反復すれば違う性格を形作ることができるのです。
3、狭義の性格…幼少期に作られ変えることができない性格。習慣的性格の形成が、その人の置かれた環境によるものならば、狭義の性格は、幼少期に受けて育まれた愛情が大きく関係します。
4、気質…気質は持って生まれたもので、変えることができない。人の心の底。生まれ持ったものであり、エニアグラムはこの気質を扱います。

③恐れと欲求を操る
それぞれの気質によって、異なった恐れが刻み込まれています。その恐れから逃れるためそれぞれの欲求が無意識に満たされます。無意識の欲求はそれぞれの人生のルールを作るといいます。私たちはそのルール(無意識的に)したがってこの世界を生きているのです。
そのエニアグラムをもとに、エニアプロファイルとしてのタイプを分類しています。

④最も扱いやすいビッグボスタイプ
本書では9つのエニアグラムをもとに、分析をし6つのタイプのエニアプロファイルを紹介しています。その中で最も扱いやすいと紹介されているのが、ビッグボスタイプです。
簡単なイメージで言えばジャイアンですね。全体的な印象を一言でまとめるとでかい。声もでかいし態度もでかい、話し方はぶっきらぼうで、高圧的。存在感があり、力強いリーダーシップを発揮するタイプ。
このタイプの1番良い付き合い方は、子犬のように仲良くするという方法。尻尾振ってくる子犬はかわいいものですが、ビッグボスにとってのそれは格別。叱ってください、勉強させてください、などはキラーワードになります。

この方が身近によくいそうな5つのタイプとその人たちとの付き合い方を紹介してます。人間関係に悩みがある方、タイプごとに分かれていてわかりやすいのでお勧めできる1冊です。

5.気になるワード

エニアプロファイルは、相手を完全に信用させます。
心の四重の同心円構造
人の性格は外側から、役割的性格、習慣的性格、狭義の性格、気質という四重の同心円構造になっている
役割的性格から出た発言や行動は、その人そのものではない
習慣的性格は変えることができる性格
狭義の性格は幼少期に作られ変えることができない
気質は持って生まれたもので、変えることができない
それぞれの気質の無意識下には、それぞれの恐れが刻み込まれています。その恐れから逃れるためそれぞれの欲求が無意識下で生み出されます。無意識下の欲求はそれぞれの人生のルールを作り出し、私たちはそのルールに(無意識的に)したがってこの世界を生きている
相手が気持ちよくたくさん話した結果、その話をちゃんと聞いてくれたあなたに対して信頼を感じる、つまりラポールが築けるのです。
相手の仕事内容について、現在→過去→未来の順番に聞く
強いパンチを出るボクサーが拳を痛める危険性があるのと同様に、破壊力があるエニアプロファイルは人間関係を根本からつぶしてしまう危うさも併せ持っている
人はだれでも、関心があるのは自分のことだけなのです
相手のタイプを決めつけてはいけません。また、タイプとしてではなく、相手の存在そのものを尊重する関わり方をしましょう

6.商品の紹介