書評

スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル

1.今日の一言と本のサマリー

皆さんはビジネスツールは何を使っていますか?

パソコンでしょうか、タブレットでしょうか、スマートフォンでしょうか。

今日ご紹介する書籍の堀江貴文さんは、パソコンはもう不要。スマホだけでビジネスの全てをやっているとおっしゃっています。スマホはこれから、驚くべきスピードで進化していく。不確定な未来を生き抜く武器になる。

確かにスマホは万能ツールであり、専門職でもなければ大概の仕事はスマホでできてしまうのが現実。

これからの時代を生き抜くためにスマホをどのように活用すれば良いのか?ホリエモン式スマホ活用術、ご紹介していきます。

2.ポイント3点

スマホは万能なツールだ。正確に言うと、自分を万能化するのではなく、やりたい事に近づくための最も万能なツールである。

変わりたければ、動き出そう。手に入る情報とその質をあげよう。自分の景色を変えていくことですが、人生は変わらないのだ。

影響力のある人と出会い、そこで化学反応を起こすためには、努力を積み重ねて、相手にメリットを与えられる確かな実力をつけるしかないのだ。

3.岡崎の考察

パソコンよりもスマホの方が使い勝手が良い。そういう仕事も増えてきている昨今。スマホをどれだけ使いこなせるかは、大事なビジネススキルの1つになってきているように感じます。特に個人で仕事をしている人にとって、スマホを使いこなす事は非常に重要なことの1つでしょう。

本書の中から特に印象的だった3項目についてご紹介する形で商標として行きます。

①スマホは、あなたを進化させる身体拡張のツール
世間では微妙に誤解されているようだが、スマホはただの検索マシンではない。ただのゲーム機でもないし、カメラでも、音楽のポータブル再生機でもない。多くの人はこのような使い方をしている人が多いでしょう。
しかし本来スマホは、趣味欲を満たす目的にのみ使われるデバイスではないといいます。大量の情報処理能力を備え、人間というスペックではできなかったことをできるようにする。つまり、後天的に得た体の1部という考え方で取り扱うことが、スマホの本来の用途だとのこと。
もちろんまだまだ完璧とまでは言いませんが、これからさらに技術革新が進んでいくことで、よりウェアラブル化(身体の一部化)していくことでしょう。

②困ったらスマホで助けを呼べ!
僕の1番大切な資源は時間だ。そしてその次に大事なのは、やはり人だ。当然ですが事業は人によって構築されます。堀江さんも事業を進めるとき、まず人を集めることの努力をするといいます。どんなに勝ち目のあるプランを備えていても、質の良い集合知が備わっていないとビジネスは成功しません。
何でも1人でやってしまおうと思わないこと。もしかしたらできるかもしれませんが、それでは余計に時間をとってしまい無駄が増えます。SNSなどに素直に、誰か助けて!とさらけ出してみると良いといいます。
大きな会社の経営者でも、計算ができない、マネジメント能力も高くない、だけどビジネスは成功させているという人たちがたくさんいるのです。彼らの共通点は、人遣いの上手さ。何でも人任せで甘ったれるのは論外ですが、自分が苦しい時は無理して強がっても何も得られません。弱さをさらけ出していきましょう。

③スマホで素人革命を起こせ!
杉浦健次郎さんという方がいます。プロ野球の独立リーグ、ルートインBCリーグの関東地区のトライアウトに現れた受験生です。
日刊スポーツの記事によれば、遠藤125メートルの強肩と、左右両打席でホームランが打てる長打力が武器。投手としても140キロ越えの直球、カットボール、スローカーブ、高速スライダー、ツーシームを投げられる本格派と紹介されました。では彼はどのように野球の練習をしたのか?
彼は中学時代までは野球部に所属していたが、怪我で野球から離れてしまったそうです。でも野球への気持ちは失わず、草野球チームを立ち上げ、インターネットで野球の人脈を広げつつ、チャンスをうかがっていたといいます。
その間、野球の練習は独学。なんと、助けになったコーチは、スマホで見るトレーニング動画!
専門的な施設や組織にかかわらず、スマホを使うことで、プロに近づく技術を身に付ける事は、誰にでもできる時代となっているとのこと。

スマホの可能性と実力を感じさせられる一冊。興味がある方はぜひ手に取ってみてください。

4.気になるワード

大切なのは、使い方じゃない。スマホを使って何を考えるか、どう行動するか、ということだろう。
僕がスマホの使い方で人と違うところがあるとすれば、たった1つ。それは、スマホというツールを使って見ている景色だ。
忙しいとは感じない。1日ぐらいぼんやりと過ごしたい、などとも思わない。
1つの人生や1つの目標に縛られず、可能な限りたくさんの体験を同時に重ねていく。
スマホは万能なツールだ。正確に言うと、自分を万能化するのではなく、やりたい事に近づくための最も万能なツールである。
スマホを駆使して、人生を変えていこう。
僕たちは、ただスマホを使うだけで、既成概念や古い常識を壊していける最初の人類なのだ!
スマホは行動する人間に与えられた武器
自分だけで儲けようとは考えず、違いが連携して技術を発展させたおかげで、インターネットは爆発的に進化したのである。
専門家に独占されるより、誰でも簡単に利用出来るようにした方が、社会に役立つ進化を遂げていく
スマホで視聴できる大きな利点は、場所に縛られないことだ。
僕自身が楽しい、ワクワクするような情報を積極的に取りに行っている
損得とか、周りの評価なんか気にしなくていい。そんな価値観で手に入れた情報は、所詮誰もが知っている二束三文の情報ばかりだ。
僕がフォローしている人や情報ソースは、普通の人が何気なく読んでいるものより、情報の精度と信用度が高いと感じられるもの
信用している筋が発信する情報を、集約して学ぶ。
それはソーシャルフィルタリングと呼ばれている作業だ。
これからは、会社を離れてどう生きてもいい、何をしても良い。
また反対に、会社を使い倒して、このパワーを存分に発揮しても良い。
これからの時代では、会社に守られるのではなく、自分の人生をデザインしていくという事実的なマインドを持つことが重要になる。
時間とお金の価値が、同等なわけがない。
時間の効率化は、寿命を有意義に使うことと同等の行為なのだ。
人間は穀物に家畜化された
賃金が安い仕事に満足できなければ、やめていいのだ。
働かなくても生活できるという人生を、夢の話だと思って欲しくない
すべての経験は、貯金ばかりしていたら得られなかった、僕の大切な財産だ。
好きなことを好きなだけやって、他の事は何も考えずに遊びきれた人が、どの分野でも成功してお金を得ている。リミッターが外れるまでハマった人は、遊びの限界を突破した向こうに、新しい景色があることを経験するのだ。
使いまくれば使いまくるほど、お金は集まる
僕が他の企業よりも、上手に儲けを見出し、刺激的なビジネスをやり続けられるのは、掛け合わせの発想を持っているからだろう。
ビジネスで稼ぐためには、既存の価値×手持ちの価値の掛け算をしよう。そうすることで、革新的なアイディアが生み出せる。
できるビジネスパーソンほど、メールは即レスを心がけているという
社員に負担のかかる無理な仕事を押し付けるような会社には、長くいてはダメだ。早いうちにやめてしまって良い。
お金と同様、手柄も手放してしまった方が人生はうまくいく。
人は見た目で判断される。これはゆるぎない現実だ。
お金をかけなくても、小ざっぱりした、清潔感のある服を揃える事は誰でもできる。
恋愛から降りた人に、良い仕事ができるとは思わない
影響力のある人と出会い、そこで化学反応を起こすためには、努力を積み重ねて、相手にメリットを与えられる確かな実力をつけるしかないのだ。
同じ時間で最も情報密度が濃いのが漫画
日本語の優先順位は、世界の中で高くない。
このシビアな現実を知っておこう。
やりたいことは全部やる!という気持ちで貪欲に使い尽くそう
数多くの経験と情報脳内に取り入れ、Googleのように、それらを柔軟につなげて新しいスキルを作れる人こそが、これから求められる人材だ。
とりあえず、あれもこれもと脳に入れまくろう
できっこないが自己肯定感を破壊する
僕はできっこないが、大嫌いだ。やってもいないことを否定する意見には、黙っていられない。
すべては、情報×行動の掛け合わせで実現できる
できっこないはインプット不足
これから売るものは、モノではなく、個人の価値になる
今、誰もが自分というこの価値を上げる意識を持つべきだ。
プレゼンは場数だ。
人を動かしたければ、パワポは使うな!
スライドの役割は、あくまでプレゼンのサポートだ。
どんなツールを使おうと、1番大切なのは伝える熱意だ。
正面から挑み続ければ、自分の周りも変えていける
情報とは、突き詰めれば選択肢のことだ。
所有欲は時代遅れの終わった欲望。
ものが捨てられないとか、部屋にものが溢れて困っているような人は、資源が足りなくなる不安にとらわれた、旧人類のマインドから進化できていない。
病気は自分だけでなく、他人の時間を奪う
コスパよく圧縮した時間を利用して、1つより2つ、2つより3つ以上の景色を楽しむことが、人生の醍醐味ではないか?
変わりたければ、動き出そう。
手に入る情報とその質をあげよう。
自分の景色を変えていくことですが、人生は変わらないのだ。
インプットが十分にできていれば、人に問いかけたい意見や言葉は、自分の中から自然に溢れ出すはずだ。
能力や技術で、優れた人たちを超える事は難しいかもしれない。
だが、動き出すスピードと行動力なら、勝てるチャンスはある。

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