書評

人生100年時代の稼ぎ方(part2)

1.今日の一言と紹介する本

コラムニストで著書も数知れず、国会議員の秘書まで勤められた尾藤克之さんと、著者累計200万部越え、和田裕美さんと会食したことがあります。
ここでは語れないほどすごい話になってました(笑)

よく聞かれることですが、すごい人たちと付き合うために大事な事は何か?

僕なりの答えは小さくても良いので喜んでもらえることを考えて行動すると言うことです。

例えば尾藤さんはいつもYahoo!やアゴラに記事をあげてくださいます。
ですから小さいですが僕も尾藤さんの本を読んだらSNSに投稿するし、人にプレゼントしたいからと言う理由で10冊買ってサインいただきました。

小ずるいかもしれませんが、そんなわけで(どんなわけだ?笑)
今日は、和田裕美さんが書かれた新書、『人生100年時代の稼ぎ方』をご紹介していきます。

じつはこちらは一度書評してますが、読んでる本の数が増えて紹介したい内容が変わってます。

気になる方は前回の書評とあわせてご覧になってみてください。

2.本のサマリー

2018年秋に開催された、『エンジン01in釧路
知の交流をテーマに、有識者100人が登壇する一大シンポジウムで最も早く完売し、超満員の長袖を動員したのが、特別講座の『人生100年時代の稼ぎ方

三人の著者が熱く語った、次世代でも力強く稼ぎ続けるために必要な思考と行動。その内容に加筆をして完成した本作。

普通に考えてこの3人の共著はかなり強烈です(笑)

勝間和代さんは経済評論家、
久保明彦さんはマーケティングのプロ、
さらにビジネスコンサルタント和田裕美さん。

100歳以上を生きる人たちが、2018年9月の時点で約7万人もいる日本。
60歳で定年して、はい!終了!というわけには当然いかないでしょう。

この長寿の時代をどう生きるべきなのか?

3人の論客がそれぞれの考えを伝える一冊。

3.ポイント3点

安定性で選ぶのは、下りのエスカレーターに乗って登ろうとするも同然です。

時代はどうしようもなくどんどん進んでいて、止まる事はありません。現状維持が緩やかな停滞と言われる理由は、そこにあります。
これからの時代は、そのものが欲しいという理由だけでなく、そのものを売っている人と関わりたい、ということが理由で買う人が増えると思います。
だからこそ、3つの稼ぐ力、好かれる力、相手の話をとことん聞く力、幸せな決断をサポートする力がある人が際立ってくることは間違いありません。

会社の名前を出さず、自分の名前とスキルだけで、どれだけ世の中に通用するか?そう考えた事はあるでしょうか。
すべてのレッテルと所属を外したときに勝負できる。それが、個人ブランドです。

4.岡崎の考察

お金の話になるとよくこういう反応があります。

お金がなくても幸せになれる
お金が全てじゃない

僕はそれに対しては、たくさんのお金がなくても幸せになれる、お金だけが全てじゃないという方が正解だと思っています。

つまり不安にならないくらいのお金があるのが幸せの前提であって、生活に困るくらいお金がないと不幸になるのは確実なのです。

では稼げる人になるためにまずどこから始めたらよいでしょうか?

1番結果を悪くするのは、現実をリアルに把握せず、目を背け、何も行動をせずに固まってしまうこと。

自分が社長だったら、自分は雇いたい人材なのかどうか、ということを考えましょう。つまり今の現実を冷静に分析するということでしょう。

今のままいけば将来は安泰であるということであればなにも変える必要はありません。しかし、もし会社の看板がなくなってしまったら生活に不安があるとしたら稼ぐ力を身に付ける必要があります。

稼げる人間になるために絶対に必要な要素は下記の4点と紹介されています。

①健康管理
②時間管理
③金銭管理
④感情管理

さらに最低限の4要素だけではなく、今はコミュニケーション力が人材価値の重要な要素になってきているとのこと。

3つの稼ぐ力、好かれる力、相手の話をとことん聞く力、幸せな決断をサポートする力、を一言でまとめるなら確かにコミュニケーション力と言うことになるでしょう。

世の中はどんどん変わっていっているのに、自分だけ何もしないでいたら確実に取り残されます。リスクを取らないリスクを取っていることを自覚してください。

変化し続ける世の中で、自分にとって心地よい状態を得るために、稼ぐことの大事さはますます高まっていくでしょう。

稼ぐ必要性を感じている方はぜひ読んでみてください。

5.気になるワード

お金はあればいいというものではありません。ただひたすら持ち続けていればいいわけでもありません。
お金は、生み出すもの、つまりは稼ぐものです。
もし自然災害で家が倒壊したり、事業で失敗して無一文になったとしても、今日からまた、稼ぐことができる力が大事です。宝くじで1億円あてる事でもなく、1億稼ぐ力を身に付けようとすることが一生自分の力で食べていくと言うことです。
お金の不安をなくす1番簡単な方法は、60歳の定年退職後も、何らかの形で仕事を続けることです。
人生100年時代で、皆さんが抱えている最も大きい不安は、お金に関することだと前述しましたが、優先順位を上げて対策を立てるべきなのは健康です。
ワーキングロングとワーキングハードを混同している人が多いのですが、長時間デスクに向かうワーキングロングは、作業のメリハリがなくなって、絶対生産性が落ちます。
目指したいのは短時間で集中して、効率よく働くワーキングハードです。そのためにも、運動習慣を持つ事は非常に有効だといえます
筋肉は貯めて、ストレスをためない
1番結果を悪くするのは、現場をリアルに把握せず、目を背け、何も行動をせずに固まってしまうこと
安定性で選ぶのは、下りのエスカレーターに乗って登ろうとするも同然です。
時代はどうしようもなくどんどん進んでいて、止まる事はありません。現状維持が緩やかな停滞と言われる理由は、そこにあります。
稼げる人間になるために絶対に必要な要素
①健康管理
②時間管理
③金銭管理
④感情管理
私が時間について何よりも重要で、1番お伝えしたい大原則は、今その時間は将来稼げる自分への投資になっているか?と言う意識を強く持ってほしいということです。
自分自身を常に客観視しながら、前向きに穏やかに感情を維持する事は、お金を稼ぐための秘決
人に幸せをもたらすものには、地位財と非地位財の2つがあります。
地位財とは、周囲と比較することで充足感を得られる財産のことで、所得や貯蓄額、社会的地位、家や車などのものを意味します。
一方、非地位財は他者との比較とは関係なく、主観的に充足感を得られる財産のことで、自由や愛情、健康、良質な環境などを意味します。
一般に、地位財による幸せは長続きせず、非地位財による幸せは長続きする、と言われ、あたかも非地位財の方を大事にすべきと言うような論調が目立ちますが、私は両方とも大事だと考えています。
なぜなら、地位財による生活の安定がなければ、非地位財を増やそうという気持ちになかなかなれないものだからです。
得意な分野と不得意な分野では、5〜10倍の能率差が出るといいます。得意なことを仕事にすると言う事は、自分の市場価値を高める可能性が、非常に大きくなる
ジェネラリストよりもスペシャリストを目指す
世界一の超高齢社会である日本において、加齢がマイナス要因であるととらえ続けるのは、間違ったイデオロギーである
自由を得るために、お金を稼ぐ
お金がなくても幸せになれる、お金が全てじゃないとよく言われますが、私はそれに対しては、たくさんのお金がなくても幸せになれる、お金だけが全てじゃないということだと思います。
つまり不安にならないくらいのお金があるのが幸せの前提であって、生活に困るくらいお金がないと不幸になるのは確実なのです。
自分にとって心地よい状態を得るために、稼ぐのです。何故かというと、稼ぐ事は、お金から自由になることにつながるからです。
お金は、誰かの役に立った自分に対する対価である。そうイメージをチェンジしてください。
人材価値におけるコミュニケーション力を甘くみてはいけない
今、人材マーケットでキーワードになっているのは、ポータブルスキルや社会人基礎力と言うものです。これは、転職で所属する企業や業種、職種が変わっても、変わらず通用する能力のことです。
今はコミュニケーション力が人材価値の重要な要素になってきている
40代、50代になって人材価値を高める投資を行っていると、どんどん稼げなくなるリスクが高まります。
一生懸命がんばりましたでは、稼ぎ続けることができません。頑張って、結果を出しました、となって、初めて稼ぐことができるのです。
次世代を読み取る力は雑談と読書で身に付く
将来性にBETするべきです。
あまりにも基本的ですが、お金を手に入れる、あるいはお金を手元に残すパターンは、次の3つしかありません。
①稼ぐ
②節約する
③資産運用する
東大へ行くよりも、MBAを取るよりも、人間力を磨くことを最重要にすべきか
好かれる力を身に付けることが、稼げる第一条件になります。
稼げる第二条件は、相手の話をとことん聞く力です。
非言語化情報を言語化する力が、相手の幸せな決断をサポートする力で、稼げる第3条件になります。
これからの時代は、そのものが欲しいと言う理由だけでなく、そのものを売っている人と関わりたい、と言うことが理由で買う人が増えると思います。
だからこそ、3つの稼ぐ力、好かれる力、相手の話をとことん聞く力、幸せな決断をサポートする力がある人が際立ってくることは間違いありません。
もし、3つともすでに身に付けていると言う人には、次の6つのスキルを身に付ける段階へ進むことをお勧めします。
①ありがとうで返事をする
②挨拶は必ず先にする
③ 1日3褒めを習慣にする
④うれしいです、素敵です、最高です、などテンションが上がる幸せワードを頻繁に使う
⑤何かお手伝いすることありませんか?を口癖にする
⑥イライラしたらトイレに行って深呼吸
企業は人材が不足しているとは言っていないのです。
欲しい人材、良い人材が不足しているといえます。つまり、企業が求めるレベルに達していない人材が多い、ということです。
自分が社長だったら、自分は雇いたい人材なのかどうか、ということを考えましょう。
プライドを捨て、将来性を取る
プライドよりも結果を出す行動を最優先する
人からどう見られるか、ということを気にして行動にうつせず、引っ込み思案になる人は、実は自意識過剰です。
加えて、自尊心が低いと自分の言動に自信が持てなくてネガティブになり、さらに消極的になります。どの職種においても、最も仕事ができないタイプです。
稼げるかどうかを決めるのは、自分の能力は5%で、環境因子が95%です。
起業の場合は、起業を夢見てから実現するまでに、5〜10年かけるべきだと思います。
年金よりも副業
相手の気持ちがわかることが、セールスの基本です。相手の気持ちがわからない人には、何も得ることができません
稼ぐ力がないのではなく、稼ぐ力を身につける努力をしていないだけなのです。
会社の名前を出さず、自分の名前とスキルだけで、どれだけ世の中に通用するか?そう考えた事はあるでしょうか。すべてのレッテルと所属を外したときに勝負できる。それが、個人ブランドです。
リスクを取らずに、リターンだけ欲しがる気持ちはわかります。でも、リスクを自覚していないことが、最大のリスクになるのです。
世の中はどんどん変わっていっているのに、自分だけ何もしないでいたら確実に取り残されます。リスクを取らないリスクを取っていることを自覚してください。

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