書評

ブチ抜く力

1.今日の一言と紹介する本

私の書評を読んでくださっているある方から、よくこんなに長い書評を書くことができますねと驚かれました(笑)

なのでどういう風に書いているかを少しだけ紹介すると、部屋の中で足踏みをしながら読んだ本に線を引いたところを音声入力で携帯に入れ、必要な文章も動きながら音声で作っています。

これなら軽い運動しながら書評を書くことができ一石二鳥。

年々痩せにくくなってきたため結構工夫が要ります。

忙しい毎日の中で全てをやり切るにはストイックさが求められのではないでしょうか。

今日ご紹介するのはまさにストイックで一世を風靡し、まさかの転落。

そして不死鳥かのように復活した与沢翼さんの新書ブチ抜く力です。

ネオヒルズ族、秒速で1億稼ぐ男などと世間からもてはやされていた与沢氏がどのように復活したのか?

表紙のイメージとはだいぶ違いビジネスパーソンとして本質をついた大事なことがたくさん紹介されていました。

ではご紹介していきます。

2.本のサマリー

わずか3年半で月商1億5000万円の会社に成長させた与沢氏。

その後も手持ち100,000円の資金からわずか半年で7億円を稼ぎ出したり、山手線の電車広告をジャックし、秒速1億円の男として一躍注目を浴びました。その後、日本法人は解散しシンガポールに移住。

2016年にはドバイへ移住し結婚。

日本法人解散後の彼の行動についてあまり多く知られていませんが、仮想通貨で14億円の利益を確定したり22キロのダイエットに成功したり世界各地に不動産を所有するなど普通では考えられないような結果をたたき出しています。

本書籍ではこれらの結果を出せた原因を35のルールにまとめています。

細かい方法論と言うよりは「考え方」や「行動指針」といったところが強いでしょう。

その中でも特に印象が残るのは一点に集中し最短最速にこだわると言う事。

あれもこれもといろんなものに手を出してしまうと、どれも薄っぺらな結果しか手に入れることができません。という与沢氏。

ビジネス、不動産、投資、ダイエットなど様々なことにどのように一点集中で最短最速の結果を作ってきたのかを学ぶことができる1冊です。

3.ポイント3点

たった1つの結果のために、魂を売る

不器用ゆえに、お金儲けならお金儲け、減量なら減量と、一点に集中することでしか人生を歩むことができないのです。

初動で手を抜く人間は、いつまでも一流にはなれない。

4.岡崎の考察

世の中の一部の天才と言われる人は、もしかしたらたくさんの物事を同時に進捗させ、全てを成功裏に進めていくことができるかもしれません。

しかし、私が出会う経営者やプロと言われる方々はいくつものことを同時並行で成功させている人ではありません

器用な人ではなく、むしろ不器用すぎて1つの事しか取り組むことができない、そんな人もたくさんいます。

かく言う私も、複数のことをいくつも同時に進めることができず一点集中で結果を作ってきた方だと思います

たった1つの結果のために魂を売るという与沢氏の言葉は、同じ経営者として大きく共感するものがあります。

講演会などで多くの人に出会いますが、うまくいかない人の特徴は集中していないと言うことです

自分の都合の悪いことに出会うとすぐ他の方法を探して、どうにか楽ができないかとなってしまうのです。

私自身もですが、まず自分がそれほど器用ではないと言うことを認める必要があるでしょう

そして、最短最速最大の結果を求めることが自身のパフォーマンスを大きく引き出すカギになるのではないでしょうか。

また、どうせやるなら一気にやるべきでしょう

初動で手を抜くやつは一流になれないと与沢氏も伝えていますが、その通りです。

ゆっくり自分なりのペースで始めようというのはいつまでたっても本気になれないと言う結果を生むことにしかなりません。

3週間続けられれば習慣になるということを紹介していますが、まずは1つの目標を決め3週間全力で行動することを決めてみてはいかがでしょうか?

5.気になるワード

たった1つの結果のために、魂を売る
不器用ゆえに、お金儲けならお金儲け、減量なら減量と、一点に集中することでしか人生を歩むことができないのです。
あれもこれもといろんなものに手を出してしまうと、どれも薄っぺらな結果しか手に入れることができません。
最短、最速こそが、最強のソリューション
短期間だからこそ人は集中できる
ストイックでいるために、人は何らかの代償を払わなければならないのです。
最短最速のメリットは、結果が早く出るので正しい方法論に辿り着きやすい
最短最速で結果を出すとブチ抜いた存在になれる
お金で買えない幸せもあるでしょう。しかし、お金と人生の幅は比例する。そう確信しています。
もしもあなたが今、何か悩みを抱えていて、お金も不足している状態であれば、まずは目標を「お金を稼ぐ」と言う1点に絞って考えていくべきです。それ以外の目標は1度全て捨てるべきです。
私にとって、ストイックであることの定義は、24時間いつでもそのことだけを考えると言う意味です。
誰かが言っていたからと言う理由で思考停止に陥るのは、もうやめましょう。
私が言いたいのは、人の意見を聞くなと言うことではありません。
大切なのは、全ての意見に対して、あなたがきちんと自分自身の頭で考え、何が良いと思える点か、何が悪いと思う点かを自分自身で考え抜いた結果、採用するのかどうかです。
何が言いたいのかと言うと、他人の想定の範囲内にとどまっていてはいけない、と言うことです。どんなアクションであっても、驚かれることが大切なのです。普通の人が考える斜め上の行動が望ましく、あまり共感されない驚きの行動が最適です。
稼ぐ事は1回ではなく、一生続けるものと言う認識を持っています。
一発で儲かる仕事を探すよりも、儲かるようにした仕事を、長く続けるのが最大の秘訣です
人の能力自体に差はない。
勝敗を分けるのはどれだけ種を撒き続け、失敗を積むか。
1番強いと思うのは失敗を恐れず、種を撒き続けられるタイプです。
成功だけを続けられる人間は、誰もいません。
失敗をしない人間はいないのです。失敗から何かを学ぶ。失敗するのは当たり前。それを織り込んで、どんどん積極的に種を撒き、失敗を積み重ねていってほしいと思います。
小休止はしても、長期休暇は絶対ダメなのです。いつでも走りつつ考える。改善していく。
私が投資の本質だと思っているのは、他の人に見えていないものを見つけられるかどうかだと思っています。
優れたものは絶対に最終的には勝ち抜く
リスクを取らねばリターンは無い
資産が少ない人ほど、リスクは高いがリターンも大きい勝負をかけるべきだと思っています。
初動で手を抜く人間は、いつまでも一流にはなれない。
ビジネスでは1日の利益を把握し、それを最大化して積み上げていかないと通年の利益を伸ばす事はできません。
どんな目標も長期計画であればあるほど執着心が薄れる
毎日が本気ならば、確実に成果は出ます。
人間は何らかの行為を3週間続けることができれば、3週間後には無意識にその行為を習慣として続けることができる
この世は全て自己責任。同調した末に何か失敗したとしても、それはあなたの考えが浅はかだったから悪いのだとばかりに、誰も助けてはくれません。
相手の都合で、時に従順さを求められ失敗すれば放置される。そんな世の中なのです。
ならば、考えに考え抜き、自分のやりたいことや思うことを貫き通す方が、どれだけ幸せでしょうか。その上で失敗しても、価値があるじゃないですか

6.商品の紹介