書評

赤ちゃんに算数をどう教えるか

1. 今日の一言と紹介する本

皆さんはこんな保育園があると言われたらどう感じるでしょうか?

子供たちが全員逆立ち歩きする。
子供たちが全員バク転をする。
子供たちが全員漢字が読める。
子供たちが全員その漢字を英語に訳せる。
そして、全く人見知りせず、ちゃんと挨拶ができ、人を応援することができる。

僕が保育園児の時は、ここに書いたことの全てが出来ませんでした(笑)

さらに、その保育園には一切のスパルタがなく、教育方針は、
やらせない
教えない
無理強いしない

そんな奇跡のような保育園があります。

天才キッズクラブです。

子供たちはみんな天才で、環境さえ整えることができれば、誰だってその才能を開花することができる。

そうおっしゃるのは理事長の田中孝太郎さん。
今日はその田中さんのおすすめ書籍『赤ちゃんに算数をどう教えるか』をご紹介していきます。

2. 本のサマリー

グレンドーマン博士は子供の脳の発達に関する研究の第一人者。
そして共著のジャネットドーマン博士は人間能力開発研究所の所長。
脳科学の権威と、能力開発のプロの2人が共著した1冊。

おそらくほとんどの方は、『赤ちゃんに算数など教えることができない』と思うかもしれませんが、語学や数学に関して学ぶと言う行為は早ければ早いほど効果的に、効率的に学ぶことができるようです。

私たちは学ぶということに関して間違った認識を多々持ち合わせています。

例えばテストを行うということ。

テストは、よくいっても不愉快、最悪の場合には憎しみを生みます。
お子さんには教えるだけにしてください。テストはしないこと。
テストを行うことによって学習意欲をそいでしまい、子供のためではなく大人の満足のためにしているだけだというのです。

親が誠意を持って事実に基づいて教えるなら、どんなことでも赤ちゃんに教えられる。

ではどのように教えれば、赤ちゃんに算数や語学を教えることができるのか?

幼児教育に関わることがある方なら必読の1冊です。

3. ポイント3点

私たち大人は、子供が大きくなればなるほど学習は容易になると考えており、それが正しい場合もあります。しかし、言語に関しては明らかに間違いです。

脳は二頭筋と同じように、使うことによって成長する

脳は、中身を入れれば入れるほど容量が増える唯一の容れ物である。

4. 岡崎の考察

この本を読むことで、人間の能力の素晴らしさに気づくことができるでしょう。
そして教育に関して大きな誤りをしていることにも気づくことができます。

例えば子供をあやすためにこういったことをしていないでしょうか。

子供が遊んでも壊れないような玩具を与える

無意識のうちに学習を妨げる方法として紹介されています。

なぜなら壊れないような玩具は子供が中身に興味を持っても見ることができず、学習意欲が下がると言うのです。

子供の好奇心を奪わないことがとても重要。

大人がやってもつまらないことのほとんどは子供にとってもつまらず、学習において全く効果的では無いそうです。

それでは子供の学習意欲とその素晴らしい学習能力について基本的な要点をご紹介します。
①学習のプロセスは誕生の時、あるいはそれ以前から始まる
②赤ちゃんは皆心から学びたがっている
③小さな子供は食べることより学ぶことの方が好き
④子供は遊ぶことより学ぶことの方が好き
⑤小さな子供は成長することが自分の仕事だと考えている
⑥小さな子供は今すぐ大きくなりたいと思っている
⑦子供は皆、学習を生き延びるための手段と考えている
⑧子供がそう考えるのは正しい
⑨小さな子供はすべてを今すぐに学びたがっている
⑩算数は学ぶ価値のあるものの1つだ

子供のみならず、人間の脳の持つ機能の高さを改めて認識させられる素晴らしい一冊でした。

5. 気になるワード

脳神経の成長はこれまで固定的で変化不可能と思われていたが、実は動的であり常に変化し続ける
読む事は1歳2歳の子に教える方が、4歳の子に教えるよりずっと優しい。
親が誠意を持って事実に基づいて教えるなら、どんなことでも赤ちゃんに教えられる
中でも最も興味深いのは、それによって赤ちゃんの知性が何倍にも伸びることでした。そして、最も重要なのは、それが親にも赤ちゃんにも楽しく喜ばしいことがわかった点でした。お互いの愛情、そしてそれよりも大切な、お互いの尊敬が大きく膨らんでいったのです。
ありえない要素を全て取り去った後に残ったものが、答えなのだ。
私たち大人は、子供が大きくなればなるほど学習は容易になると考えており、それが正しい場合もあります。しかし、言語に関しては明らかに間違いです。
大抵の大人は、読むことや音楽や算数を大抵の子供よりよくできますが、それぞれの文字や音符や数を識別する能力については、充分幼い間にその機会を与えられるなら、子供の方が大人よりずっと早く簡単に身に付けます。
子供の学習意欲とその素晴らしい学習能力について基本的な要点
①学習のプロセスは誕生の時、あるいはそれ以前から始まる
②赤ちゃんは皆心から学びたがっている
③小さな子供は食べることより学ぶことの方が好き
④子供は遊ぶことより学ぶことの方が好き
⑤小さな子供は成長することが自分の仕事だと考えている
⑥小さな子供は今すぐ大きくなりたいと思っている
⑦子供は皆、学習を生き延びるための手段と考えている
⑧子供がそう考えるのは正しい
⑨小さな子供はすべてを今すぐに学びたがっている
⑩算数は学ぶ価値のあるものの1つだ
与えられる経験が制限されれば、子供の学習意欲は削がれます。
物理的制約を取り除いてやるだけで、子供は目覚ましい勢いで学んでいきます。子供の素晴らしい学習能力を私たちが認識し、無限の機会を与え、同時に子供を励ましてやれば、その子の吸収する知識は何倍も増えます。
私たちは子供ほどそれを意識していないため、無意識のうちに学習を妨げる方法を考え出しています。
まず第一によく目にするのは、子供が遊んでも壊れないような玩具を与える式の考え方です。玩具は壊れないように作られているため、子供の学習能力が発揮できない
赤ちゃんが学ぼうとする試みに対抗する第二の方法として一般的なのは、すぐにベビーサークルに戻す式の考え方です。
小さな子供たちがあらゆることを、できるだけ早く学びたいとはっきり意思表示している
学ぶことが人生で1番大切なこと
赤ちゃんはみんな語学の天才
ありのままの事実を取り込む能力は、年齢と反比例する
算数は人間の脳が持つ最高の機能の1つだということです。地球上のあらゆる生物の中で、算数ができるのは人間だけ。
脳は二頭筋と同じように、使うことによって成長する
読みを始めるのに適切な年齢を設定するのは、全く無意味です。
脳は、中身を入れれば入れるほど容量が増える唯一の容れ物である。
脳の1つの機能を高めると、その他の機能もある程度高められる
5歳までの間に吸収した情報が多ければ多いほど、後まで残る量も多くなる。
学ぶ事はご褒美であり、罰では無い。
学ぶことが喜びであり、退屈な雑用では無い。
学ぶ事は特典であり、剥奪では無い。
母親と子供がともに気分が良く、調子の良い時でなければ、決してこのゲームを行ってはいけません。
常に子供が辞めたいと思う前にやめること
算数のセッションに対する子供の興味と意欲は、次の3つと密接な関連があります。
①教材を見せるスピード
②新しい教材の利用
③母親の楽しげな態度
テストは、よくいっても不愉快、最悪の場合には憎しみを生みます。
お子さんには教えるだけにしてください。テストはしないこと。
テストは学ぶこととは正反対です。そこにあるのはストレスだけです。
問題を解く機会を与える目的は、子供が望む時に、自分の知識を披露する機会を与えること
学ぶことが人生最大の喜びの1つであり、そうあり続けるべき
大人にはできないと言うことを、小さな子供はわかっていません

6. 商品の紹介