書評

中田式 ウルトラ・メンタル教本

1.今日の一言と紹介する本

私が友人から聞かれることの1つに、なぜ岡崎さんは起業したのですか?
と言うものがあります。
多くの場合は、起業=難しい、辛い、と思われているようで、大変そうですよねとよく言われます。
会社員がいいか、起業家がいいか、と比べる必要はありませんが、僕は言われたことをやるよりも自分で挑戦する方が面白そうだと思っています。好きに生きていたいんですよね(笑)

働き方はどうあれ、人は好きに生きれていない時には不自由を感じます。そして不自由さは不満につながっていきます。

ですから今日は、好きに生きるためのやらないことリストをまとめた『中田式 ウルトラメンタル教本』をご紹介していこうと思います。

2.本のサマリー

オリエンタルラジオで一世風靡した中田敦彦さん。

お笑いだけでなく、音楽ユニットも作り、
RADIO FISH
Perfect human
が大ヒットしNHKの紅白歌合戦にも出場をしています。

さらに2019年に入ってから始めた『中田敦彦のYouTube大学』はわずか4ヶ月半でチャンネル登録者数が100万人を突破。まさに目覚ましい成果を作り上げています。

好きに生きるためのやらないことリスト41」というサブタイトルがつけられた本書。

なぜ中田さんはブレイクし続けるのか?の問いに答えた一冊となっています。そして、人がたくましく生き続けるために必要な強さとは、「くじけなさと冷静さだ」と答える中田さん。
くじけずに様々な問題に冷静に対処してきた具体例がたくさん紹介されています。
体験談に基づき、具体的でとても読みやすい内容になっています。

3.ポイント3点

過剰になって怒られろが、僕のモットーです。
今の時代、怒られないようにやり過ごしていては、それはもう何もやっていないのと同じです。失敗が怖いのでしょうか。
でも、失敗を繰り返さなければ、成功はありません。

他人の顔色伺っているばかりで、自分の感情を大切にしていない。
他人の感情を、そこまで優先させなくてもいい

どこにいても、頑張っていれば報われると言うのは幻想。
あなたにとってふさわしい場所で行われたふさわしい努力こそが報われます。

4.岡崎の考察

今の時代が求めているものは何でしょうか?

世の中はどんどん便利になり、困りごとが少ない現代社会。
最新の書籍を多く読んでいると共通している事は、行き過ぎた努力や挑戦がエンターテイメントとなり喜ばれていると言うことです。
その点から考えると、やりすぎて怒られる位がちょうど良いと言えるでしょう。

成功の反対は失敗を恐れて何もしないことといいます。
心配して人に笑われるのではないかと気にする人もいますが、案外まわりは自分の失敗なんて覚えていません。
あなたも自分の失敗はよく覚えていても、周りの人の失敗はそんなにいちいち覚えていないのではないでしょうか?
だから失敗して人に笑われるかもしれないなんて事は考えなくていいのです。

むしろ自分の理想に向かっていく努力であれば、たとえ失敗しても気にせずどんどん挑戦していきましょう。

失敗は成功の母である」ともいいます。成功には失敗がつきものなんです。そしてほとんどの人は、他人の成功体験よりも失敗体験に勇気をもらうものです。
挑戦しいっぱい失敗を積み重ね、そこから多くの経験と将来のネタを作っていってください。

結果を作ったときにそれが大きな財産になるはずです。

5.気になるワード

今、何足のわらじを履いているか分からなくなるほど、いろんなことにチャレンジしている状況です。
どうしてそんなことをするのか?不安だからです。
生きることの大変さを痛感しているからです。
だから、チャレンジし続けている。
これだけ複雑化した社会の中で、たくましく生き続けるために必要な強さとは、くじけなさと冷静さだと思います。
人間、誰しもネガティブになるさ。ちょっと休んでおくか。
それくらい開き直ったほうが、よっぽど回復は早いでしょう。
手持ちのアイディアなんて、インプットを怠ればたちまち枯渇する
インプットなくして成功なし
ビジネスで成功している人、独創的な活動している人に話を聞くことを、僕は「先進国に会う」と呼んでいます。
先進国に会うとき、僕はほとんど弟子入りするような感覚で対峙します。
成功者のやり方をインプットして、自分のものにする。
真似から入ることも重要です。
何のインプットもないまま個性を追求するのはナンセンス。
成功者から学ぶ姿勢なしに入れた原因を僕は知りません。
学びたいと思うことが成長の必要条件です。
笑えない毒舌を言う人が身近にいたら、その人のことをよく観察してみてください。
へそまがりだったり、悲観主義者だったりするはずです。
つまり、現場の不満が高まって自己愛がいびつになってしまっているのです。
泥臭くなれない事は絶望的に依存
自分の言い分を通すために大切なのは、論理的になること、それにつきます。特に肉親同士で感情的になると、地獄ですよね。
ジェネレーションギャップは想像以上にかけ離れている。
武器を獲得できたのは、追い詰められたからです。
ピンチの時逃げ道を作らず突き進む。
これがピンチからの脱却方です。
世の中はいつだって過渡期
生きている以上、安泰はありません。
変化し続ける世の中で生き残るため、「副業=不可能」の感覚を捨て去るだけでも、何かしらのヒントになるはずです。
やってみないと、それが本当にやりたいことなのかどうかは分かりません。ダメなら止めて構わない。
失敗は、チャレンジするものの特権なのです。
できないヤツに限ってカネの話をしたがる。
お金の話から入るのは損
これからの社会では、ギブ、ギブ、ギブ、で生きるべきなのです。
ありのままの自分を封印して、役割を演じきること。
それはビジネスにおける最も重要なスキルの1つなんです。
ものに振り回されず、軽やかに生きていくほうが楽しいに決まっています
資産を持とうと借金して、結果負債を抱えるのは不幸です。
僕は僕で食べていけるようになったこと自体が財産です。
次世代の人たちには、自分で生きていく力を養ってほしい
僕たちがやるべき事は、知恵と言う見えない資産を渡すことです。
真面目な人ほど、自分を過小評価してしまいがちです。
そんな過小評価に陥っている人は、周りにいる変人から学んでください。
ここで言う変人とは要するに、過剰な人のことです。
変人は才能の塊です。変人とは付き合ったほうが得です。
人脈と言う言葉に振り回されると、本当の人間関係を見失いかねません。
上っ面でなく、喜びも悲しみも共有できる相手を探して欲しい
過剰になって怒られろが、僕のモットーです。
今の時代、怒られないようにやり過ごしていては、それはもう何もやっていないのと同じです。失敗が怖いのでしょうか。
でも、失敗を繰り返さなければ、成功はありません。
緊張を和らげようとしなくていい
緊張している事は、自分がそれに対して真剣に取り組んでいる証拠
アイデアは天から降りてくるものではありません。
学習の積み重ねでしか、得ることができないのです。
総じて、休むのが下手な人は、仕事も下手です。
職場のホワイトボードに、自分の行き先を細かく丁寧に書いているとしたら、今すぐやめましょう。
働いてるアピールする痛い奴としか思われません。
クオリティーさえキープできればサボってもいいです。
他人の顔色伺っているばかりで、自分の感情を大切にしていない。
他人の感情を、そこまで優先させなくてもいい
ノープランで突っ走るのは勇敢でも何でもなく、単なる無謀です。
幸福の条件は人それぞれなのに、それを忘れてしまうのが人間です。
現代に生きる私たちは人類史上で最も恵まれています。
平凡な人なんていません。みんなどうしようもなく個性的です。
最高の仕事は、次の5つの条件を全て満たすものだと思っています。
①成果を出している
②周囲に認められている
③満足な報酬が得られている
④やりたい職種についている
⑤気の合う仲間がいる
どこにいても、頑張っていれば報われると言うのは幻想。
あなたにとってふさわしい場所で行われたふさわしい努力こそが報われます。
ルールは、状況によって変わります。
一定不変のものではない。
正しさもまた、不変のものではありません。
そして、1つではありません。
正しさにこだわる人ほど、好戦的なものが多い。
自分の頭で考え、自分の足で動き、生きる喜びを実感しながら日々を送る。それが人間の目指すべき姿ではないかと思うのです。
生きることにへこたれず、自分と仲間を大切に生きて欲しい

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