1.今日の一言と本のサマリー
若い人たちの憧れの職業YouTuber。YouTubeチャンネルを伸ばしている人たちって、本当に尊敬です。
そんなYouTuberで結果を作っている1人、パーカーさん。
彼はなんとまだ現役の大学生。しかも、特別なことを挙げているのではなく、大学生の日常を上げるというYouTubeチャンネルで約50万人も登録しているというから驚き。
若い人たちが今何を思っているのか?今に限った話でありませんが、流行を作るのは若い人たち。その感性や感覚、情報を押さえておいて損はないでしょう。自ら、「ぼっち」という、コミュ障で人と混じらない青年の、孤独や弱さを強さに変える方法とは?
2.ポイント3点
気付けばもう21歳だ。年齢というのは恐ろしい。
世に出るものは人と一緒に作られたものなんだ。自分1人の力でできる、できないと、判断することではない。本当の1人は80点の生き方なのではないか?とも思うようになってきた。何か足りないピースがある。それは、本当に大事な人とのつながりだ。
人とのつながりが増えすぎると自分を見失ってしまう。しかし、本当に好きな人とのつながりは、人生をより豊かにしてくれるはずだ。
3.岡崎の考察
若い人たちって、今こういうことに共感を感じるんだ、と感じさせられたました。
当然ですが、時代が変われば、状況が変わり。状況が変われば人が変わる。
人間として、もとにある部分はそう大きく変わらないのでしょうが、その表現や考え方はやはり違いを感じます。この中で特に考えさせられた文章をご紹介し、僕なりに思うことをまとめるという形で書評にさせていただきます。
① ひとりになるために
小さい頃から、他人の人生を生きてきた。周りの目を気にしながらいつも行動していた。本音をさらけ出せる場所がなく、いつも親や先生、周りの大人たちの圧力に敏感だった。僕も子供の頃は親の目を伺いながら生きてきたものです。しかしもしかしたら今の子供たちの方が僕らの頃よりもその圧力の強さは増しているのかもしれません。自分が子供の時できなかったことをさせてあげたい。優しさのようで、単なる押し付けかも。考えさせられる一文でした。
②自立について
自分のことだから、自己責任で決めればいい。その決断で周りからどう思われようと、僕の人生なのだ。どこまでが自分の問題で、どこからが他人の問題なのかを、しっかり区別しなければならない。
周りの勧めで継続していた部活動を辞める決意をした時のエピソード。しかし、若さを感じるのは、何日もひとりで考え、ネットで調べたりもした。Yahoo!知恵袋でも同じような悩みが書かれてあり、心強かった。という記述です。
Yahoo!知恵袋で調べるという概念が僕の学生時代にはなかったなぁと、感心させられました。だからこそネットへの書き込みというのは誰かに影響を与えているかもしれないと考え、良い意味で慎重である必要がありますね。
③身軽でミニマムな人間関係
大学生になるにあたって、気をつけていたことがある。それは、ミニマムな人間関係である。惰性の人付き合いや無駄に気を使わないといけない友達というものは、かえって負担になるだろうと思っていた。軽々しく人と関わる事は自分の首を絞めるかもしれないと警戒していた。
人生では、何に時間を使い、何を切り捨てるかが大事でしょう。ですから付き合う人を選ぶという概念はとても大事だと思います。正直、学生時代にそんな考え方なかったな、と振り返ります。
なぜそう考えるようになったのか?それは尊敬するYouTubeの人が言っていたからとのこと。ここにも世代間のギャップを感じました。
④個性とは何だ?
個性とはなんとも曖昧な言葉だ。本来、個性とは人と比べるものではなく、その人が持っているもの全てを個性と評価するべきだろう。個性について皆さんはどのように考えますか?パーカーさんは、この子は個性的だという言葉自体がおかしいと論じています。確かにその通りです。面白みがなくても、どんな夏平凡な性格でも、それが個性のはず。特徴がなかったとしても、なんらか個性はあるはずです。ステレオタイプで人を判断するのではなく、ひとりひとりを尊重する世の中でありたいですね。
前半は自叙伝になっており、大学生らしい自然な過ごし方に好感を感じました。今の大学生に関心がある方にオススメの一冊です。