書評

12のタイプから人の強みが一瞬でわかる「魔法のスイッチ」

1.今日の一言と本のサマリー

皆さんの強みはなんですか?そう質問されてすぐ答えが出る人はどのぐらいいるのでしょうか。

今日の書籍の著者、マツダミヒロ先生曰く、講座等でこの質問すると、残念ながら90%以上の方がわからないと答えるといいます。自分の素質を知ると、全てがうまくいく人間は「素質」を持って生まれてきます。

では一体どんな素質があるのか?

人間科学研究所の長谷川博一先生は、18,000人ら900社を超える調査と、そこからさらに90,000人以上のデータを調査して得られた結果から、「態度類型学」というものを発表しています。

この研究結果を源に開発したのが、魔法のスイッチです。

まず自分の素質を知る。そしてその素質を最大限生かす。そのために何に取り組めば良いのか?人間関係の悩みがスッと消えて、理想の自分になれる一冊。ご紹介していきます。

2.ポイント3点

あなたがこの世に生まれた瞬間から、すでにあなたを形成するための根本的な素質が存在する

最も大事な事は、まずはその素質が何なのかを知ること。そして、その素質を最大限に生かすことです。

相手の素質を知っておけば、相手に不快な気持ちを与えることも、共用することもなく、相手を気持ちよくしながらやる気を引き出すことができます。

3.岡崎の考察

あなたは、魔法使いです」この一言から書き始められた本書。
魔法とは、本来自分が持っている力のこと。それを才能や強みと呼んだり、自分らしさと呼んだりすることもあります。しかし、誰もが持っているにもかかわらず、90%以上の人が自分のアホに気づいていないという現実。

その眠った才能を発動させるために押さなければならないスイッチ。それが魔法のスイッチです。本書籍では12のタイプとシチュエーション別の対応方法について紹介されています。

ちなみに僕はハーミーでした(笑)

フェアプレイが好きで、みんなを公平に扱いたいという精神があります。面倒見がよく、世話好きで、目の前に困っている人がいるとすぐに手を差し伸べていくという精神性を備えています。

自分が言うと気恥ずかしいですね。当たってますか?

ご自身がどんなタイプなのかについてはぜひ書籍を購入してお確かめください。ここではケーススタディーごとに気をつけた方が良い事をご紹介する形で書評としたいと思います。

① 魔法のスイッチが役に立つ具体的な4つのシーン
次のようなケースにおいて魔法のスイッチが役に立つといます。
1、職場の人間関係で悩んでいる時
2、子供の能力を引き出したい時
3、起業家やフリーランスが自分の強みを知りたい時
4、恋愛、パートナーシップがうまくいかない時
いずれかのケースが該当するときには早見表で自分や相手がどの魔法使い(タイプ)か調べてみましょう。

②上司と部下の相性が悪い場合
自分の強みさえわからない人が多いのに、部下の得て不得手まで明確に把握してる上司などほとんどいないと言っても言い過ぎではないでしょう。
それでは、あの部下は何度いってもなぜできないのだろうか?と思っても意味がありません。
会社という組織の中では、基本的に上司が権限を持っています。であれば、上司の立場の人が部下の素質や強みを知り、それに合わせた仕事を依頼することが重要です。また、部下として上司の強みと弱みを知っておけば補うこともできるでしょう。

③自信が持てず、起業する勇気がない
起業や副業に関する本を読むと、必ずと言っていいほど、「自分が楽しいと思うことをビジネスにしましょう」などと書いてありますが、ビジネスは趣味ではありません。自分が楽しいだけでは稼ぎ続けることができません。自分の素質や強みに合った起業の仕方をするようにしましょう。

④パートナーシップ。助け合いたい奥さんとマイペースな旦那さん。
真逆な性質を持つ2人が夫婦になるという事は意外に多いそうです。だからこそ、相手のことが理解できない、何を考えてるかわからないと悩んでしまいます。夫婦とは言え他人です。互いの違いを知り、認め合う必要があるでしょう。必要な役割分担をすることで、お互いが自分の強みを生かし支え合うことができるようになるはずです。誰であれ自分のことを正しく知る事は必要なことでしょう。

とても読みやすい一冊でした。自分のことを知らない、という90%の人に該当すると思う人はぜひ読んでみて下さい。

4.商品の紹介