書評

体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒

1.今日の一言と本のサマリー

皆さんご存知の通りですが、僕はかなり酒飲みです(笑)
そこで今日は最近中板を重ねているお酒に関わる本。『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒

そもそもなんですが、お酒がなぜ体に嬉しいのか?

今日ご紹介するのはただのお酒ではありません。フルーツを使った薬用酒、野菜や漢方食材、ハーブなどの食材を使った薬用レシピです。特に捨ててしまっている芯ほど栄養があるもの。そんな捨ててしまっている食材を、お酒につけることで美味しくいただくことができます。これが果実酒や野菜酒、薬用酒の魅力でしょう。
その他、普段何気なく食べている食材にはすべて薬効があることに気づかされます。

魅力的なレシピの数々。ご紹介していきましょう。

2.岡崎の考察

普通のお酒を飲むのが苦手、という方にもオススメできるのが果実や野菜を漬け込んだお酒。難しいのかな?と思われがちですが、この書籍を読むと自作のお酒が簡単であることがわかります。また料理酒としても使えるので、飲めない人でも楽しめるのが魅力でしょう。

まず基本を押さえていきたいと思います。
①素材選びについて
生のものについては、旬の食材を選ぶことが大切です。しかし完熟したものではない方が良いでしょう。完熟より少し前のものを使うように心がけてください。
そしてとれたての新鮮なものは味や香りが強いので、手に入れたら早めに漬け込むことが大切。傷がある場合は避けて下さい。乾燥のものを使う場合もあります。ドライフルーツやドライハーブ、スパイスなどです。こちらも鮮度が重要。作って時間が経っていないものを、使うように心がけてください。
また合成着色料が添加されているものは避けるようにしましょう。

②ベース酒について
ホワイトリカーと言われる、甲類焼酎35度のものを使いましょう。無味無臭でクセがなく、素材本来の味を生かした果実酒向きです。また、ウイスキー、ブランデー、ラム酒、テキーラ、日本酒、泡盛など、薬用酒に使うお酒もいろいろあります。慣れてきたら様々なお酒と合わせるのも良いでしょう。

③保存容器について
薬用酒は長期保存するので、カビや腐敗を防ぐためにも、空気に触れさせないようにすることが大切です。しっかり密閉できる容器を使いましょう。また殺菌作業が必須です。30~50度のアルコールをキッチンペーパーに含ませて容器をまんべんなく拭いてください。

④水気、汚れを残さない
水気は大敵です。雑菌が繁殖し、腐敗が始まる原因となるからです。水気をしっかりとり、汚れはこすり洗いをするなどしてしっかりとってください。また中には毒性があるものもあります。意外なものに毒性が含まれていますので、一度調べてから漬け込むようにしてください。

⑤果実酒の基本、梅酒をつけてみよう
梅酒作りを知れば、果実づくりの基本をマスターできます。売れる前の、青梅を使うようにしてください。最初はアク抜きから。青梅を水につけることでアクを抜きます。続いて水気を拭くこと。一つ一つキッチンペーパーで丁寧に水気を拭いてください。ヘタを取る作業も重要です。竹串を使って実に傷を付けないようにしてから取り除いてください。その美を容器に入れます。そしてホワイトリカーと氷砂糖を購入!あとは冷暗所で保存するだけ。時々容器を揺すって、溶けてきた氷砂糖が全体に行き渡るようにしてください。

書籍を読む限り、ありとあらゆる素材がお酒の材料になります。自家製酒に興味のある方にはオススメの一冊だと思います。

3.商品の紹介