書評

秒で決めろ! 秒で動け! ラファエル式秒速タイムマネージメント

1.今日の一言と本のサマリー

毎日『YouTubeチャンネル(かっちゃんねる)を作ってます。いやぁー、でもこれ大変ですね。企画も作らなきゃいけないし、構成も考えなきゃいけない。1人で全部やってるわけでもないからその意図を人に伝えなきゃいけない…ほんとにYoutuberの人たち大尊敬です。

そんな有名Youtuberの中でひときわ目立つ存在ラファエル

そのラファエルさんの『秒で決めろ! 秒で動け! ラファエル式秒速タイムマネージメント』ビジネスは徒競走と似ています。1位でゴールしたいのであれば、誰よりも早くなければいけません。秒速の決断力と行動力でスタートダッシュを決めろ!

スピード重視で行動し続けてきたというラファエルさん。ご紹介していきましょう。

2.ポイント3点

分業で得意分野の作業をシェアし他人に任せてしまうのは、効率的ではありますが、少なくとも自分のスキルは停滞したままで成長は望めなくなります。ときには徹夜をしたり自分の知識や能力を超えた仕事をこなしたりして、徹底的に自分に負荷をかける。そうすることでスキルが上がり、スピードも増していきます。

人の真似をするのは良くないという人がいますが、成功した人のやり方を否定するのはナンセンスです。職人の世界でも最初の作業は真似ることから始まります。

常識に縛られていたら優等生にはなれても成功者にはなれない

3.岡崎の考察

まさにストイックそのもの。元自衛官というだけあって、体力根性が凄まじいです。しかしそれでだけでなくかなり考えて行動していることも本書の中で伺うことができます。

特に印象に残った項目を3つご紹介していきたいと思います。

①躊躇や迷いに時間をかけると、成功はどんどん遠ざかる
ラファエルがYouTubeの世界に飛び込むことを決めたのは、まさに秒だったといいます。1日4時間に換算すると24時間しかありません。この時間の中で、他人よりも濃い人生を生きようとしたら、躊躇や迷いの時間は無駄でしかないといます。何をするにせよ、選択に時間をかけるような人間は、選択するという行動そのものが遅れがちになるから、チャンスを逃してしまう。

②自分に負荷をかける
筋肉に負荷をかけるように、仕事にも負荷をかけなければ自分のスキルは成長しない。ラファエルはスケジュールにやるべきことをどんどん詰め込んでいくといいます。ある意味オーバーブッキングという状態。これが自分の能力アップに大きく貢献しているといます。
可能な限り仕事をつめ、時間をギリギリまで使っていく。そして時間を効率的に使っていく。それを意識して生活すると、次第に自分のキャパシティーが大きくなってくるはず。また分業で得意分野の作業をシェアするという仕事の仕方もありますが、それでは自分の成長も見込めません。苦手なことにも取り組み、徹底的に自分に負荷をかけて、能力アップに努めましょう。

③モチベーションがない人は目標がないから能力がない
ビジネスシーンではいろいろ複雑な心理が交錯しています。その中で高い商品を次々と売るトップセールスマンと、何をやっても全く売れない営業マンの違いはどこにあるのでしょうか?

この両者を分けるのはモチベーションの差だといいます。

ではなぜモチベーションが上がらないのか。その答えは目標や目的が曖昧だから。アドラー心理学よろしく、まずは自分の目的や目標を明確にすることをすると良いでしょう。個人的にはこういうストイック系の本の方が好きだなぁと思いました。楽して儲けるも魅力的でしょうが、人生面白くない気がします。

Youtuberに興味があるなし関係なく、行動力をつけたい人にオススメの一冊でした。

4.気になるワード

利益を最大化するには、時間をかけないことである
チートや迷いに時間をかけると、成果はどんどん遠ざかる
秒で決断して秒で行動するのが成功の鉄則です
正しい選択のためには、常日頃から自分の経験や知識をフル稼働させ、古い常識や既成概念に囚われずに分析することが大事
偏見にとらわれた選択というのは大抵の場合は間違っていて、余計な事情を考慮するため決断も遅くなります。
秒で決断すること=慎重では無いと考えるのは早計です
最大かつ最強の時短で行くわ、自分にできることを分析すること
やりたいことだけをやってビジネスで儲かっている人はほとんどいません。僕はやりたいことに最初に手を出してしまうという選択肢そのものが、あまり良くないような気がします。
やりたい仕事を成功させるのは、とても時間がかかります。
YouTubeでは、やりたいことを動画にしても成功はせず、できることを特性にしたほうが、良い結果が得られます。
自分の得意なこと、つまりできることを仕事にするのが、成功への最短ルートといえます。
本当にやりたいことなら、逆にいつだってできます。余裕が生まれてから取り組んだ方が、クオリティーの高い仕事ができるはずです。
ビジネス相手のことを知っていなければ、商売をしたり相談をしたりするのも、余計な時間がかかってしまいます。
嫌だなぁというマインド、あるいはやる気のあるときのマインドでは、何かのエネルギーや電磁波のようなものが自分の体から発生していると思っている
目標を達成できるのであれば、睡眠時間を失っても構いません。
寝たい、遊びたい、楽しみたい…そんな事は目標にたどり着いてから、いくらでもできると思いませんか?
睡眠時間を削れば削るほど、目標へと近づける
普通の人でも少しずつ睡眠時間を減らし、時間をかけて体のリズムを慣れさせることが可能なようです。
タイムマネジメントとは仕事を詰め込む労働強化の技術ではありません。仕事の成果を高めるため、時間を主体的に管理、活用して、仕事を整理する能力のことです。
分業で得意分野の作業をシェアし他人に任せてしまうのは、効率的ではありますが、少なくとも自分のスキルは停滞したままで成長は望めなくなります。ときには徹夜をしたり自分の知識や能力を超えた仕事をこなしたりして、徹底的に自分に負荷をかける。そうすることでスキルが上がり、スピードも増していきます。
まずは今やらなくていいことを決め、絶対やるべきことに集中してこなしていく
人の真似をするのは良くないという人がいますが、成功した人のやり方を否定するのはナンセンスです。職人の世界でも最初の作業は真似ることから始まります。
損得勘定ができる人間は、自分がどこに行きたいのかがしっかりわかっている人
目標のある人はがっついていると批判するのは、自己分析も目標もないぼやっとした無防備な人間です。
常識に縛られていたら優等生にはなれても成功者にはなれない
ビジネスの常識のギャップは自然に解消されるものではなく、僕の場合のように能動的に動くことで埋まっていく
古い常識に縛られすぎると、業界全体が時代に対応できないポンコツになってしまう
今日から無理矢理革新的な態度を取る必要はありませんが、旧態依然とした常識や既成概念に縛られていると、それだけで余計な工数を増やしてしまい、成功への遠回りになってしまう
最初から完璧さを求めるのではなく、とりあえず集中して動いてみるのがベストです。
車や電車に乗っているだけの移動ほど無駄な時間はありません
移動時間をできる限り有効に使って、自分なりに何ができるかを模索してみませんか。
移動時間はある意味、未開発の均衡である可能性を秘めています。
ミスをしたらダメというルールに縛られると、行動が消極的になるし、パフォーマンスが最大限に発揮できません。
失敗したらではなく、どう前進するかを考えるのが最優先。
将来、楽が出来るようにきついトレーニングをしている
仕事の成功の方向に向かわせるためには、短期的にも長期的にも筋肉をつけるトレーニングは絶対に欠かせません
トレーニングによって体格が良くなると姿勢が良くなります。すると自然と自信がついていくものなのです。
やりたくない事でもやらせれば、人は急成長する
自分のためになると考えれば、面倒だと思う仕事もストレスを軽減できます。
部下の作業時も全て口を出している上司は、そのパワフルな営業力でそれなりの実績を出しますが、結局、4から5人のチームワークには勝てません。
自分の仕事を任せる人材を育てるには、スキルを上げさせるだけでなく、モチベーションを高めさせることも必要です。
憂さ晴らしの飲み会は全く無意味ですが、こうした人材育成に使えるのなら、マネージメント上でも重要なコミニケーション手段になる
時間を守るのが絶対のルール
コンプライアンスが厳しくなっているのは、社会的なステージが上がったという事
いいなと思ったアイデアは、誰のものでも構わないのです。僕にはキャリア年数だけを誇るプライドは無いので、すぐに取り入れます。
相手が誰だろうと、自分に見えない意見に価値がある
意識したのは相手を本気で好きになること
モチベーションがない人は目標がないから行動力がない
売れない営業マンはモチベーションややる気が低く、仕事をしていないだけなのです
ここ数年、エンタメの分野で、素人からバズったYoutuberはほんの一握りです。これからはマネタイズできるような素人Youtuberの新規参入は難しくなるでしょう。
浮世夢のごとし。
人生は夢のように、はかないものだからこそ、たった1秒でも無駄にしたくない。だから僕は、いつでも秒で決めて、秒で動くんだ。

5.商品の紹介