書評

なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23

1.今日の一言と本のサマリー

最近のちょっとした流行は、茶碗蒸しを自炊すること…意外と簡単に作れるんです。全部で10~15分ぐらい。調理器具は電子レンジなのでお手軽です。楽して、簡単に、おいしいものを…無駄な時間、コストをかけなくても、結構おいしいものは食べられます。

さて、今日ご紹介するのは『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』無駄なことを徹底的に嫌うひろゆき氏。2ちゃんねるや、ニコニコ動画、英語圏最大の匿名掲示板4chanの管理者は、一体どのように時間を使っているのでしょうか?

2.ポイント3点

組織が未来の安定を確約してくれる時代がもうすぐ終わってしまいます。そうした世の中で快適に生きていきたいなら、自分だけの価値を乱すことや、優先順位を意識して動くことをよく考えた方がいいんじゃないか

大金を稼ぐ人って、基本的に仕事が好きな人だという気がします。仕事と趣味の境が曖昧で、遊んでいるようで仕事をしているようで、やっぱり遊んでいる。

できるだけ時間をかけずに、より多くの成果を上げた方が良いわけで、時間と成果は比例関係で捉えていること自体が間違っている

3.岡崎の考察

本書で伝えられている事は「無駄を徹底的に省く」ということだと思います。

時間も、お金も、仕事も、努力も、無駄な事は一切しない。

非常に合理的で、「その通り!」という箇所も多いですが、逆にそれをやったらめちゃくちゃになってしまうだろうな…と思わされることも。本の内容を鵜呑みにせずに、自分でしっかり考えて情報を受け取れる方にオススメの内容だと思います。

例えば働き方についてはこのように論じています。

できるだけ時間をかけずに、より多くの成果を上げた方が良いわけで、時間と成果は比例関係で捉えていること自体が間違っている。長時間労働することを良しとしてしまっている日本人は考えなければならないことでしょう。

これからの世の中は、成果主義社会に変わっていくと予想されます。真面目に長い時間働いたよりも、成果を上げている人が優先される。同じ成果を上げるのなら短時間で効果的に成果を上げた方が良いでしょう。

大金を稼ぐ人って、基本的に仕事が好きな人だという気がします。仕事と趣味の境が曖昧で、遊んでいるようで仕事をしているようで、やっぱり遊んでいる。確かにその通りだと思います。往々にして稼いでいる人は、仕事を楽しんでいます。好きなことを仕事にしているように見えるでしょう。しかしこのようにもひろゆき氏は伝えています。

好きを仕事にすることがもてはやされがちですが、逆に好き過ぎて仕事として成立しないというのも、よくある話です。好きなことと、仕事として向いていること、仕事として成り立つ事は、両立しない場合も多い。あくまで好きなことを仕事にするのではなく、向いていることや、将来の理想に近づくことを仕事にしなさいと論じています。

好きなことを仕事にするべきという人も多いですが、実際にその仕事が自分の人生を豊かにしてくれるものとは限りません。むしろやればやっただけ、悪い方向に進んでしまうこともあるでしょう。

真面目に頑張りすぎて、無駄が増えてしまっているなと感じているなら、肩の力を抜くために読んでみても良い一冊だと思います。

4.気になるワード

与えられた時間で、最大の価値を作る
余った時間で楽しいことができたらラッキー
人間の脳は、頭を使わない単純作業しているときの方が、思考しやすいようにできています。
自然と無意識から意識がある状態になって、目が覚めたら起きるというのが1番
睡眠不足のまま期限通りにその低いアウトプットをするより、ちゃんと満足するまで寝て、たとえ期限から遅れても、質の高いアウトプットした方が、よほどいいんじゃないか
遅刻しても罪悪感がない場所、遅刻されてもくにならない場所に設定しておけば、遅刻問題のほとんどは解決する
そもそもの価値観が異なる人と組むことになって、色々とエネルギーを使ってすり合わせるのは、お互いにかなり非効率
組織が未来の安定を確約してくれる時代がもうすぐ終わってしまいます。そうした世の中で快適に生きていきたいなら、自分だけの価値を乱すことや、優先順位を意識して動くことをよく考えた方がいいんじゃないか
仕事で頭を使いすぎて、家では何も手につかないという話をよく聞きますが、むしろ集中する時間は遊びに振ったほうが、結果的に仕事もうまくいく
僕が思う頭を使うというのは、どれくらい集中力を切らさないでやるかということです。
仕事って、体動かすことがメインになる場合が多くて、頭を使う事はかなり少ない
頭を使いすぎない方が、仕事は成功しやすい
ある程度馬鹿がうまくいく
もしも仕事に行き詰まったら、いっそ遊びに頭脳のほとんどを使って、その余力で仕事をする位に考えた方が、実は、ちょうど良いのではないでしょうか
大金を稼ぐ人って、基本的に仕事が好きな人だという気がします。仕事と趣味の境が曖昧で、遊んでいるようで仕事をしているようで、やっぱり遊んでいる。
収入が多い仕事は実際、楽しい。収入が高い仕事ほど、実はそれが嫌いでやっている人などはいなくて、それが好きでやっている人だらけ
みんなが見ているものを、みんなが見ているのと同じように見ていても、自分の価値は上がりません。
たとえ暇つぶしであっても、同じ自分の時間を費やすのなら、自分が作ったものに費やしたい
自分だけの価値を手に入れる方向にシフトした方が良い
起業して失敗は、人生の中でおいしい経験
質を上げるほど評価も報酬も高くなるという軸のある仕事を目指したほうが、人生はより楽しくなる
自分の最大馬力がどれくらいかを、作業の種類ごとに把握しておく必要がある
人間心理として、やるべきことがあるときに、自分の好きなことをやっていると罪悪感が出てきます
返信は後回しにしない
好きで残業しているわけでもないのに、人類の長時間労働記録を更新しちゃうってどうなの?
頑張るということ自体、現代ではあまり必要ないこと
できるだけ時間をかけずに、より多くの成果を上げた方が良いわけで、時間と成果は比例関係で捉えていること自体が間違っている
自分が手を動かすよりも人を雇って動かしてもらったほうが、結果的にはコスパが良い
そもそも、努力が報われるって本当なんですかね
面白ければ自然に人は集まるでしょう
自分の能力だけでなんとかしようとするのが、まず基本的に間違っている
自分の中にあるセンスや経験だけ持ってきても、他人を説得することができない
物事って、努力よりも環境や条件の影響が大きい
優れるよりも、いい波に乗れ
日本人て、なぜか嫌いな人でも長い時間を一緒に過ごしている
好きを仕事にすることがもてはやされがちですが、逆に好き過ぎて仕事として成立しないというのも、よくある話です。
好きなことと仕事として向いていること、仕事として成り立つ事は、両立しない場合も多い
幸せな時間を確保するために、仕事を選ぶ
いろいろやってみる時間を確保して、あ、これは面白いな、と思えるものと出会うタイミングを逃さないようにすることが大事
君がいないと会社が回らないという言葉にやりがいを感じる人もいるそうですが、僕はその逆で、いなくて大丈夫でした、と言われる人はどうすればいいのかばかりを考えています。
基本的に、振れる仕事は全て人に振る
自分がいなくても事足りることに築けるのは、ビジネス的にとてもコスパが良いこと
社員に無理させることで回っている企業だと、利益構造なんかもやばい状況になっている
満足にやりたいこともやれずに人生終わってしまうくらいだったら、嘘をついてでも自分の時間を確保することに力を注いだ方が、人生、はるかに楽しくなるはずです。
日本人は休むこと自体に遠慮を感じすぎているように見えます。
食わず嫌いで一概に「行かない」と決めてしまうと、新しい経験の機会を棒に振る
自由な時間がない限り、自分の価値は作れない
迷う必要がないところで迷わない
特にこだわりがなければ、僕は、ひとまず1番安いのを選びます
ビジネスにつなげている人などは別として、一般人は、SNSなんて見ないほうがいい
そもそも誰がどこに行ったとか、何を食べたとか、どんな気持ちになったのかなんて、ぶっちぎりで「知らなくていいことナンバーワン」ですよ。
お金の無駄を嫌う僕ですが、経験に対しては、お金も時間も惜しみなく使います。
時間を制したものが、幸せを制する。人間は暇だと不幸になる。
感じる必要のない不安や脅威から自由になるには、暇な時間を作らなければいいわけです。
没頭できる人の人生は幸せ
生活コストが上がる理由の第一は、おそらくストレスです。
貧乏だけど幸せな人は無敵
お金があると、お金を使える。すると楽しくて幸せになれるという魔の公式から、早めに抜け出した方が良い
普通は失敗と捉えるようなことも、きっと今の楽しい状況を生み出すための布石だったんだと考える
自分が普通にしていて好かれなかったのなら、しょうがない
失恋から立ち直るのも簡単で、ネガティブな感情が起こらないように何かに没頭し、ストレス値をできるだけ低くすればいい。
そもそも人生で困ることってそんなにないよね
なんとなく日々を過ごす幸せ
時間というのは、基本的には誰であれ公平に与えられています。
せっかくの時間なので、自分が幸せになるために使うほうがいいと思うんですよね。

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