書評

バイオハック 肉体・精神・頭脳のパフォーマンスを最適化する技術45

1.今日の一言と紹介する本

コロナ禍で予定していたイベントがキャンセルになってしまう事がありました。

世の中的に大きな問題になっていますから致し方がないでしょうが、独立している個人からすると困っている人も多いでしょう。

さてどうするか。

起業して15年、生まれてから41年経ちますがこういった事態はさすがに初めて。正解がない中でどう立ち振る舞うか。何か目新しい情報があれば発信させて貰います。

それでは今日の書評『バイオハック 肉体・精神・頭脳のパフォーマンスを最適化する技術45』をしていきましょう。

2.本のサマリー

ある事実が、人生や仕事におけるパフォーマンスに大きく関係している…その事実とは、慢性的な身体の不調です。

健康度によるパフォーマンス格差の勝ち組と負け組がはっきり分かりつつある現在。どのように健康寿命を伸ばし、最高のパフォーマンスを発揮続ければ良いのでしょうか?

バイオハックとは、シリコンバレーやビバリーヒルズ、ニューヨーク、ロンドンなど欧米を中心に、世界的なムーブメントとして広がりつつある最先端のライフスタイル。本書は世界各地で数千人規模のセミナーに登壇する井口先生が、世界最先端の健康ライフスタイル情報を収集し、まとめたものとなる。

シリコンバレー式自分を変える最強の食事、デイヴ・アスプリー氏推薦。自分を覚醒させ、最高の自分をアップロードする45のメソッドとは?

3.ポイント3点

現代において、老化、肥満、病気は、すべて予防可能

クオリティーオブライフを左右するのは、実年齢よりも体の健康度

時代は、老化に抗うアンチエイジングではなく、リバースエイジング、つまり年齢を逆行させること、巻き戻すことへとシフトしつつある

4.岡崎の考察

本書では45のバイオハックが紹介されていますが、大きくまとめると、

・食習慣を改めること
・運動習慣を取り入れること
・生体検査を受けること

の3つにまとめることができます。

①食習慣
まず外食やコンビニ食をできるだけ減らしましょう。そして砂糖やグルテンを極力避けることを意識してください。結果として、ランチ後の猛烈な眠気や、夕方に訪れる疲労感、朝起きたときのだるさなどが減少するはずです。
代わりに、自然な方法で育てられた鶏肉、牛肉、天然の魚と山盛りの野菜、そして納豆や味噌汁や昆布茶などの発酵食品を取るようにしましょう。
これがパフォーマンスの最適化につながる食事法です。

②運動習慣
まずは1日15〜20分の運動を取り入れましょう。1日5000歩を目安に家の周りや、一駅分を余計に歩く習慣を持つだけでも大違いだといいます。
誰かと一緒に運動することでサボりにくくなり、孤独感を薄める効果が期待できます。ジムやヨガスタジオに入会して週2回程度通うと良いでしょう。

③生体検査を受ける
自身の体の状態を数値で可視化することで、バイオハックに対する理解もいっそう深まるでしょう。理解が深まれば実践の意欲も高まります。さらなる健康増進と病気予防につながるはずです。
何かと変化の激しい健康情報。常に最新の情報を知っている事は、健康寿命を延ばす上で賢い選択と言えるでしょう。

欧米の最新のライフスタイル、バイオハック。健康に興味がある人はぜひ読んでみてください。

5.気になるワード

現代において、廊下、肥満、病気は、すべて予防可能。日ごろの意識と実践よって、自分の健康は自分で作っていくのが当然。
High-performanceを保つには、健康意識を高め、実践することが不可欠
クオリティーオブライフを左右するのは、実年齢よりも体の健康度
時代は、老化に抗うアンチエイジングではなく、リバースエイジング、つまり年齢を逆行させること、巻き戻すことへとシフトしつつある
バイオハックとは自分で健康をコントロールする生物学
健康に対する投資は、すぐにリターンを実感できます。
日々、とっているものを質に意識を向ける事で体の土台を整える事が、重要な出発点
テロメアは、染色体の中にある遺伝子を守る保護キャップのような存在。テロメアの健康度が全身の健康度や老化スピード、寿命の長さにまで影響する。
ミトコンドリアの機能が正常に保たれることが、健康寿命の大きなカギになる
テロメアが短くなってしまうことを極力、防げば、病気リスクを拡大に下げ、健康寿命を延ばすことができる
テロメアには、3つの体積がある。インスリン抵抗性、酸化ストレス、炎症。
まずは血糖値を急上昇させ、インスリン抵抗性と、炎症物質、サイトカインの分泌を促進してしまう精白食品を避けること。と同時に、抗酸化、抗炎症作用のある食べ物をとればいい
腸内細菌が、太りやすい、痩せやすいといった体質を決めているとも言われています
黄金バランスは、善玉菌2、悪玉菌1、日和見菌7
脳の不調は、食事で改善できる可能性がある
トランス脂肪酸は、絶対に避けたい最悪の質
悪い脂質をとれば、ホルモンも細胞膜も質が下がる
トランス脂肪酸とは、主に化学的に油の組成を変化させた不自然かつ有害な資質
砂糖、甘いものを断つだけでも大違い
白砂糖は、バイオハッカーたちの間では、百害あって一理なしと考えられています。
甘いものは、たまに食べる嗜好品
毎日のように牛乳を飲むのは、腸に負担をかける習慣
中鎖脂肪酸は、カロリーが高すぎもかかわらず肥満につながりにくいばかりか、体の抗酸化も促進する、さらには脳や筋肉を有効に働かせる
動物性脂肪のデメリットは、近年では否定されている
栄養学的に最も理想に近いのは地中海地域の伝統的な食事である
地中海食の特徴は、脂質のほとんどをオリーヴ油と魚からとっている点
人間にとって食べる事は単なるエネルギー補給のためではない、心の健康のためでもある
間食は200キロカロリーまでが適切
高血圧は脳卒中や心筋梗塞を招くため、朝の運動習慣で高血圧を予防、改善するのは、将来的に、これらの病気リスクを下げることにつながる
5分間ほどピョンピョン跳びはねるだけで、およそ1キロメートルの有酸素運動(軽いジョギング)と同等の運動効果がある
座りっぱなしの時間が数時間ずつ長くなるにつれて、死亡リスクが約11%ずつ高くなる
健康寿命を縮めるストレスは様々ですが、孤独感もその代表格

6.商品の紹介