書評

思うことから、すべては始まる

1.今日の一言と本のサマリー

以前バーベキューを行いました。バーベキューは良いですよね…外で食べる、外で飲むってなんでこんなに幸せなんでしょう(笑)

みんなで、バーベキューしたいですね!

さて、今日ご紹介する書籍は植木宣隆先生の『思うことから、すべては始まる

サンマーク出版代表取締役社長であり、ミリオンセラー8冊を達成した敏腕編集者でもある植木先生。水は答えを知っている、生き方、人生がときめく片づけの魔法などなど、誰もが知っている書籍を世の中に生み出されています。

さらに海外発行部数2500万部を突破!なぜ、全世界を相手にしたマーケティング戦略が可能なのか?その秘密が詰まった1冊をご紹介していきましょう。

2.ポイント3点

仕事は人生の砥石である。最高の仕事は、人生を最高にしてくれるのです。

心の賢い人は、もしかすると頭の賢い人より良い仕事をする

人を潰すのはとても簡単です。顔を合わせるたびに、その人の欠点を指摘する。それを繰り返し続けると、人というのはすぐにダメになる。リーダーがすべき事は、これと逆のことです。歯を食いしばってでも、ほめなさい。

3.岡崎の考察

ミリオンセラーを始め、大ヒットした書籍のエピソードを中心に綴られている本書。知っている書籍の名前がたくさん登場し、この書籍もサンマーク出版だったのか!と何度も驚かされます。どのようにヒット作を生み出しているのか。特に印象に残った3点をご紹介したいと思います。

①柳の下に金魚を放て
出版業界では、柳の下にどじょうが6匹も7匹も潜んでいると言われるそうです。いわゆる二番煎じと言われるやつですね。しかしそれでは仮にうまくいったとしても面白い仕事にはならないといいます。

驚きがあるかないか?
半歩先を照らしているか?
早すぎもせず、遅すぎもしていないか?

そうして作られた企画を、仕事として世に送り出し、2匹目のどじょうではなく、一匹目の金魚を放つような仕事をしましょう。

②運がよくなる生き方をしているか
生きていく上で、運の観点は、とても大事なことの1つです。それでは運がよくなる生き方とはどういった生き方でしょうか?大きな成功をしている人たちは、もちろん運がいいわけですが、そういう人たちに限って、ものすごく謙虚で、威張ったりしないのです。トップクラスの仕事をしてきた人ほど、腰が低く、気遣いもできるといいます。そしてもう一つが、ツキのある人と付き合うということ。運やツキはうつるもの。ついてる人との付き合いを積極的にしていきましょう。

③人間は「首から上」より「首から下」
頭を使って仕事をするのもとても大事なことです。しかし、頭だけで仕事をしていても、うまくいかないことも多々あります。首から上の頭で仕事をしようとするのではなく、むしろ首から下で仕事をする。足を使う、体を使う、金を使う、心臓を使う、度胸と行動力を使う。最もやってはいけないのは、会社の看板で仕事をすることだと思います。

会社の知名度や規模を背景にして、相手の納得感を引き出せると計算して仕事をする。こういった首から上の仕事だと成果をあげる事はできません。

雨の日、風の日、訪問日和

人が嫌がる、雨の日や風の日にこそ大事な人を訪問してみる。他の人が行きたがらないからこそ、相手はありがたく思ってくれることでしょう。考えることばかりに偏ってしまっている人は、首から下、すなわち体を動かして仕事をすることを意識してみてください。

方法論というよりも、考え方を大事にした一冊。出版業界に興味がある方にはとくにおすすめです。

4.気になるワード

強く持続した思いは実現する。まずはそう思うことから
世界中の成功者の多くが口にする事は、この心に思ったとおりになるということなのです。
中小企業の経営者で資金繰りに苦労しない人はいない
人生、仕事の結果=考え方×熱意×能力
次のヒットはけったいなものの中から。けったいなもの、というのは、褒め言葉に聞こえないかもしれません。しかし、これまでになかった物の偉大さというのは、これくらい強烈な言葉を使わないと表現できない。
キラーコンテンツを見出し、広める。これぞというものを、執念深く伸ばしていく。
収支トントンでも、みんなが潤えば良い
何か1つでも特出した能力を持っていたほうが成果につながるし、限りない力を生む
人を潰すのはとても簡単です。顔を合わせるたびに、その人の欠点を指摘する。それを繰り返し続けると、人というのはすぐにダメになる。リーダーがすべき事は、これと逆のことです。歯を食いしばってでも、ほめなさい
それぞれの強みを十分に生かし、弱みは組織としてカバーするのが最重要
こだわりが見えていないようで見えている。逆に、手抜きはすぐにバレます。
変態編集者と、変態著者との組み合わせが、最強のコンテンツを生む
無理のない成功はない
大成功は、やはり全員の無理があってこそ
大きな成功をしている人たちは、もちろん運が良いわけですが、そういう人たちに限って、ものすごく謙虚で、威張ったりしないのです。
運とツキはとても大事だし、それはコツを掴むと誰にでも引き寄せられる
過去はオール善と心得て前を向く
私自身は、良いことと悪いことについて、深く考えるようになりました。一見、良いと思える事は、本当に良いことなのか。あるいは一見、悪いように見える事は、本当に悪いことなのか。
頭の賢さよりも、心の賢さを大事にする
心の賢い人とは、相手や周囲がどういうことを従っているか、期待しているかを想像できる人です。相手や周囲の気持ちをおもんぱかって、いろいろなことを考えている人です。
どういう人が心の賢い人になれるのかというと、苦しみをちゃんとわかっている人だと思う
心の賢い人は、もしかすると頭の賢い人より良い仕事をする
私は経営には何が1番大切か、いろんな方に聞いて回りました。すると経営に携わった経験のある人の多くが、キャッシュフローと経営理念と回答してくれました。
天地自然の理に学ぶ
どんな商品も同じでしょうが、その会社の運を良くする商品なのか、悪くする商品なのか、十分に考えるべき
本然をベースに戦略を立てる
優しく言い換えると、その人らしさの根幹にあるものという事
我々が思っている以上に、若者たちは生きづらい世の中を生きている
大切なのは、これまでになかった新しい価値を生み出すこと
予定調和からは何も生まれない
今の科学的というのは、現時点で科学的と見られているという言葉を転換しておく必要があります。悲しいことに、どの時代でも今の科学というメジャーが、測る対象に対して、時に短すぎる場合が少なからずあるのです。
圧倒的な量は質へと転化する
経営者はよく、人に惚れられる人間になれ、と言われます。
有名であっても、必ずしも有力であるとは限らないし、たとえ以前有力であったとしても、そこに安住していれば、瞬く間に無力になります。
有名であること自体は価値はない
わかりやすさこそ真理
一流の人は、難しいことをやさしく伝える。
二流の人は、難しいことを難しく伝える。
三流の人は、優しいことを難しく伝える。
あなたが負けたおかげで、勝った人が生まれるんやから、ええやないの
とことんやり切れば、天は見放さない。
目標達成意欲の高さが全て。
理屈はいつも裏切られる。
理屈でものは買わない、好きだから買う。
大事な場面では自分の土俵に立ち戻る。
経営はまず社員とその家族のため。
最終的にそれぞれの構成員がしっかり前を向いて全力投球しないと、成果なんて生まれません。
仕事は人生の砥石である
最高の仕事は、人生を最高にしてくれるのです

5.商品の紹介