書評

お金持ちが肝に銘じているちょっとした習慣

1.今日の一言と紹介する本

コロナ禍でzoom飲み会なども増えましたが、結構面白いですよね。

ブレイクアウトルームという機能を使うと、何名かの個別の部屋に分けれるので人数が多すぎて話せない時は分けても良いですね。

zoom街コンなんてのもあるそうで…どんな感じでやるのか、潜入取材してみたい!(笑)

オンライン化が進む中、人との出会い方、付き合い方も変わっていくのでしょう。変化に柔軟にいきたいものですね。

それでは今日の書評『お金持ちが肝に銘じているちょっとした習慣』をしていきましょう。

2.本のサマリー

お金との付き合い方には生き方が現れる!

サラリーマンの平均年収は約420万円(平成27年)。ちなみにこの年収はその12年前の平均年収より16万4000円も減っている…リーマンショックがあったとは言え、10年間働き続けて、かえって年収が減ってしまっている、それが日本の現実です。

その一方、荒波のような経済変動に巻き込まれていながらも、順調にビジネスを伸ばし、お金持ちになっている人たちもいます。お金持ちに共通しているのは、お金に厳しいという以上に、人としてきちんとしていて、振る舞いや生活態度などに緩みやだらしがないこと。

起業して成功した人を取材し、ビジネスを拡大してきた奇跡や成功の秘訣を聞き出し続けた著者がまとめた、お金持ちがお金より大切にしている習慣とは?

3.ポイント3点

お金持ちになりたいなら、まず、人としてきちんと生きていくようにしよう。

概して、お金持ちは行動に品位があり、マナーもちゃんと守る。一方、お金にあまり縁がない人は、マナーやルールを無視しても平気。人が見ていないところなら、少しくらいのズルは平気なのだ。

稼ぐ力を持つ人になるという目標を大きく上げることをためらっているようでは、お金持ちになれないだけでなく、人間的に魅力ある人にもなれない

4.岡崎の考察

遅刻をしない、スマホに振り回されない、財布を整理する、部屋をきれいに保つ、いつも上機嫌でいる…一つ一つは特別なことでもないし、直接お金と関係ないことも。

しかしこれこそ、お金持ちがお金より大切にしている習慣だといいます。そこで、今日はこの書籍の中で紹介されたお金持ちが大切にしている14の習慣のうち、3つをご紹介したいと思います。

①わずかな遅刻も自分に許さない
成功者ほど、約束の時間さえきちんと守れない人間など、信用できないと考えています。特にビジネスの世界では、こう厳しく判断されてしまうことを胸に刻んでおくべきでしょう。

遅刻癖に気がついたら次のことを実行すると良いと紹介されています。

・移動時間を3から5割増で考える
・前の日に、明日、必要なもの、着ていくものなどをきちんと整えておく
・書類等は特に気をつけて点検し、これも必要かもしれないと図表や写真など補足データも用意する

時間にルーズな人は、お金の使い方もルーズになりがち。遅刻癖から直していきましょう。

②上機嫌は大人のマナー
いつも上機嫌でいる事は、今や大人のマナーだと言われています。ちょっとしたことでキレるなど、自分の感情もコントロールできない人は1人前の大人として認められません。まして、仕事の世界では、感情の波が激しいと判断や精神の影響が出てしまい、ミスをしがちになります。
イライラがこみ上げてきそうになったら行うと良い簡単な方法があります。それは、ほんの少しでいいので、現場から離れる方法を取るということです。例えば1から10まで数えてみるとか、お気に入りの歌のワンフレーズを口中で、大きな声で歌ってみるなどです。人間は案外単純なもので、この程度のことで怒りの種を忘れれたりするものです。

③本にかけるお金を惜しまない
年収の高い人はちゃんと読書しているという統計があります。なんとこの本離れの時代にもかかわらず、年収800万円以上の人の読書量は増加しているというのです。

なぜ彼らは本にそれだけのお金と時間をかけるのか?

その答えは、本を読まないと人間性を高められないと考えているからだといいます。本には情報だけでなく、そこに至った経緯から現状分析、将来予想まで詳しく書いてあるものは多く、パラパラと目を通すだけで、分析力、思考力が磨かれていきます。本を読むことで、あなたの知識や価値観を身につけ、世界をどんどん広げていきましょう。

これら以外にもたくさんの良い習慣、やめるべき習慣が紹介されています。お金との付き合い方を整理整頓する意味で、とてもお勧めできる1冊だと思います。ぜひ読んでみてくださいね。

5.気になるワード

お金持ちになりたいなら、まず、人としてきちんと生きていくようにしよう。
だらしない生活習慣はすぐに改めないと、その先、待っているのは経済破綻→生活破綻→人生破綻だ。
きちんとした生活習慣へ、つまりお金持ちになる方向へと切り替えよう
用もないのに、コンビニ立ち寄らない。小出し消費をしない。
ストレスを抱えているとお金の管理も行き届かない
自分をきっちり管理できていない人、だらしない人はお金持ちになれない
自己破産する人の3つの特徴。
①複数の生命保険に加入している
② ATMの時間外手数料に無頓着である
③ケーブルテレビに加入している
部屋が汚い人は年収が低い
無駄なものを買わない暮らしは部屋もきれいにする。カバンの整理を習慣にすると、頭もスッキリする。
帰宅してすぐにテレビをつけない。見たい番組は全て録画で見る。
LINEに依存するのは自己管理能力がない証拠
概して、お金持ちは行動に品位があり、マナーもちゃんと守る。一方、お金にあまり縁がない人は、マナーやルールを無視しても平気。人が見ていないところなら、少しくらいのズルは平気なのだ。
お金持ち、つまり、何らかの分野で成功を収めた人は、契約等に非常にシビアだ
家族でもっとお金の話をしよう
生きていくのにお金は欠かせない。これは明らかな現実なのだ。だから、家庭でも、お金の話をもっとしたほうがいい。いや、すべきだと思う。
お金は社会的評価の基準である
現代社会では、お金を稼ぐ人は皆、飛び抜けた才覚や技術、多くの人がついてくるだけの人間的な魅力を持っている。
稼ぐ力を持つ人になるという目標を大きく上げることをためらっているようでは、お金持ちになれないだけでなく、人間的に魅力ある人にもなれない
人を恨むのは、今の自分を認められないから
お金は、目標を立て、使うために食べよう
本当に欲しいもの以外は買わない
お金を使った後に後悔するのは最悪だ
お金を稼ぐのに教養はいらない。しかし、金を使うには教養が必要だ。
自分のために惜しみなくお金を使う
お金で買えない価値がある…という某カード会社のCMではないが、経験や思い出はプライスレス。値段がつけられないほどの価値を持っていると考えている
経験を積むにはタイミングがあるからだ。そのタイミングを逃さないためにも、機会があるときには、エイヤ!とばかり、あれこれ考えずにお金を使おう。
自分のために使うお金も価値があるものだが、最も価値があるのは、人のために使うお金である。
お金持ちが行き着く究極は慈善事業
お財布にはお金以外は入れない。支払う時は感謝を込めて、丁寧にお金を手渡す。
時間は命の鼓動
約束の時間さえきちんと守れない人間など、信頼できない。遅刻癖とお金がたまらないのは同じ理由。
時間こそ、最高の贈り物
豊かな人間関係は、お金以上に人生を豊かにする
いつも上機嫌でいる事は、今や大人のマナーだと言われている。
成功者は、丁寧で正しい日本語を話す
名刺を交換したら、その日にお礼のメールを入れる
本にかけるお金を惜しまない。本を読まないと人間性を高められない。年収の高い人はちゃんと読書をしている。
日本経済新聞の調査によると、この本離れの時代でも、年収800万円以上の人は読書量が増加している
整理する力と仕事力がつながっている
人は見た目が9割はほんと
成功する人は気持ちが優しい
不安を口にした途端に巨大化する。不安な時ほど、とにかく前へ進もう。
経済的に豊かな家の子の方が成績が良い傾向が見られる本当の理由は、お金の問題ではないという。
大事なのは年収ではなく家庭環境
お金持ちたちは総じて、ファイナンシャルリテラシーが高い。
お金を借りること自体は悪ではない。
UCにするか、そうでないかは、借りる目的、さらには借りてからの自分自身の意識にかかっている
私が出会った成功者、お金持ちたちも人間関係、とりわけ家族や友達などの人間関係を大事にしている

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