書評

人望が集まる人の考え方 なぜ、彼女のほうが人気があるのか?

1.今日の一言と紹介する本

皆さんは天才キッズクラブをご存知ですか?

天才キッズクラブは保育園なのですが、開園して9年で17園を展開。

さらにそこにいる子供たちは、
全員逆立ち歩きができ
全員バク転ができ
全員漢字が読め
全員それを英語に訳すことができ
人によっては卒園までに100 × 100までが暗算でできる。

まさに天才です。

さらに子供たちは伸び伸びとしてて、明るい。

ちなみに理事長、田中孝太郎さんにはいつもいろんな人が集まってきます。人が集まるからこれだけ素晴らしい園を作ることができる。

まさに今日ご紹介する本を実践する、人望が集まる人。

皆さんはより多くの人望が集まったらどんなことができそうですか?

きっと今日の本にはそのヒントがあると思います。

人望が集まる人の考え方 なぜ、彼女のほうが人気があるのか?』ご紹介していきましょう。

2.本のサマリー

全世界で著者累計500万部突破!
半世紀を超えて愛読され続けているベストセラーの待望の邦訳。

私たちはたいてい他人との関わりを通じて成功を収める。

幸福をどう定義しようと、それは他人とどんな関係を築くかに大きく左右される。人望は自己評価できない厄介なものです。

小手先ではない信頼関係を構築するために一体どんなことを大事にすれば良いのでしょうか?

良い人間関係とは、自分が求めているものを手に入れるのと引き換えに、相手が求めているものを与えることだ。それ以外の関係はうまくいかない。

ではどうしたら相手が求めているものを与えることができるのでしょうか?

その答えを読み解いていきましょう。

3.ポイント3点

人間関係の極意とは、お互いの自尊心を満たすようなやり方で相手と関わることだ。これこそが人と関わって本当の成功と幸福を手に入れる唯一の方法である。

人々は自尊心についてとてもデリケートで、自尊心を傷つけられると非常手段に訴える恐れがあることを肝に銘じよう。

円満な人間関係を築くために、私たちは相手を心から認めなければならない

4.岡崎の考察

人望が集まる人間関係を築くこと。
このことほど人生で大事な事はないでしょう。

本書の中でもこのように語られています。
・人はみな人生で2つのものを手に入れたいと思っている。それは成功と幸福である。
・人間関係の技術をしっかりマスターすれば、成功への道のりの約85%幸福への道のりの約99%の地点に到達することができる
・人間関係の技術にたけた人は、優秀な学業成績を収めた人より収入が約15%上回り、人間関係の技術が拙い人より約33%も多くの収入を得ていた。

どうやら頭の良し悪しよりも、人間関係の良し悪しの方が成功していくことにとって重要であり、実際に収入にも大きな影響与えているわけです。

人望が集まる人間関係を築くために重要なキーワード。

それは『自尊心』です。

自尊心が高い人や、自尊心を高めてくれる人に人が集まる。
相手が求めているもの、それは自尊心を高めてくれる人間関係なのです。
本書で紹介されている自尊心の高め方をまとめます。

【自尊心を高める方法】
①人とうまくやっていく第一のルールは、全ての人を重要な存在とみなすこと
ついついその人の肩書きや属性で判断してしまいがち。たとえ誰であっても重要な存在として関わりましょう。では重要感を満たすためにどうしたらいいか?
意外なことに、一人ひとりの重要感を満たすには少しずつ注目するだけで充分だといいます。

②相手を自分から信頼する
相手を心から信頼すれば、誠意を尽くしてくれる。相手から信頼されるかどうかは管理下にありません。自分から相手を信頼し友好的な態度を取りましょう。
そして人はやってもらったことをやり返す心理があるので、信頼すると信頼される可能性が高いです。

③褒める
すべての人が自分を褒めて欲しいと強く思っている。褒められて悪い気がする人はいないはず。ですからいつも人の良いところを探して褒める癖をつけましょう。
絶対にやってはいけないことは、他人をけなすこと。他人をけなす人は悪い印象を与えます。

④いつも笑顔でいる
笑顔は奇跡を起こす」と本書の中では語られています。たしかに笑顔でいる人には好印象を抱きやすいもの。

⑤人の話をよく聞くこと
神様は人間に2つの耳と1つの口を与えた。話す量の2倍を聞くことに充てるように意図したからだ。
ほとんどの人は自分の話を人に聞いてほしいと思っています。
だから話を聞いてくれる人を好きになるし、自分の話は聞いてもらうだけの価値があると感じるので自尊心が高まります。

⑥自信に溢れた態度をとる
自信に溢れた態度をとり、自信に溢れた表情をすると、自信がみなぎるように感じる。まずはカタチから。態度を変えるだけで気持ちが変わり、実際の行動も変わるはず。

⑦自分のことを相手が好いてくれると信じること
この人は自分のことを好いてくれている。そう思ったら態度も自ずと変わるはず。相手は管理下にない以上、自分から相手を好きになりましょう。
長く読み続けられている本は本質的なことを伝えてるものが多く、本書も例外なく素晴らしい書籍でした。おすすめです。

5.気になるワード

すべての人が他人に何かを求めている。誰もが相手に好意を求め、自分を受け入れて認めてほしいと思っている。
すべての人は成功と幸福を求めている。
知は力なり
人間の習性についての正確な知識を身に付けて実践すれば、あなたが求めているものをいつでもどこでも手に入れることができる。
良い人間関係とは、自分が求めているものを手に入れるのと引き換えに、相手が求めているものを与えることだ。
人との関わり方は次の3つのパターンしかない。
①求めているものを相手から奪い取る。
②求めているものを与えてもらうために媚びへつらう。
③ギブアンドテイクの精神で公平な交換を行う。
幸福な人は不幸な人より多くの幸福を振りまくし、成功者は失敗したより多くの恩恵を周囲の人にもたらす。
人間の習性は厄介なものではなく、むしろ理にかなったものである。あなたはそれを知って、驚くと同時に安心するに違いない。
人はみな人生で2つのものを手に入れたいと思っている。それは成功と幸福である。
人間関係の技術をしっかりマスターすれば、成功への道のりの約85%と幸福への道のりの約99%の地点に到達することができる。
9割の人は人間関係で失敗する
仕事ができないから失業したのは全体の1割にすぎず、残りの9割は他人とうまく関わることができないから失業した
人間関係の技術にたけた人は、優秀な学業成績を収めた人より収入が約15%上回り、人間関係の技術が拙い人より約33%も多くの収入を得ていた。
人間関係に関する限り、相手の自尊心を傷つける事はご法度だ。
人々は自尊心についてとてもデリケートで、自尊心を傷つけられると非常手段に訴える恐れがあることを肝に銘じよう。
人間関係の4つのルール
①すべての人は程度の差こそあれ自分本位である。
②全ての人は自分に最も強い関心を抱いている。
③全ての人は自分が重要だと感じたがっている。
④全ての人は他人に認められたいと思っている。
自尊心が満たされないと他人に対して批判的になる
自己中心的な人は自尊心が高すぎるのではなく低すぎる
自分との関係がうまくいっているなら、他人との関係もうまくいく。自分との関係がうまくいっておらず、他人との関係もうまくいっていない人は自尊心が欠如しているので、自尊心を取り戻すことが唯一の解決策となる。自分を少し好きになれば、他人のことも少し好きになることができる。
自尊心の低い人にとっては、ほんの少し批難のまなざしを向けられたり厳しい言葉をかけられたりするだけで一大事のように思えてくる。
低い自尊心で悩んでいる人に辛辣な意見を言ってはいけない。そんなことをすれば、相手はますます手に負えなくなる。議論に勝っても人間関係が壊れるだけだ。
気難しい人に対する効果的な方法は、たった1つしかない。その人が自分自身をより好きになるのを手伝う事だ。
気難しい人には褒め言葉をかける
人間関係の最重要ポイントは、人々は大抵自分の自尊心を満たすために行動するということだ。
正論を解くよりも自尊心を満たす
人間関係における物の道理とは、相手に世論を振りかざすことではなく、相手の自尊心を満たす方法を実行すること
相手の自尊心を満たせば、おのずと好意的な態度をとってくれる
礼儀やマナーは、人々が自分の価値を感じ取りたいと言う普遍的な欲求に基づいている。つまり、礼儀やマナーは相手の重要性を認めていることを示す方法なのだ
円満な人間関係を築くために、私たちは相手を心から認めなければならない
人とうまくやっていく第一のルールは、全ての人を重要な存在とみなすこと
人々に対して最も強い影響力を持つ人たちは、人々を重要な存在とみなす人たちである。
生産性を上げるためにプレッシャーをかけるやり方は、確かに一定の効果が期待できるが、最高の結果を出すには作業員の内的なモチベーションを高める工夫が必要だ。つまり、一人一人が人間として大切にされていると感じる労働環境で、仕事の進め方にある程度の裁量を与えてもらうと、作業員はより良い仕事をする。
意外なことに、一人ひとりの重要感を満たすには少しずつ注目するだけで充分である。
人間は相手の行動と態度に対して同じように反応するという心理学の法則がある。
大きな声を出せば出すほど、ますます腹が立つ
心理学の研究によると、声を小さく保つと腹が立たないことが証明されている。静かに話せば、怒りは収まるという聖書の戒めの通りだ。
一触即発の状況に置かれたら、意識的に声の調子を下げよ。そうすれば、相手の声の調子を下げることができる。相手は声の調子を下げている限り、感情的になりようがない。
自信に溢れた態度をとり、自信溢れた表情をすると、自信がみなぎるように感じる。さらに重要なのは、それによって見込み客が信頼をしてくれることだ。
相手を心から信頼すれば、誠意を尽くしてくれる
あなたは自己評価の通りに受け入れられる
もしあなたが望み通りに受け入れてもらえないなら、多分それはあなた自身の責任である。
多くの人は尊大で高圧的な態度をとると自己評価が高いと思ってもらえると考えているようだが、実際にはその逆である。
本当に自分を高く評価している人は、自分が素晴らしい人物だと相手に納得させるために尊大で高圧的な態度をとらない。
他人をけなす人は悪い印象を与える
裁かれたくなければ、裁いてはいけない
不平不満を並べる人の人望のなさは、誰もが知っている通りだ
相手にイエスと言わせるために最善の方法は、相手をイエスと言いたくなる気分にさせることだ。それにはネガティブな雰囲気ではなくポジティブな雰囲気を作る必要がある。
人々を惹きつける3つの条件
①相手を受け入れる
②相手を認める
③相手を尊重する
他人を変える力を持っている人はいないが、相手をあるがままに受け入れると、自分を変える力を相手に与えることができる。
すべての人が必要としているのは、自分を無条件で受け入れてもらうこと。すべての人が自分を褒めて欲しいと強く思っている。人を褒めるときのひとつのルールは、目立たない長所を褒めることだ。すべての人は自分の価値を高く評価してくれる人を常に探し求めている。
多くの商売には人々を顧客として十把一絡げに扱いがちだが、それではうまくいかない。どんな商売であれ、顧客という抽象的な存在を扱っているのではないことを肝に銘じよ。あなたが使っているのは、一人ひとりの生身の人間だ。大衆という抽象的なものは存在しない。世の中は個性を持った一人ひとりの人間で成り立っている。
自分のことを相手が好いてくれると信じることが大切だ。
相手が友好的な態度をとってくれるのを待つのではなく、自分から率先して友好的な態度を取ろう。おそらく相手も友好的な態度をとってくれるはずだ。
笑顔は奇跡を起こす
感情が好意を決定するのと同じくらい行為が感情を決定する。
仕事をする能力と同じ位話す能力が成功に大きな意味を持つ
成功者は皆話すのがとても上手である
稼ぐ力と言葉を使う技術は大変密接に結びついているので、言葉を使う技術を磨けば収入が増える
幸福もまた、自分の考えや欲求、希望、野心を相手に伝える能力に大きく左右される。
会話はありきたりな話題から始めれば良い
相手の得意な話題を探す必要は無い。自分のことを話してもらえば良いからだ。どんな人でも自分というテーマの第一人者である。
自分を話しの中心にするのではなく、相手に質問して話を聞き出すことが、会話上手と言う評判を得る秘訣である。
自分について話しても良いタイミングとは、自分について話すように求められた時だ。
もう一つ自分が話をしてもいいタイミングがある。それは相手の発言を聞いて共通点を見つけた時だ。私もです、と言うテクニックは、相手に親近感を抱かせるのに効果的である。
からかったり皮肉を言ったりするのは、相手の自尊心を傷つける行為である
相手の言い分に共感して理解のある態度を示すことが、人望を集める最も効果的な方法である。しかし、相手の話をじっくり聞くという単純な方法を実行している人はごくわずかしかいないのが現状だ
神様は人間に2つの耳と1つの口を与えた。話す量の2倍を聞くことに充てるように意図したからだ。
反対意見を持つ人を論破したくなるのが自然な衝動だが、本来の目的は相手を説得して賛同を得ることだ。
人間の最も強い衝動の1つは自己保存であり、それには自分の肉体だけでなく自尊心を守ることも含まれる。私たちは自分の自尊心を守るために、どんな考え方を受け入れるかについて慎重になる。
相手の自尊心を傷つけずに議論に勝つ6つのルール
①相手に意見を述べさせる
②答える前に少しの間を置く
③ 100%勝とうとしない
④控えめな態度で視聴する
⑤第三者に代弁してもらう
⑥相手の面子を潰さない
一流の経営者は堂々と従業員にアイデアを求める。そうしたからといって自分の経営能力を疑われるという不安を抱いていないからだ。
一流の経営者は自分1人で全てのアイデアを生み出す天才ではなく、従業員からアイデアを引き出し、それをもとに最終決定を行い、実行に移す能力を持つ人物である。
誰かに依頼するなら、その人をチームの一員にしよう。単に良いアドバイスをしてくださいと言うのではなく、もしあなたが私の立場なら、成果をあげるためにどんな風にしますか?と尋ねよう。
褒め言葉は相手の心身にエネルギーを与える。
相手の能力を褒めると、相手の能力を高めることができる
ありがとうと言うときの6つのルール
①心を込めて言う
②口ごもっらずに、はっきりと言う
③相手の名前を言う
④相手の顔を見る
⑤相手に感謝する努力をする
⑥相手が思いもよらない時に感謝する
他人に幸福を与えれば与えるほど、自分の幸福感が高まる
大きなことをいい加減な気持ちで褒めるより、ささいなことについて本気で褒める方がずっと良い
私たちが他人に、あなたのためを思って言ってるという時、約95%の確率でそうでは無い。相手の欠点をあげつらって自分の自尊心を満たそうとしているだけだ。
注意を与えることの本当の目的は相手を貶めることではなく、相手を向上させることである。
相手に注意を与えて成果を上げるための7つのルール
①1対1で注意を与える
②褒め言葉で前置きする
③相手の行為に注意を与える
④正しい方法を教える
⑤要求ではなく依頼をする
⑥注意は1回にとどめる
⑦友好的に話を終える
褒め言葉には相手の心を開かせる作用がある

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