書評

短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術

1.今日の一言と紹介する本

良い習慣を身につけたい。それは誰でも思うもの。

そこで今日はメンタリストDaiGoさんの習慣にまつわる本『短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術』をご紹介させていただきます。

2.本のサマリー

人生の50%を占める習慣的行動

一体どのようにすれば自在にコントロールし、ダメな自分から、なりたい自分になれるのか?

そもそも習慣づくりには大きく3つの誤解があった。

誤解①習慣づくりは辛い
誤解②自分の行動は自分の意思でコントロールしている
誤解③習慣を作るには強い意志力が必要

メンタリストDaiGoの習慣形成術。

誰でも自動的に目標達成できる!効果99%を習慣化テクニックとは?

3.ポイント3点

朝起きたばかりのうちはまだ決定疲れがなく、物事に集中したり、自分をコントロールしやすい時間帯なので、習慣を行う際向いている

意思の弱い人は、ものすごく簡単なところから始めていけば良いでしょう。例えば、朝起きたらまず、1日の目標を口にする。そんな超シンプルな事でもいいのです。

何かの習慣化を目指しているときには、同じ目標持っている人とのコミュニティーを作るのが良い

4.岡崎の考察

良い習慣は良い行動を生み、良い行動は良い結果をもたらすもの。

今日はメンタリストDaiGoさんの習慣化テクニックを簡単に5つのステップでまとめたいと思います。

①簡単なところから始める
難しいところから始めてしまい、習慣化できずに諦めてしまう。
諦め癖がつくから自己効力感(自分にはできるという感覚)が下がり、新たな習慣化に挑戦しなくなる。そんな悪循環をしないためにもまずは簡単なことから習慣化しましょう。
特に脳の疲れていない朝に良い習慣をつけるのがオススメ!

②週4回60日やる
メンタリストDaiGoさんは簡単な行為であれば25日を超えたあたりで習慣化でき、難しい行為は50から60日続けられると習慣化しやすいと言います。まずは継続を。

③if then プランニング
if then プランニングとは、簡単に言えば、Aが起きたらBをする、Aの状況に陥ったらBをするというように、習慣化した行動のタイミングをあらかじめ決めておく方法です。習慣化の帝王だといいます。

朝起きたら、
携帯を触りたくなったら、
YouTubeを見たくなったら、
先に何か良い行動をする。
そんな条件付けをしましょう。

④コミュニティを作る
同じ目標を持った仲間がいると、頑張りやすいもの。
とくにモニタリング、人から見られてると思うと人は頑張れることも多いです。同じ目的をもった仲間と行動を共にしたり、情報共有していきましょう。

⑤出来なくても自分を責めない
出来なくても自分を責めてはいけません。そもそもやろうとしてるだけ偉い!自分を責めると自己効力感が下がり、悪循環をします。リセットして、やらなかったことよりも、やれたことに意識を向けましょう。

科学的な習慣化のメソッドが多数紹介されている本書。良い習慣をつけたい方は手にとってみてくださいね。

5.気になるワード

決定疲れが、脳にとって非常に大きな負荷になる
朝起きたばかりのうちはまだ決定疲れがなく、物事に集中したり、自分をコントロールしやすい時間帯なので、習慣を行う際向いている
何も考えずに実行できる習慣にしてしまえば、脳は疲れなくなり、間違った判断や行動をしてしまうことが減る
いろいろなことの習慣ができている方が、毎日いろいろなことを考えて変えていくより、はるかに楽に生きられる。
人生の半分は習慣的な行動からできている
習慣をコントロール出来るようになれば、人生の半分を自分で操れるようになる
意思の弱い人は、ものすごく簡単なところから始めていけば良いでしょう。例えば、朝起きたらまず、1日の目標を口にする。そんな超シンプルな事でもいいのです。
習慣づくりの3つの誤解
誤解①習慣づくりは辛い
→事務所の習慣にしてしまった方が楽!
誤解②自分の行動は自分の意思でコントロールしている
→人生の半分は習慣でできている!
誤解③習慣を作るには強い意志力が必要
→むしろ小さな習慣を行うことで意思が強くなっていく!
新しい習慣を身に付けようとするときは、その行動をやりやすいようにすることがまず大切
やめたい場合は、手間を増やす
週間かしたいのではなく、止めたいことがある場合は、普段の状況より20秒、時間がかかるようにします
週4回上行えば習慣化しやすい
挫折する人はどこで挫折するのでしょうか?
分岐点になるのは6週間です
簡単な行為であれば25日を超えたあたりで習慣化でき、難しい行為は50から60日続けられると習慣化しやすい
ハードだと思われることでも8週間やれば習慣化でき、その先は、続ければ続けるほど負担に感じなくなっていきます。
習慣づくりをする上では完璧主義になってはいけません。
週4回以上のペースで8週間続ける
目標実現に向けての過程をできるだけ簡単なものから、ステップバイステップで分けていくのがポイント
人間のモチベーションを作るのは気合ではなく、前に進んでいる感覚
細分化した項目は、切りの良い100個にするのもオススメ
習慣を身に付けるためのステップは細かく刻み、大きな目標は時々思い出す。
習慣化の帝王=if then プランニング
if then プランニングとは、簡単に言えば、Aが起きたらBをする、Aの状況に陥ったらBをするというように、習慣化した行動のタイミングをあらかじめ決めておく方法
習慣づくりに関してはご褒美が設定されている方が効果は高まり、習慣化できる確率が上がる
先延ばししそうになったら、今日やったら明日は楽になる。今日やったら明日は楽になる。今日やったら明日は楽になる、と3回唱える
(体重を)落としたいという願望ではなく、決意した、確信している、などという言葉を使い、結果は既に確定しているように表現する
不思議なことに、たったそれだけの事でも目標が達成しやすくなります。
大勢の人の前で、自分はこういう目標を立てていますと宣言した方が目標の達成率が高まる
自分が何にコミットメントしているかを定期的に思い起こす。
実を言うと、これは何かを習慣化するときには最初のステップでもあります。
人間は第三者に見られている感覚になるほど、自分をコントロールできる
ゴールした自分を想像すると、その段階でもやった気分になり、かえって習慣化に挫折してしまう
生産的イメージングとは何のことなのか?
ゴールを達成した自分を想像するのではなく、自分が日々やってきている努力や進歩を想起すること。
欲望に打ち勝った過去の自分を送り返し思い出す。これも効果的なテクニックで、それだけのことでも習慣化できる可能性が高まります。
何かの習慣化を目指しているときには、同じ目標持っている人とのコミュニティーを作るのが良い
無茶な目標を立てるとほぼ間違いなく挫折します。
挫折が続くと自己嫌悪が高まり、自己コントロール能力も失っていってしまいます。
自分を責めないようにする
習慣を身に付けることと、その習慣を長続きさせる事は別のこと
長く続ける1番のポイントは、手軽さ
モニタリングは見られている、観察されているという感覚です。
インセンティブは達成報酬、すなわちご褒美です。
長期的な視点で見ると、習慣を身に付けるにはインセンティブよりモニタリングの方が効果が高かった
長期的な習慣をつけたいときにはモニタリングを取り入れた方が良い
インセンティブの効果は持続させるためには、一生ご褒美をあげ続けなければならないのに対し、モニタリングでは一定期間続けて習慣ができればその後も週間が続きやすくなりますから、自分だけじゃなく、子供に何か習慣をつけさせたい場合も良い方法だと思います。
記録の力は凄い
その行為を退屈に感じるようになるほど続けなければ週間にはならない
習慣化されている行動をとっている時、人は、ほとんど何も感じず、何も考えていません
どうにでもなれ!を防ぐ3つの方法
①短期目標ではなく長期目標を作ること
②やらない目標ではなく、やる目標を立てること
③リカバリー回数を数えるようにすること
習慣化が苦手な人の特徴は、自己効力感が低いことです。
自己効力感とは、自分の努力や行動によって未来を変えるという感覚
自己効力感が低いと言う事は、やればできると思えず、スタート地点にすら立てない
弱い自分を認めて受け入れることによって、じゃあどうしようか、と対策を立てる
失敗を自分と同化させない
人間は、嘘でもいいから前に進んでいる感覚があると、モチベーションを復活させられる
1日の終わりに、今日、何ができたか、をまとめて書いておくのがおすすめ
失敗してしまったときに、どこが難しかったか、何が足りなかったかを振り返り、どうすればそれをチャンスにできるかを考えること
失敗したからといって落ち込まず、人には失敗もある。これを乗り越えれば明日はきっとできる!と考えることが大切です。
ここがうまくいかなかったから次からはこうしようと考えて初めて、地に足のついたポジティブ思考になります
失敗は、成功のためにある
人間にできるのは基本的に1度に1つだけ
いくつか習慣付けたいことがあっても、1つの習慣化してから、次の習慣化にチャレンジする。
直したいことがあるなら1つずつ直していく。
これはやってはいけない!と思っていても、やりたくなるのが人間の心理です。
直したい悪癖をやりそうになったら、あるいはしてしまったら、この習慣を忘れろ!この習慣は忘れろ!!と自分に命令します。つまり自己暗示をかけるわけです。ただするだけでも効果があるといいます。
一緒に頑張るが最も効果的
仲間を作るという方法は習慣化において最強
いいことも悪いことも周りに伝染します。ですから、誰かの行動を変えたいならまず自分の行動を変えていきましょう。
パートナーの目標が抽象的で具体的な行動に結びつかないものの場合は、いつ?どこで?何を?どうやって?などと細かく質問し、やるべきことを明確にしてあげましょう。
手の届きそうなゴールが見えれば、取り掛かりやすくなるものです。
他人の悪癖を直すときに大切なのは、嘘でもいいから、少しずつでも前に進んでいるように感じさせてあげることです。
人の能力に関する心理状態には、能力も性格も生まれつきのものであり変化しないと考える、(固定マインドセット)と、自分の未来は、努力や自分がとる行動によって変えていけると考える(成長マインドセット)があるとされています。
習慣を変えていくには、固定マインドセットではなく成長マインドセットを強化していかなくてはならない
能力や結果ではなく、相手がとった戦略や努力を褒める
習慣コントロールにおいては、能力よりも戦略ファーストで行くべきです。
悪い習慣を止めるためにも環境を変えるのは効果的です。
重要なのは、意思の力よりも環境
ハーバード大学式悪い癖を改善する基本の7つのステップ
①心からその習慣を辞めたいと願う
②やってしまっても自分を責めない
③悪い癖を別の癖に置き換える
④悪い習慣を行うきっかけになる部分を見直していく
⑤何が引き金になって悪い癖をやってしまったかを自分でしっかり理解しておく
⑥悪い癖を行ってしまった時は、その時どういう状況で、どういうことを考えていたか(どういう感情を持っていたか)、つまり状況と感情セットで記録しておく
⑦失敗して当たり前と考えておく

6.商品の紹介