1.今日の一言と紹介する本
今日はサイモン・シネックさんの『WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う』をご紹介していきます。
2.本のサマリー
なぜの力が、人々を感動させる!
TEDで大人気、視聴回数脅威の4700万回越え!
驚異的な人気を誇るアメリカのコンサルタント、サイモン・シネック。
アメリカ連邦議会議員、外交官、国連、国防総称、マイクロソフト等でWHYの力を伝授してきています。
理念と大義を掲げてみんなを巻き込み、奮起させ感激させる企業とリーダーには意外な共通点が…
組織の内外の人たちに感銘を与え、やる気を起こさせ、アイディアやビジョンを発展させる手助けができる「インスパイア型リーダー」になる方法とは?
3.ポイント3点
真の意味でのリーダーがいれば、人は短期の利益をあげたいからではなく、感激して勇気をもらったからこそ行動を起こす。
WHYによる動機があれば、成功はついてくる
最初になぜと自問することで全てを始めよと肝に銘じ命じていれば、以前よりずっと大きなことを達成できるという動かしがたい証拠を示している。
4.岡崎の考察
ついて行きたくなるリーダーや、応援したくなる会社にはすべて共通点があります。
アメリカで最も影響を残したリーダーの1人に、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師がいます。キング牧師は黒人差別撤廃を呼びかけ、なしえた代表人物です。
彼の最も有名なスピーチ、「I have a dream!(私には夢がある)」は多くの人を感動させました。なんと、ウェブサイトもない時代にキング牧師の演説を聞くために集まった人の数は25万人!
なぜそんなに多くの人が集まったのか?
彼は各地を回り、黒人差別を止める方法ではなく、なぜ黒人差別をやめたいのか、その先にどんな未来を作りたいのか、ただそれだけを語って回り、それに賛同した人たちが口コミで集まったといいます。
なぜの力を知るため、Appleの場合を仮定して考えてみましょう。
もしAppleが普通の会社ならこのように自社の製品をアピールするでしょう。
我々は、素晴らしいコンピュータを作っています。
美しいデザイン、シンプルな操作方法、取り扱いも簡単。
1台、いかがです?
ただ残念ながらこれでは心は動きません。
実際にAppleが世の中にメッセージ知っている事はこうです。
現状に挑戦し、他社とは違う考え方をする。それが私たちの信条です。製品を美しくデザインし、操作方法をシンプルにし、取り扱いを簡単にすることで、私たちは現状に挑戦しています。
その結果、素晴らしいコンピュータが誕生しました。
1台、いかがです?
まず最初に「現状に挑戦している」ということから伝えるでしょう。
その挑戦に魅力を感じる人がAppleのコンピュータを購入しています。
Appleの価値は挑戦なのです。
個人や組織が人をインスパイア(行動を動機付け)する能力や権利を得るためにしておかなければならないことをまとめます。
①WHYを明快にする
②HOW訓練する
③終始一環したWHATを貫く
皆さんがリーダーとして自分のチームや周りの人たちを動かそうと思うならまずWHYから始めてみましょう。
5.気になるワード
Apple製品のデザインやユーザインターフェースは重要なポイントではあるが、熱狂的な顧客を乱すほどの理由にはならない。
意思決定能力と、決定を下した理由を説明する能力は、脳の異なる部位に存在している。
①WHYを明快にする
②HOW訓練する
③終始一環したWHATを貫く