1.今日の一言と紹介する本
今日ご紹介するのは新しい書籍を出しまくっている堀江貴文さんの書籍から『あり金は全部使え』をご紹介していきましょう。
2.本のサマリー
「お金を使うほどチャンスが増える!」
観測ロケット「MOMO」の打ち上げに成功した堀江貴文さん。
新しいことにどんどん挑戦し、お金を全く貯めていないといいます。
今の世の中の流れをイソップ童話の「アリとキリギリス」に例えてこのように話をしています。
子供の頃、僕たちはイソップ物語の店ありとキリギリスを聞かされた。
有限の食料に頼っている生活の設計ならば、この曲は一理あるかもしれない。
しかし、今はどうだろう。
今や、キリギリスのように、好きなときに好きなだけ食べても、全く困らなくなっている。もはや食料は重要な基準ではないのだ。物質的に豊かになったこの時代、驚きや感動、娯楽、帰ってきたなどの付加価値に対価が支払われるようになった。
となれば、現代社会において価値を持って求められるものは、ありの生真面目さよりも、キリギリスの今を謳歌する生き方だ。
ありもキリギリスも、どちらも飢えず、幸せに暮らせるのが、本当に成熟した社会だ。
確かに昔ほど食べることに困っている現代社会ではありません。
お金を貯めることよりもずっと価値があるものがある。
それがチャンスを掴むこと。
お金をためることなく、チャンスを買い続けている堀江さんのお金についての概念をまとめた一冊。
3.ポイント3点
誰よりも早く手を上げ、何が何でもやりたいことをやってやる!というリスクを取れる人が、これからが求められる。
リスクが免じられている環境で、人は成長できるだろうか?
僕は普通の人より、面白いものに囲まれているのは、将来の好奇心も関係していると思うが、人よりたくさんやってみたからだ。
4.岡崎の考察
評価経済社会になっていると言われている現代をどのように生きるべきか?評価経済社会とは、評価がお金のように流通している社会のことをいいます。
例えば、Twitterで100万人登録がある人は1億稼ぐことも簡単でしょう。しかし、1億円持っていてもTwitterで100人の登録を作る事は難しい。
ですから世間からの信用を勝ち得ることの方がお金よりも価値が高いといえます。
チャンスを掴む、信用を高めたい、ということを主軸に置くと有り金を全部使ってチャンスを掴みなさいという論点はその通りだと思います。
今後、投資すべきところは、遊びだ。
テクノロジーの進化によって、すべての人に膨大な余暇が生じ、それが人生の中心になる時代は、遠くないうちに実現する。
冒頭にある例えで、ありもキリギリスも幸せに暮らせる世の中が理想と書かれていましたが、キリギリスが社会を謳歌する方法をまとめた一冊と言えるでしょう。
真面目にコツコツと貯める人に対して辛辣な部分が多いですが、お金を貯めることに一生懸命になりすぎて人生を楽しめていないと感じている方には良い刺激だと思います。
岡崎の個人的な主張としては、有り金を全部使えとまでは言いません。
しかし、将来の不安ばかり抱えて貯蓄することにばかり一生懸命になっていると、人生は楽しくなく、またこれからより強化されていく評価経済社会から取り残されてしまうでしょう。
お金よりも価値がある経験や時間を大事にするということを改めて意識してみてはいかがでしょうか?
5.気になるワード
となれば、現代社会において価値を持って求められるものは、ありの生まじめさよりも、キリギリスの今を謳歌する生き方だ。
それどころかむしろ、それは人生を萎縮させる。
貯めているだけで、信用は裏付けされない。
貯金にとらわれ、お金の活力を死なせてはならない。
面白いことを片っ端からやっていくと、やりたいことが売買に増えていく感覚だ。
それはシンプルに、感度が低いからだ。
うまくいく方法は、動いているうちに見つかる。
学び続ける意思だけでは、人生は物足りない。遊び続ける欲望を、維持しよう。
良いことも悪いことも、正確に予想する事は、誰にもできない。
だからこそチャレンジは面白い。
今後、投資すべきところは、遊びだ。
今を一生懸命生きるスタンスを、貫いている。
時間こそが価値を、成功、幸福を生む。
金で買える時間はすべて買え
お金を借りる行為は、本気でやりたいことを持ち、大胆に挑む勇気を発揮できたものに許される勲章だ。
お金を用意している間に後期を逃したら無意味だ。
その地道な作業途中でやめない、集中力と生まじめさは、成功条件の未来だ。
手柄を立てたい、褒められたいという動機で、行動してはいけない。
そんなものは誰かに触れてしまえ。