書評

不登校だった私が売れっ子webライターになれた仕事術

1.今日の一言と紹介する本

世の中にはプロのライターの方がいます。一体どれだけの記事を書いているのか。

皆さんなら月に何本の記事を書くことができそうですか?

今日ご紹介する本は山口恵理香さんの新書。
売れっ子ウェブライターで27歳にして年収700万円も達成しているといいます。

では山口さんが一体どれだけの記事を書いているのか?

その答えは、月間300本!!!

いや、正直にいますが、僕には、絶対ムリッス(笑)
やる前から無理と言うなという話ですが、本職にしている人ならではの仕事量だと思います。

ウェブライターとして生きていくということがどういうことなのか。

いい意味で生々しく、山口さんが一体どんな毎日を過ごしているのかを紹介した『不登校だった私が売れっ子webライターになれた仕事術』をご紹介していきます。

2.本のサマリー

17歳で適応障害。27歳で年収700万円。
人脈やスキルがない中、フリーランスで売れっ子ライターになった山口恵理香さん。

毎日書くと言うのは、もはや努力ではなく、そうするのは当然であって、それが私の毎日でもあり人生なのだと本書の中で語っています。

中学時代にいじめにあい、友人だと思っていた人から「死ね」と言われ、それをきっかけに不登校に。
このままでは高校にも行けないと思っている中で出会ったフリースクール。そこでの出会いが彼女を立ち直らせて行きます。

そして、大学に行き就職。適応障害があったせいか就職した企業はわずか3ヶ月で退職。
仕事に悩んだ際に親から言われた、自宅でできる仕事はないの?という一言からウェブライターへの道が開けていきます。

月間300本という驚異的な記事数。
毎日必ず記事を書くという継続する力。
恋愛に頼らず自力で生きていく姿勢。
人生のテーマは『瞬間を生きる

山口さんが瞬間瞬間をどのように生きているのかを読むことができる1冊です。

3.ポイント3点

現状維持だけを選び、まるで王様のように椅子に座ったままでは、あっという間に時代に置いていかれてしまう

私にお休みはありません。お休みという感覚を持ち続けていると、書く仕事はできない

SNSは履歴書です。プライベートなつぶやきも大切ですが、激しい競争を生き抜くためには、履歴書として更新しておいた方が、明るい未来につながるでしょう。

4.岡崎の考察

個人事業主のことを自由業と呼ぶ方もいます。では自由業とは本当に自由なのでしょうか?

山口さんはこのように言っています。
自由業は、自由ではありません。他の名称を提唱したいくらい、想像以上のハードワークです。

本当にその通りだと思います。強く自分を利する必要がありますし、誰かが守ってくれるわけではありません。
そのかわり面白さも多く、自分で管理できることが増えるのは自由業の素晴らしさでしょう。

自由と責任はワンセット」という言葉がありますが、「自由=無責任」では当然ですがありません。

僕が思う自由とは、選択の自由であり、好きなときに好きなものを選べるが好き勝手に何でも選んでいいというものではないと思っています。
そういった意味で山口さんの働き方は、まさに自由業を代表する責任感ある働き方だと感じました。

本文中でこのように語っています。
オンとオフを切り替えようとした時期もありますが、かえってメンタルが持ちませんでした。生きている全ての瞬間が書くネタとなり、さらには言葉となり、表現していかなければいけない以上、休みなんて永遠にない。
誰がなんと言おうと、書いて生きていくと決めたなら、主戦場である書店に毎日、通い続けるのは当然。

こういったことを書くと「大変そうで、それはできない」と言う人もいますが、結局のところは慣れなのではないでしょうか。
僕も独立してすぐの頃は不慣れのため自分に甘くなってしまったものです。
しかし、当然ながら自分に甘くなるとうまくいかないことが増え、収入も減っていきます。

だから結果として自分に厳しくなる。環境が人を作るものです。

ウェブライターに限りませんが、もし皆さんが自由業になりたいと思ったら、できるできないは関係なく飛び込んでしまうのが1番良いでしょう。

大変かもしれませんが、自由業という働き方も選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか?

5.気になるワード

不登校の経験がなければ、私はこの道を歩いていません。ましてや、こうして本をかけていなかったでしょう。
私の場合は、人よりも心が弱いことが、最終的には武器になったのだと思っています。
何度話しても、父はフリースクールへ通うことを認めようとしませんでした。
今の自分の気持ちとなぜフリースクールに行きたいのか、その理由を1冊のノートにまとめることにしたのです。
中学、高校と他の人よりも遠回りしたおかげで、大学では心優しく真面目な人たちとのご縁にさらに恵まれ、支えられ、私も少しずつ強くなっていった気がします。
フリーランスとなった今、1人で涼しい顔をしながら営業に行けるのは、おそらく就職活動時に相当、鍛えられたからです。
現状維持だけを選び、まるで王様のように椅子に座ったままでは、あっという間に時代に置いていかれてしまう
ウェブライターのお仕事をずっと続けたいと考えたとき、人よりも書くのはもちろん、1日たりとも休まないのは大前提
私にお休みはありません。お休みという感覚を持ち続けていると、書く仕事はできない
SNSを履歴書として更新するなら、小さな愚痴も一切書かない。
SNSは履歴書です。プライベートなつぶやきも大切ですが、激しい競争を生き抜くためには、履歴書として更新しておいた方が、明るい未来につながるでしょう。
最大の問題は、年収500万円をどうクリアするかですが、まず書いて生きていく、という覚悟が必要になります。
ウェブライターと言うお仕事は、どうしても副業の印象が強くなってしまいますが、本業として執筆する以上は、24時間、仕事について考え続けなければいけない、と私は思っています。
オンとオフを切り替えようとした時期もありますが、かえってメンタルが持ちませんでした。
生きている全ての瞬間が書くネタとなり、さらには言葉となり、表現していかなければいけない以上、休みなんて永遠にない
年収を上げていく上でのポイントがあります。それは、各媒体の編集部さんへの感謝の気持ちです。
平日欠かさず書店に通い、アイデアを探す、言葉を磨く
自己啓発書は、人生や生き方について学ぶ教材
誰がなんと言おうと、書いて生きていくと決めたなら、主戦場である書店に毎日、通い続けるのは当然
努力をすることを何歳になっても怠ってはいけません。
文章の書き方=人生の生き方
記事案を考え出すときに、いつも意識していることがあります。
それは、1人の悩みは、みんなの悩み。
1人の疑問は、みんなの疑問
人生は一度きりだ
人は、着実に死に向かっている
自由業は、自由ではありません。
他の名称を提唱したい位、想像以上のハードワークです。
どうすれば、執筆する力が早まる日ですが、まずは誰よりも多くかけるように意識をすることです。
後は、感覚を鈍らせないことが重要です。半日以上休んだだけで、まずタイピングのスピードが落ちてしまいます。
持病を理由にしていると、社会では信頼されなくなってしまう
信頼できる人には、人生でそう何回も出会えない
昔から「心身一如」という禅の言葉が、好きです。
身体と心は、1つのものでどちらのバランスをくずしてはいけないと言うお言葉。
格好悪い姿を見せたくないし、美しく働きたい
自分よりも、はるかに努力している人たちの姿を見れば、モチベーションはすぐに復活します。
人間関係の変化にストップをかけられないなら、常に自分にとってだれが大切なのかを意識していたい
人との交流で傷つく時はあっても、それは必ず自分が成長するために必要な栄養素になるということ。
そして傷ついた分、また素敵な出会いが待っている
人に裏切られても、いつかはまた人を信頼できる瞬間が来る。

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