書評

ひとり社長の最強の集客術 ~集客本の決定版!集客の方法・成功事例・本質のすべてが学べる本~

1.今日の一言と本のサマリー

皆さんに質問です…結婚相談所の売り上げが一気に3倍に上がったある取り組みがあります。どんな取り組みだと思いますか?

実は、「占い師さんと仲良くなる」という取り組み!

確かに占い師さんには、恋愛や、結婚を求めてみてもらおうという人がたくさん集まります。実際数字を分析してみると、広告や自社のウェブサイトよりも、紹介からのお客様の方が多いそうです。ビジネスの基本は集客。

集客のプロ今井先生の「ひとり社長の最強の集客術」をご紹介していきます。

2.ポイント3点

自分で集客ができないという事は、人生を誰かにコントロールされてしまうことに他なりません。

売れなくてもあなたには価値がある

成功している人は、質より量から集めている。

3.岡崎の考察

集客というと嫌なイメージを持つ人もいると思います。なぜなら、人を集めるというイメージがあるからではないでしょうか。

しかし本当に喜ばれるビジネスパーソンは、人を集めるではなく、人が集まる人を目指しているものです。嫌がられる集客ではなく、喜ばれる集客にするためにはどうすれば良いか。その観点から書評していきたいと思います。

①お客様を探しに行ってはいけない!
売る人がいないんだったら、売れる人に出会おうということで、交流会やソーシャルメディアなどに参加しようという発想が湧いてくるかもしれません。そこで間違ってしまうのは、目的がお客様を探しに行くという設定をしてしまうことです。

実際に行ってみるとわかりますが、お客様になってくれるのは100人中の1人といったところでしょう。だからお客様を探しに行こうという目的でそこに参加をしてはいけません。ゆるく繋がっておくだけで良いのです。あくまでまずは友人になる事からがスタートです。

②売ってはいけない
まずは出会うことからがスタート。売り込みをするのは信頼関係ができて後になります。例えば100人に1人買ってくれるなら、100人と出会えば良いだけです。100人全員に売ろうとすると、売れない99人の人からは嫌われてしまいます。集客の仕組みとは百発百中で売れることではないということを前提にしましょう。

③セールスの仕事の8割は聞くこと
聞くことの目的は、お客様にこの人は自分のことをわかってくれていると感じてもらうことです。つまり、共感してもらっていると感じてもらうこと。何を買うかよりも、誰から買うかが大事なのが人情です

同じものを買うなら押し売りされた人よりも、自分の気持ちがよくわかってくれる人から買いたいのではないでしょうか?自分の気持ちを言葉にできない人も多くいらっしゃいます。その人たちの思いを言語化してあげるだけで、そして問題を整理してあげるだけで、非常に喜ばれるはずです。共感するだけで与えているのです。

④売っているものは商品ではない!解決策を提供する。
多くの人が自分の商品を売り込もうとしますが、人が買っているのは商品ではありません。その商品を買うことで何が解決するのか…つまり得るというよりも、目の前の人の悩みの解決策を提示するという感覚です。
解決策があるのに教えないという事では、逆に罪悪感を感じてしまうのでは?自分の売り上げや利益のためではなく、心から相手の問題を解決してあげたいという気持ちで提案できれば、売るということが嫌でなくなるはずです。

⑤買ってください、と言わない
売れている人も、買ってくださいとは言っていません。買ってくださいと頼む必要もないですし、買ってくださいと言えばいうほど買ってもらえなくなります。

セールスのお客様言う言葉は、買いますか?です。

買ってくださいと頼み込むのではなく、買いますか?と聞くだけです。セールスの最後は確認なのです。最後に買うかどうかを決めるのはお客様。ご自身の選択を応援してあげてください。

集客から売上を上げるまでの基本を丁寧に解説している本書。ビジネス初心者の方にとってとても役に立つ一冊だと思います。

4.気になるワード

自分で集客ができないという事は、人生を誰かにコントロールされてしまうことに他なりません。
集客という仕事を分解すれば、とてもシンプルなことに気づけます。そこにはステップが4つしかありません。
実は、売り上げが上がらない最も多い原因は、そもそも商品を売る相手がいないということなのです。
人の集まる場所がお客様を探してはいけない
買ってくれた人だけにサービスをする、というのは非常に親切な態度
売れない人は断られるのが嫌いで、売れる人は断られることを嫌いでない
商談の前に信頼関係を作るということが必要
大事なのは何を買うかではなく誰から買うかなのです。つまり、商品の差ではなく、信頼関係の差が売り上げに大きく関係するわけです。
集客で最も重要な事は何か?それは出会うことです。
これが集客の4ステップ
①出会う
②仲良くなる
③検討する
④買う
売れている人が出会いを作る工夫をしている
集客の仕組みとは百発百中で売れることではない。
集客に関しては2種類の用途しかありません。すなわち出会うためのツールが、仲良くなるためのツールかの2つです。
売り上げは見込み客の数に比例する
集客は自分から会いに行くというのが基本
地域限定ビジネスであれば、ポスティングという方法もあります。
成功している人は、質より量から集めている
多くの人が、最初はとにかくたくさんの行動をしたといいます。
最初は効率が悪くても一定期間はやり続ける
出会いを増やす3つの入り口
①紹介や口コミ
②ジョイントベンチャー
③広告
人はメリットとシメ切りがあると行動しやすい
信頼関係を作るというと難しく考える方もいるかもしれませんが、実は簡単な方法があります。それは、頻繁に会うということです。
近づけば近づくほど仲良くなれる
与えることで、お客様との信頼関係が構築されていくわけですが、その信頼関係を築く基礎には2つの要素があります。
1つは専門性です。もう1つは親近感です。
相手を喜ばせることにお金がかからない
気持ちがわかればわかるほど売れる
感情で決めて理屈で正当化する
マーケティングの8大メンタルブロック
①欠乏感
②完璧主義
③他人の評価
④確実性
⑤失敗への恐怖
⑥無価値観
⑦短期的
⑧楽したい気持ち
売れなくてもあなたには価値がある
あなたの人間としての価値は、売り上げの額とは関係ありません。
集客をする人がいなければ社会は成り立ちません
あなたとの出会いで人生が変わる人がいます

5.商品の紹介