書評

家族写真の魔法

1.今日の一言と紹介する本

類は友を呼ぶという言葉がありますが、大体自分の周りに集まる人は、自分と似ている人か、同じような状態の方が多いのではないでしょうか?

今日ご紹介する書籍の著者、森藤先生は僕のプロフィール写真を撮ってくださった方。

田園調布に構えるほどスタジオは超かっこいいです!希望の方がいたらみんなで遊びに行けると思います(笑)写真家として日本一に輝いたこともある森藤先生の処女作『家族写真の魔法』をご紹介していきます。

2.本のサマリー

なぜ幸せな人は年に2回写真館で家族写真を撮るのか?

フォトグラファーであり、その作品は日本一にもなったことがある森藤先生。年間千組近くの家族が家族写真を撮りに写真館に訪れるといいます。

最初は、その家族が幸せだから写真スタジオに家族写真を撮りに来るのだと思っていました。けれど話を聞いていくうちに、わかったのです。必ずしも幸せだから家族写真を残そうとしているのではないと。

家族写真を撮っているから、幸せを感じることができているのです。家族写真は幸せな魔法をかけるツールです。家族写真の魅力と素人でも簡単にできる写真の上達方法とは?

3.ポイント3点

家族の絆を感じている人は、常に明るく、自信を持っていて、行動的であることが多い

家族がいてくれることが、何よりも幸せという感覚を忘れずにいたい。

家族写真を残したい!と思った時こそ、撮影を開始するタイミングです。

4.岡崎の考察

幸せなビジネスパーソンにとって、家族を大切にしている、家族を愛しているという証が家族写真なのです。家族写真を撮るという事の魅力と価値についてたっぷりと伝えてくれている本書。

家族写真には次の5つの魔法(効果)があるといいます。

家族写真の5つの魔法
①感謝できる子に育つ
②セルフイメージがアップする
③パートナーや子供への愛を思い出せる
④心からの愛で満たされるようになる
⑤世代を超えて生き方を残せる

とは言っても、いきなり写真館へ行くというのはちょっとハードルが高いという人もいるのではないでしょうか。そこで自分たちで撮れる家族写真の撮り方をご紹介したいと思います。

簡単アイデア① :できるだけくっつこう
はい、チーズで、みんなの顔をくっつけてみてください。簡単な方法ですが、それだけで得になり、仲が良さそうに見えるといいます。さらにこの撮影方法にはおまけがあります。くっつきすぎて、みんな吹き出してしまうこと。
その瞬間を切り取ると、家族の絆が見えるような、最高の1枚になるといいます。

簡単アイデア② :体だけ45度にしてみよう
全身を取る時は、体だけ45度位斜めにし、顔はカメラのほうに向けてみましょう。全身が正面向きだと、硬い印象になるのですが、体だけ斜めだと、柔らかい印象になるといいます。しかも、スタイルをほっそり見せる効果もあります。

簡単アイデア③: スマホで映える家族写真を撮りましょう
スマホ撮影が上手になる2つの基本があります。それは、構図とアングルのポイントを押さえるということです。構図とは、長方形や正方形のフレームの中で、写体をどのぐらいの大きさで、どこに配置するかということです。

まず、スマホは水平に構えましょう。人物の大きさですが、家族写真は基本的に横で撮り、人物は半身から7分身の大きさでとると、収まりが良くなります。

画面の中では、基本的に人物を中心にしましょう。アングルとは、撮影するカメラの位置のこと。カメラを高くしたりするだけで、見え方が変わってきます。アップ(上から)で撮影すると、目が大きく移り、顎のラインがすっきりと見えます。全身の撮影の際は、下の方からカメラを構えましょう。足が長く、顔が小さく見えます。

写真についての勉強はもちろん、家族の大切さ、家族写真の魅力がわかる一冊でした。

5.気になるワード

家族写真を撮っているから、幸せを感じることができる。
家庭円満で、子供が安心感を持って成長していくと、セルフイメージも上がり、幸福度もアップしていく
幸福度ランキング1位のフィンランドでは、父親が子供と一緒に過ごす時間が長い
家族写真は、家族の人生や幸せに魔法をかけることができる
幸せなビジネスパーソンにとって、家族を大切にしている、家族を愛しているという証が家族写真なのです。
SNS時代の記録は、意識しないと残らない
デジタル社会だからこそ、一度立ち止まって深呼吸をし、昔を振り返ったり、家族への感謝を思い出したり、今の幸せを実感したりすることも必要ではないでしょうか。
家族の絆というのは、自己肯定感をもつのに、とても大きな要素です。
家族の絆を感じている人は、常に明るく、自信を持っていて、行動的であることが多い
家族写真の5つの魔法
①感謝できる子に育つ
②セルフイメージがアップする
③パートナーや子供への愛を思い出せる
④心からの愛で満たされるようになる
⑤世代を超えて生き方を残せる
人間は、生きている限り愛が欲しいと思う動物です。
光の当たり方次第で、人はいくらでも素敵に見せることができます
家族写真を残したい!と思った時こそ、撮影を開始するタイミングです。
家族写真は、とっておきの1枚をプリントして飾ったりアルバムにするのが1番良いのですが、あらかじめ考えておきたい大事なポイントは、いかに手間をかけずに楽しむかということです。
毎年家族写真を撮影するたびに、1ページずつページを増やしていけるアルバムに写真を入れておくことをお勧めしています
メッセージと一緒に家族写真をプレゼントするのは、家族への愛を形にして渡すものとして、非常にお勧めです。
家族がいてくれることが、何よりも幸せという感覚を忘れずにいたい。
当たり前と思っていることに対して、感謝の気持ちが生まれません。
当たり前という言葉の反対は、ありがとうです。
人間の記憶は曖昧です。
どんなに感謝していても、どんなに愛していても、その大切な人が亡くなってしまえば、少しずつ、思い出もぼやけていってしまいます。だからこそ、その人の顔や姿かたちがわかるものを残すことが必要だと思うのです。それが、家族写真なのです。

6.商品の紹介