書評

アウトサイダーの幸福論

1.今日の一言と紹介する本

差別って嫌ですね。以前あった、白人警官による黒人死亡事件。これを引き金にしたデモ…

力での解決は本質的な問題解決にならないですね。問題があればちゃんと話し合う。考えさせられます。

それでは今日の書評『アウトサイダーの幸福論』をしていきましょう。

2.本のサマリー

ロバートハリス作家にしてラジオナビゲーター。
上地大学卒業後、バリ島を始め東南アジアを放浪。その後オーストラリアに延べ16年間滞在し、シドニーで書店&画廊の経営に関わる。
無頼派作家にして人気ラジオナビゲーターが語る野上と放浪の人生哲学。

旅は、そして人生はハプニングだ。
何が起こるかわからない。
でも、やる事はただ1つ。
このゲームを楽しむことだ。

一度きりの人生を全力で楽しむために必要なものとは何か?アウトサイダーだからこそ語れる人生哲学とは?

3.ポイント3点

今の世の中、アウトサイダー的な要素を全く持ち合わせていない人間はちょっとまずい。なぜならそのような人は社会で当たり前とされている常識やルール、セオリーといったものに何の疑問も抱かず、その中で安心しきって生きているだけだから。

永遠の幸福と言うのは人々の望みを言葉にした概念であって、それは神話であり、イリュージョンだ。

そんな幻を求めていると、今、目の前で得られる幸福を逃してしまう。

4.岡崎の考察

誰かの勧めだったのか。なぜこの本が家にあるのが、全くわからなかったのですが、開いてみたら素晴らしい書籍でした。

家にある大量の積読。結構お宝があります(笑)

自由に生きること、自分らしく生きること、前向きに楽しい生きるヒントが盛りだくさん。特に心に残った部分をご紹介したいと思います。

①アウトサイダーとは
アウトサイダーとは人間の生きていく上でのスタンスです。常識や社会のルール、あるいは特定の組織や集団のセオリー、そうしたものにとらわれることなく、自由に考え、発想し、行動する人間のことを指します。
ですから今の世の中、アウトサイダー的な要素を全く持ち合わせていない人間はちょっとまずいといいます。なぜなら現代社会は常識やルール、セオリーが、どんどんと変わっていくから。
リスクに対する姿勢、変化に対する柔軟性を持ち合わせていないとこれからの世の中で活躍することは難しいでしょう。

②向いていなくても勝負したいと思ったら勝負する。
人生とはいかに良いカードを手に持つかではなく、手に持った悪いカードをいかにうまく使うかである。度胸さえあれば、人間、何にでもなってチャレンジできる。結果を気にしないで、挑戦すれば良い。だから大切な事は一歩踏み出すことです。そしてがむしゃらに前と突き進むこと。
今の世の中、慎重で保守的な人間が多すぎます。もっと無茶をやる人間が必要でしょう。そしてそういう人は多くの人から応援されます。

③選択のミスはあっても、失敗という言葉はない
ロバート・ハリスは自分の人生のことを、成功と失敗という概念で捉えた事はないといいます。なぜなら今までやってきたことを、身に起こったことの全てが今の自分の肥やしになっているから。
僕もそうですが、振り返ってみて過去した失敗のおかげで今があると言えるものが多々あります。失敗ではなく経験。選択のミスも、人生において必要なスパイスなのです。

アウトサイダーな生き方。今後の世の中に必要な考え方だと思います。型にはまってきたなぁと感じる方はぜひ読んでみてください。

5.気になるワード

アウトサイダーとは人間の生きていく上でのスタンスやスタイルといった心の領域を表した言葉だ
つまり、アウトサイダーとは、常識や社会のルール、あるいは特定の組織や集団のセオリー、そうしたものにとらわれることなく、自由に考え、発想し、行動する人間のことを指す
アウトサイダーはどんな人間の心の中にも存在し得るものだ
今の世の中、アウトサイダー的な要素を全く持ち合わせていない人間はちょっとまずい。なぜならそのような人は社会で当たり前とされている常識やルール、セオリーといったものに何の疑問も抱かず、その中で安心しきって生きているだけだからだ。
人生とはいかに良いカードを手に持つかではなく、手に持った悪いカードをいかにうまく使うかである。
向いていなくても勝負したいと思ったらすればよい。
度胸さえあれば、人間、何だってチャレンジできる。結果を気にしないで、わが道を突き進んでいけば良いのだ。
大切なのは、一歩を踏み出すことだ。そしてがむしゃらに前と突き進んでいくことだ。そして、失敗を恐れないことだ。失敗したら、めげずにもう一度トライすれば良いのだ。
今の世の中、慎重で保守的な人間が多すぎる。
旅は、そして人生は、ハプニングだ。人生、楽しんだもの勝ち。
仕事に埋もれて、くそ真面目に働いてばかりいるのは愚かだ。人間、遊ばなくなると、成長も止まる。どんなに仕事が好きでも、人はやはり遊ばなくてはダメだ。
失業したことも何度かあるが、この時もそのうち何とかなるさという気持ちで乗り切った。
1番いけないのは弱った状態で人に泣き付くことだ。
世界的に弱っているところを人に見せるのはマイナスだ。人に弱みを見せることによって、自分に対する信頼が揺らぐし、自分に対しても弱気になってしまうからだ。
人間、落ち目になったり弱気になったりした時、自分は戒めたり、反省したり、後悔したり、自分を変えようとしたりするが、これは絶対やめた方が良い。
こういう時こそ信念を持って自分を貫くのだ。
友達はあまり頼りにしたり、友情というものに重きを置きすぎるのも良くない
友達同士で貸し借りはない。友情には無償の愛とリスペクトしかない。
運を信じないのは経験のないものの印である。
やっとやってきた月をどうやって自分の下に引き止めておくか、ということだが答えは簡単。引き止めておこうと思わないことだ。
心のそこから泣くことができない人間は、本当に笑うこともできない
泣くことも、怒ることも、恥じることではない。
人を安易に偶像化したりヒーロー化することが危険なことだ
日本人はもっともっと怒らなければだめだと僕は思う
永遠に生きるかのように夢を見、今日限りの命と思って生きよう。
言うまでもないことだが、人間、ポジティブでいる時の方がことがうまく運ぶ。
人生は楽しいもの、みんなでハッピーにやっていこう、というオーラを出しているときは、別に何もしないでも前の人間を自然と明るくさせることができる。
でも、だからといって、なんでもかんでもポジティブにとらえよう、ポジティブでいることが全てだ、という人間も鬱陶しい。人生、悲しい時は悲しいし、人間、気分的に落ち込んでいるときは落ち込んでいて良いのだ。
永遠の幸福というのは人々の望みを言葉にした概念であって、それは神話であり、イリュージョンだ。そんな幻を求めていると、今、目の前で得られる幸福を逃してしまう。
日常には小さな幸せが溢れている
選択のミスはあっても、失敗という言葉はない
失敗する自由が許されないのなら、自由を手に入れる価値はない。
僕は自分の人生のことを、成功と失敗という概念で捉えた事はない
自分探しはゴミ箱へ
あなたがどこへ行こうと、そこにはあなたがいる
才能は素晴らしいものだけど、怠け者を抱えていってはくれないよ
人間、平和で、他者に寛容で、思いやりのある社会に生きていくのが1番だ。
人間、自分のことをかっこいいと思った瞬間、かっこよくなくなるし、僕が目指しているのはかっこいい人間よりは、オープンで優しい人間である
信念を持って生きるのは良いことだが、必要以上にへそまがりだったり、機嫌の悪いじじいにはなりたくない。人の話をちゃんと聞いて、柔軟な思考、オープンな心、好奇心を持って、人生を楽しみながら、軽やかに生きていきたい

6.商品の紹介