書評

うまくいっている人の考え方

1.今日の一言と紹介する本

以前、達人たちの仕事術というテーマで登壇させて頂きました。あ、僕が達人じゃないですよ(笑)

一緒に登壇させて頂いた、石川和男先生

時間管理コンサルタントであり、税理士、建設会社役員で作家。さらには大学で登壇までしている石川先生。間違いなく達人です。

それでは今日も書評『うまくいっている人の考え方』をしていきましょう。

2.本のサマリー

20年前のベストセラーが今また売れてます!計100万部越えの大ヒット!

人生がうまくいっている人の特徴は自尊心が高いこと。

自尊心とは、自分を大切にしようとする心。自尊心のある人は常に自信に満ち溢れ、失敗や間違いを犯しても、それを前向きに捉えて次のステップの土台にする心の余裕がある人。

人生のほとんどの局面に影響する自尊心。本書では、自尊心を高める方法を100項目紹介しています。

読めば、自信を身に付け、素晴らしい人間関係を築き、毎日を楽しく過ごせるはず。人生における成功や幸福に直結する自尊心を高める考え方とは?

3.ポイント3点

失敗しても人間的にも劣っているということにはならない。

間違いを犯すという事は、人間的に劣っているということではなく、人間的だということである。自分が犯した間違いを進んで認められるという事は、人間的に円熟している証であり、健全な自尊心の尺度である。私たちは知らず知らずのうちに他人の期待の犠牲になり、自分にとって気が進まないことをするために多くの時間を費やしている。

未来のことを想像するのと過去のことを回想するのに忙殺されて、現在でしか手に入らない本当の幸せを見失なっている

4.岡崎の考察

本当に大事なことは、時代が変わっても、変わらず大事な事のまま。そんなことに気づかせてくれる一冊。短的に大事なことがまとまっている良書です。

100の習慣について記載されていますが、今日はその中から3つの習慣をご紹介したいと思います。

①たくさん失敗して、たくさん学ぶ
生まれた時、人生における失敗を確実に避ける方法というマニュアル本が売っていれば便利なのですが、いまだにこういう本は出版されていません。
私たちは数え切れないほどの失敗をします。時にはひどい失望感にさいなまれることすらあるでしょう。そんな失意のどん底にある時、私たちはとても重要な事実を見逃しているといいます。それは、失敗は学ぶために不可欠だということです。失敗は貴重なことを学ぶ良い機会なのです。

②相手にどう思われているかを心配しない。
相手がどう思うかについては、残念ながら自分の管理下にありません。相手にどう思われているかを心配する時、たぶん相手もあなたにどう思われているかを心配しています。下手に自分が相手に与える印象を気にするより、気にしない方が良い印象を与えられることも多いです。自分の管理下にないことを気にすることはやめましょう。

③自分を他人と比較しない
自分を他人と比較する時、心の中で相手と自分との優劣を判断しているのが典型的なパターンです。だから、自分より優れている人を見ると落ち込み、自分より劣っている人を見ると元気が出てくる。しかし残念ながら、総合すると自分はダメだ、という気持ちの方が優勢になります。自分は個性的な存在です。だから、他人と比較しても意味がありません。

自分を他人と比較する習慣は、一方で不満を生み、他方で間違った優越感を生むということを覚えておきましょう。難しい概念ではなく、言われてみれば当然なことばかり。本当に大事な事は、そういうものなのでしょう。

定期的に見直すのにちょうど良い1冊。ぜひ手に取ってみてください。

5.気になるワード

ミスをしても自分を責めるのはやめよう。
自分はなんてバカなんだと罵ったり、自分を非難したりしてはいけない。自分の長所と自分の人生に恵まれている部分にいつも意識を向けよう。
地位や財産で人を判断しない
失敗は貴重なことを学ぶ良い機会である。失敗しても人間的にも劣っているということにはならない。
間違いを犯すという事は、人間的に劣っているということではなく、人間的だということである。自分が犯した間違いを進んで認められるという事は、人間的に円熟している証であり、健全な自尊心の尺度である。
自分がどれだけ幸せかは、人生観次第である。
自分にプラスの言葉をかければ自尊心が高まる
自分が相手に与える印象を気にしない方が、良い印象を与えられる。
夢を持って将来設計をする事は素晴らしいのだが、願望を抱いているだけではほとんど何も起こらない。願望を現実に変えるには、願望を抱く以上のことが必要なのだ。
欲しいものがあるなら、それを手に入れるだけのことをする必要がある。
完璧主義者は幸せな人ではない。
あなたの目標は何もかも完璧にこなすことではなく、むしろそんなに完璧を求める必要がないことを理解すること
自分を他人と比較するのはやめよう。自分を他人と比較する習慣は、一方で不満を生み、他方で間違った優越感を生むだけだ。
人間の価値とは、数量で測定できるものではなく、生まれた時にもらって死ぬまで持ち続ける尊厳のことなのだ。
自分が下す決断は、間違っていることより正しいことの方がずっと多い
他人からの評価が収入や成績を大きく左右するというのならともかく、単に自分が気分良くなりたいというだけなら、他人から高く評価される必要は無い。自分を高く評価するのは自分だけで充分だ。
人が褒めてくれた時、それを受け入れるのはいいことだ。
競争が大多数が人に与える影響は、劣等感を抱かせ、自信を失わせることでしかない
大多数の人が他人に対して劣等感を抱かざるを得ないような活動は、ひどく有害なものだ
勝っても負けても、自分は常に価値のある人間だ
どんな出来事も、良い方に解釈する
問題の原因は自分にあることを認める
他人に頼る以外に道がないことも、ときにはあるかもしれないが、1番頼りになる存在は何といっても自分だ。
他人を批判しない。他人のことを好意的に考え、好意的な発言をすることで1番得をするのは自分だ
自分の人生に責任を持てば、自分の人生をより自由に想像できる。
自分の感情は自分の責任。他人の感情は他人の責任。
私たちは知らず知らずのうちに他人の期待の犠牲になり、自分にとって気が進まないことをするために多くの時間を費やしている。
褒め言葉は、いつでもどこでも口にすることができる無限の資源である。
感謝の言葉や誠実な褒め言葉は、相手だけでなく自分も前向きな気分にする
未来のことを想像するのと過去のことを回想するのに忙殺されて、現在でしか手に入らない本当の幸せを見失なっている
人生がうまくいっていないように思える時期は誰にでもある。しかし、あまりにも頻繁にそういう経験をするなら心の持ち方を調べる必要がある。
思考の質は人生の質に影響を及ぼす。自尊心が低いのは考え方が原因である
仕事で成功する秘訣は何だろうか?最も重要なのは次の3つだ。
①仕事に打ち込む
②仕事に必要な技能の1つに習熟し、それができたら、さらに難しい技能に挑戦する。
③仕事のあらゆる面を出来る限りうまく行う。
現在の怒りは捨てた方が得である。
変えることができない困難な状況になったときは、人生は公明正大であることを思い出そう。人生は不公平なように見えるが、実際はそうでは無い。自分が犯した間違いから学ぶ人と学ばない人がいるだけなのだ。
変えることのできない現実は、受け入れる以外に方法がない。
自分の間違いに責任を持つことで、人生の質を高めることができる
人生は公平だとぼやいている時間があったら、自分にできることをして、よりよい未来を切り開く
誰かがあなたを嫌っているからといって、あなたに問題があるわけではない。
すべての人に好かれる必要はない
妥協すべきときは妥協し、個性を主張すべきときは個性を主張する
誰にも迷惑をかけない限り、自分らしく振る舞えばいい
誰も私を理解してくれないという時、人は満たされない願望を抱え、何も言わなくても他人がそれを見出してくれることを求めている。しかし、その要求は現実的ではない。あなたをよく知っていて、あなたの行動を注意深く観察している人ですら、あなたの願望を理解していないことがよくあるからだ。
失敗しても人間的にも劣っているということにはならない。
間違いを犯すという事は、人間的に劣っているということではなく、人間的だということである。自分が犯した間違いを進んで認められるという事は、人間的に円熟している証であり、健全な自尊心の尺度である。
私たちは知らず知らずのうちに他人の期待の犠牲になり、自分にとって気が進まないことをするために多くの時間を費やしている。
未来のことを想像するのと過去のことを回想するのに忙殺されて、現在でしか手に入らない本当の幸せを見失なっている

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