書評

1%の努力

1.今日の一言と紹介する本

今日ご紹介するのは『1%の努力』です。

それでは、紹介していきます。

2.本のサマリー

時間に追われ、将来の心配をし、みるみるつまらなくなっていく大人たちへ。本書は、いわばルールを外れる人生の練習だ。

アリの巣を観察すると、大きく分けて2つのタイプに分かれるという。

働きアリと働かないアリだ。働きアリは、任された仕事を一生懸命こなす。働かないありは、ダラダラと何もせず過ごす。サボっているように見えて、たまに馬鹿でかいやつを見つけて、巣に戻って報告をする。

それを他のアリ達が運んできてくれる。そんな働かないアリであれ。ラクを極めた管理人が真面目に語る、頭の良い生き方とは?

3.ポイント3点

努力しない努力を極めて、今、僕はフランスのパリで妖精みたいな生活を送る。頑張れば何とかなると思っている人は、甘い。

起業してうまくいっている人は、派手な能力ではなく、地味なやりくり能力や総務のような事務処理能力があるのだ。

問題が起きたら、粛々と対処する。そこに、好き嫌いの私情を入れる必要は無い。

4.岡崎の考察

2ちゃんねる」で有名なひろゆき氏。現在はパリで好きな時に好きな映画を見て、ゲームをして、たまに足をのばして過ごしているとのこと。

頑張れば何とかなると思っている人は、甘い。

これまで何度となくレールを外れてきた僕の生き方、考え方についてもたくさん語ろうと思う。必要だったのは、お金や時間ではない。思考だった。ラクを極めたというひろゆき氏。

自叙伝に近い形でさまざまな体験から、どのように考えて今にいたっているのかを語っています。そもそもひろゆき氏がいう「ラク」とはなにか?面白がるのに、努力なんてものは存在しない。他人と比較しても意味がないし、誰かが褒めてくれるかどうかも関係がない。

好きなこと、面白いことなら「努力」と思わず頑張れる。

たとえば好きなゲームをやっている時に、一生懸命努力している!と言う人はいないでしょう。楽しいからやっているだけ。努力を努力と思っているうちは大した成功はしないとも本書の中で言っています。

まさに、「好きは努力に勝る」ですね。

最小の努力で最大の成果を上げることが、その人の生産性になる。

努力が大好きな人は、頑張ることに一生懸命になってしまい生産性が低いままであることがあります。ラクするために努力する。そんな努力も仕事では必要でしょう。今ある仕事をどうやったら早く終わらせることができるか?もっと簡単にこなすことはできないか?そう考えて仕事していけば、同じ仕事量をもっと「ラク」にこなすこともできるはず。

2時間かかる仕事を1時間に。1時間かかる仕事を30分にする努力が大切ですね。最初からできるに好きという感情が絡むと、少しめんどくさい。センスの領域に入ってしまい、趣味にするのはいいが、安定収入にするのには向かないのだ。ではラクに生きるためにどんな仕事をしたらよいのか?それは、安定収入を生みやすい仕事。だから好きなことで稼ごうとしない。好きなことが稼ぎやすい仕事とは限らないから。好きなことより、できることで稼ぎましょう。

「ラクをする生き方」というと、語感からどうしても抵抗感がありますが、実際には考えて働くこと、効率的に動くことを大事にしているように感じました。

偶然成功しただけ、というひろゆき氏の仕事論。興味があるかたはぜひ読んでみてください。

5.気になるワード

2時間でやるべきことを1時間で終わらせて、1時間は休ませること。さらに、30分で終わらせることができないかと考え続けること。
努力しない努力を極めて、今、僕はフランスのパリで妖精みたいな生活を送る。
これまで何度となくレールを外れてきた僕の生き方、考え方についてもたくさん語ろうと思う。
必要だったのは、お金や時間ではない。思考だった。
頑張れば何とかなると思っている人は、甘い。
99%の努力と1%のひらめきというのは、発明家エジソンの有名な言葉だ。これの真意をみんな誤解している。
本当は、1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になるということを言った現実的な言葉だ。
幸せの総量を増やすことを目標にすればいい
僕が導き出した答えは、人類の努力は、ほぼ無意味だという事
いいタイミングで良い場所にいたのが重要
みんながんばったところで、みんなが活躍できてたくさんのお金を稼げるわけではない。努力以外に、能力が必要だ。能力と努力が掛け合わされて、初めて結果が出る。だから、能力のない人はいくら努力しても無駄になる。
生きていく限り、常に比較対象にさらされる。でも、比較対象がない方が、人は幸せなんじゃないか。
人は権利を守る生き物だ。自分の利益は、誰も守ってくれない。自分で守ろう
チャンスを掴む練習より、いつでもつかめる状態にしておくことの方が重要なのだ。
お金がない。じゃあどうしよう?捨てるものを決める。
ゴールがあると、なんとなくでも向かっていっている方向がハッキリする。絵に描いた餅くらいの方がちょうどいい。
あまりに具体的すぎる目標よりは、漠然とこうなっていればいいな、という状態を想像してみる。すると、なんとなくその方向に一つ一つの行動がつながっていくようになる。
世の中はチョロいし、意外とちゃんと回っていく。世の中は高校生レベルで成り立っている。
もっとレベルの高いことをやろうと焦ったほうがいい
あらゆることを一度は経験しておかないと、これはいらないという判断をすることができない
新しいことを諦めた瞬間に、見た目が一気におじさんになるのであれば、好奇心はずっと持っておいた方が良い。
自分にとって大事な事は、自分で決めた
世の中の事は2つに分けられるという。
「やりたいけど、できない」「できるけど、やりたくない」その2つだ。だから、みんな悩んでいる。
やりたいよりはできるから始めて、少し背伸びする位のレベルにすればいい。やりたいとできるの間を徐々に埋めるような感覚が近い
最初からできるに好きという感情が絡むと、少しめんどくさい。センスの領域に入ってしまい、趣味にするのはいいが、安定収入にするのには向かないのだ。
なくなったら困る体験は何か?これが、仕事をする上で考えるべきこと。
起業してうまくいっている人は、派手な能力ではなく、地味なやりくり能力や総務のような事務処理能力があるのだ。
問題が起きたら、粛々と対処する。そこに、好き嫌いの私情を入れる必要は無い。
物事は大きくなりすぎると、やがて共存する。
出る杭は打たれるという言葉があるが、出過ぎた杭は打たれなくなる。
やられた時だけ、やり返す。基本的には性善説でいよう。そして、裏切られたら、同じようにやり返す。それが正しい順番である。
場所があれば、人は動き始める
価値のないものを価値があるように思わせると、お金を儲けることができる
僕は、大体の仕事は、やっつけでやっている。
コミニュケーションコストとは、一言で言うと、言ってはいけないことを言うスキルだと僕は思っている。
人が人を選ぶ基準は、優秀さでは無い。面白いかどうかだ。
面白がるのに、努力なんてものは存在しない。他人と比較しても意味がないし、誰かが褒めてくれるかどうかも関係がない。
最小の努力で最大の成果を上げることが、その人の生産性になる。
社会で天才と呼ばれるか、変人と呼ばれるかを分けるものは、出された成果物を社会がどれだけ受け入れたかによる。
大きな組織のトップになると、現場の状況がわからなくなって、みんなの努力が足りないなどと言い出し、スタッフたちの責任にしたがる。しかし、本来はトップの判断の間違いで曲が決まってしまう。
上の判断が良ければ、下が適当でもうまくいく
環境が良いおかげで、自分の実力以上の成果が出る事はよくある。それを自分の実力と勘違いしてしまうと、タチが悪い。
心の中で、これは環境のおかげだと思うだけで良い。それだけで、周囲の人たちから頭1つ抜きん出ることができる。
努力を努力だと思っている時点で、好きでやってる奴にはかなわないよ
僕は多分同じ位の年齢の人たちよりは、割と幸せに暮らしているから、成功している側だと思うけれど、そんなに努力した覚えは無い。努力したと思われるだけで良い。
自分にとって頑張らなくても結果が出る場所に行ったほうが、絶対うまくいく。競争のいらないところに張る。
僕のように、たまたまですと答えてしまっては、メディアウケしないし、本にもならない。
顔の整形よりも、考え方を整形した方がたくさんの人を救える。
僕の座右の銘は、明日やれることは今日やるだ。
人を相手にしている仕事は、最大のゲームである。
論理があっても、聞いてくれる耳を持たれないとダメだ。
調べる労力を惜しんでいないか?
知らないだけで損をするのは、もったいないことだ。
肉屋を応援する豚という言葉が最近のマイブームだ。
いつか自分が殺されてしまう状況の豚が、肉屋の営業を心配してしまい、最後には屠畜される話だ。
世の中のすべてネタだ。辛かったり、しんどい目にあったりしたら、頭の中では、これ、絶対に後で笑い話になると考えている。

6.商品の紹介