書評

ベストパートナーを育む魔法のしつもん

1.今日の一言と本のサマリー

以前、免許更新を行い無事にゴールド免許達成しました。

海外での交通違反は、重度のものでなければ特に日本の免許には傷がつかないのです。とは言ってもしないに越した事はありませんが。

さて、今日ご紹介するのは『ベストパートナーを育む魔法のしつもん

質問家として活躍するマツダミヒロ先生と奥様WAKANA先生の初の共著。ベストパートナーは探すものじゃなく、作るもの。お互いが再婚だからこそわかったベストパートナーを作る秘訣!年間300日を海外で過ごし、そしてそのすべてを夫婦で行動するお二人。理想の夫婦関係を築く方法とは?

2.ポイント3点

パートナーを探す時、選ぶとき、自分と同じような人を選びたいと思ってしまうかもしれません。またすでにパートナーがいる場合は、なんで私の気持ちをわかってくれないの?と、自分と同じような人だったらいいのにと思う方も多いでしょう。でも自分と違うタイプだからこそうまくいく、ということがたくさんあるのです。

人って、自分の中で思っていることが事実であると思いがちで、自分で思っていることや不安から、相手もきっとこうだと決めて自分も苦しくさせてしまう。

夫婦とは言え、自分にとって当たり前のことが、相手にとっては必ずしも当然ではないという考え方をすること。

3.岡崎の考察

夫婦のあり方、というところから論じられている1冊ですが、広義に「パートナーのあり方」と捉えると、どんな人にもとってもプラスになる内容でした。そこで、素晴らしいパートナーシップを築くために大事なことという観点で特に印象深かった3点をご紹介したいと思います。

①まずは自分が変わることを決める
どうしても人は「自分が正しくて相手が間違っている、だから相手に変わって欲しい」と思ってしまいがちです。そこで、パートナー同士がつながっていて、1つであると考えてみましょう。つながっているからこそ、まず自分が幸せになる。自分が幸せになると、相手も幸せになれる。自分が変われば、相手も変われる。物事にはすべて原因がありますが、その原因を、自分のあり方次第で解決できると考えるようにしてください。そして起きている問題は、いつでも自分をより幸せにするために起きていることだと捉えるようにしましょう。

②会話のルールを決めておく
大切なパートナーだからこそ弱みを見せられるということもあります。しかし度を越すと聞いている方が辛くなってしまうということも。だからパートナー同士で会話する時間は、お互いにとってどんな時間にしたいのかについて話し合っていくことが大切です。

例えば愚痴を言いたい場合には、意識的に断り制にしてみましょう。
ちょっと愚痴を聞いてほしいんだけど、今話せる?」といった具合。そして、10分だけにしよう!とか、愚痴の後は、明るい話題をしよう、というふうに決めておきましょう。

③事実と感情を切り離す
ついつい感情的になりやすいという人もいます。そういう人は、自立と感情がセットになっているということに気づくと楽になれるといいます。

例えば、「彼氏が帰ってくるのが遅い。私のことを、大切にしてくれないのかしら」と事実と感情をくっつけて、モヤモヤしている場合。次の4つの質問によって、事実と感情を切り離して考えると良いでしょう。

1.起きている事実はなんですか?
A.彼氏が帰ってこない。
2.その事実に対して、どんなふうに感じていますか?
A.寂しい。
3.あなたが本当に望んでいる事はなんですか?
A.もっと一緒に過ごしたい。
4、その望んでいることを実現するために、どのように行動しますか?
A.もっと一緒に過ごせるようになるために、2人で話し合う。

彼が一緒に過ごしたくなるように、心地良い環境を作る。笑顔でいる。このテクニックはビジネスの場でも十分に使える手法ですね。

結婚している人だけでなく、ビジネスにも、人間関係にも使えるヒントがたくさんある一冊でした。おすすめの一冊です。

4.気になるワード

ちょっとした心遣いがあると、やられた方は大切に関わってくれる
やったほうも気持ちがいいし、できるときはやってあげたほうが、互いの関係性が良くなる
パートナーを探す時、選ぶとき、自分と同じような人を選びたいと思ってしまうかもしれません。またすでにパートナーがいる場合は、なんで私の気持ちをわかってくれないの?と、自分と同じような人だったらいいのにと思う方も多いでしょう。でも自分と違うタイプだからこそうまくいく、ということがたくさんあるのです。
パートナーシップで大切にしたい3つのこと
①自分を生きること
②どんな姿になりたいかを決めること
③ 1つであることを知ること
自分を生きるとは、他人を優先せず、自分を1番大事にするという事
いつも頭を使っているのであれば、心で感じたことを決断してみましょう。
小さな一つ一つの選択を、後悔しない選択を選んでいくことが、自分の人生を生きることになります。
夫を理解するためには、自分を理解しないと何が一緒で何が違うのかわからない
お互いに理解することが、自然と2人の心地よい関わりを見出していく
愚痴が多い夫には、会話のルールを決める
夫婦で会話する時間は、2人にとってどんな時間にしたいのかについて話し合うことが大事
愚痴は、意識的に断り制にしてみる
相手がマイナスの世界にいても、自分は影響されない!と決める
相手の愚痴が止まらなくて、悪い影響受けそうだなと思ったら、ちょっと飲み物取りに行ってくるね、みたいに理由をつけて、そのバックが一旦離れて、本来の自分に戻れるように自分を整えてみる
話が始まる前に一緒に過ごす環境を整えておくことも大切
ルールを、2人で決めることが大切
パートナーに対して何か遠慮している場合は、自分はなぜパートナーに遠慮しているのか?に、答えてみるといい
人って、自分の中で思っていることが事実であると思いがちで、自分で思っていることや不安から、相手もきっとこうだと決めて自分も苦しくさせてしまう。
相手にも本音で話してもらうために、どうすればより話しやすくなるか、考えてみてもいいかもしれない。
パートナーに対して何を遠慮しているのか、思い込みを取り外そう。パートナーは本音を聞いたら、本当にあなたのことを嫌いになるでしょうか。それより距離が縮まる可能性は高いのです。
奥さんが話し合いたいのに、旦那さんはそれを避けるというときは、旦那さんとしては、話し合うことで、自分にとって心地よくないことが起こる、と思って避けようとしているケースが多そう
相手にとって不都合なポイントを減らすことが、話し合いにつながる
パートナーと話し合いたいと言いながら、実は相手に自分の意見を言いたいだけ、押し付けたいだけというケースは珍しくありません。
例えば、育児や家事の分担について話し合いたい時。やってくれない相手を責める内容だったら、それは話し合いではなくなります。
話し合いをしたら、自分が責められる、家事を充分手伝っていない自分がいけないと反省させられるとしたら、つい先延ばしにしてしまうでしょう。
パートナーにとって、話し合うことにプラスを感じられたら、もっと話し合いをしやすくなる
まずは自分から旦那さんに興味を持つことも大事
毎日感謝を伝えることから、心の繋がりが生まれていく
感情的になりやすい人は、事実と感情がセットになっているということに気づくと楽になれる
同じ立場に立つというのは、一緒に落ち込んで絶望の世界に行くことじゃなくて、彼が何に悩んでいてどういう状態かをきちんと把握するということ。
パートナーの状況を理解できたら、次にすべき事は、旦那さんが本当に望んでいる状態の世界に連れ戻してあげること。
相手はまだ負のループにいたいようだったら、「相手を無理にいい状態にしない」という事は大事だと思う。
相手のタイミングを待ってあげるのも、優しさなの。
パートナーがどんなに愚痴を言ったとしても、愚痴を愚痴として受け取らないこと。
この愚痴は、相手が前に向いて進んでいくために必要なステップなのかもしれないな。と思って、自分は影響されないようにする
2人でどんなふうに暮らしたいか、ということを話し合うのもすごく大事だけど、お互いに相手の、得意なこと、苦手なことを知るのもとっても大事
怒りはいくつかの感情を動かす要素が揃った時に怒るという行為になる
相手は自分とは違うもの。どちらが正しいのではなくて、相手を否定しない話し方のルールを決める
相手の意見をジャッジしないで、最後まで聞く。相手を否定しない。といったルールを定めて行けたら、互いにとってより生産的な話し合いになる
夫婦とは言え、自分にとって当たり前のことが、相手にとっては必ずしも当然ではないという考え方をすること。
育った環境によって、これまで関わってきた人によって、言葉の定義が変わってくるから、夫婦間でも言葉のすり合わせが必要
自分の正しさを証明したいとプライドを守るのではなく、本来の目的を考えよう
言った、言わないという会話を長引かせるのは、自分が正しいと証明したいプライドのせい。でも本来の目的は、自分が正しいことを証明することではありません。
価値観が違う人と関わることで人って成長していく。
価値観が違う2人だからこそ、新しいものが生まれる。
価値観を別の言葉で置き換えると、何を大切にしたいか?
2人で何を大切にしたいかを話し合って、相手が大切にしたいことで譲れるところは相手に合わせて、譲れないところは、認め合っていく
価値観よりも大切なのは方向性
2人でどんなことを実現していきたいかについて、ぜひ話し合ってみましょう
批判ではなくて、素直な相手の思いや、相手と大切にしたいことを伝えるっていうことが、全ての始まり。
パートナーシップの悩みを募集したんだけど、1番多かったのがセックスに関する悩みだった
日本ではセックスの話をするのはタブーなこと、と思っている人も多いから、誰にも相談できずに1人で問題を抱え込んでしまっている人が多い
セックスもコミニケーションの1つ
セックスも、体のコミニケーションなのね。だから、育んでいくものだよ。
最初から決まったものもあるわけないし、ちゃんと、自分たちがどんなコミニケーションを望んでいるのかってことを知らないといけない。
セックスは本来パートナーとの関わりを深めるコミュニケーション
愛する人とのスキンシップって、本来気持ちいいもの
夫がスキンシップしてくれないのは、私のことを愛していないのかもしれないと思い込んで、夫の愛情を図るためにスキンシップを求めていたら、要注意
私のことを大切にしてよ!という感じでスキンシップを求められると、旦那さんはそれに応えることに義務感を持ってしまって、本当に求めている安心とか工夫という感じになりにくくなってしまう。
心地よいスキンシップも人それぞれ違うから、そこは話し合って、自分たちにとっての良い方法とやり方を見出していくことが大事
スキンシップが愛情の証の全てと決めつけない
問題を解決するときは、なるべく自分を癒して、満たしておくと、力みなく自然にシンプルに向き合える
どういう働き方、生き方をすれば、家庭とバランスが取れるかを話で行って、できることから変えていく必要がある
パートナーが抱えている気持ちはコミニケーションをしない限り、わかりあえない
相手に、もっと私を女性として見てよ!と求めるのではなくて、自分の思いに素直になって、自ら行動すること
自分がやりたくてやってるんだから、相手に求めるのではなく、自分から心を開いて行動していく方が、物事がどんどん動きやすい
相手を変えようとしない
お互いにもっと魅力的に感じられる関係性を持つことをしたいですよね。ちょっと視点は変わりますが、パートナーを認めてあげたり褒めてあげることも、していますか?
相手より先に、まず自分で自分を愛さなきゃいけない
本当に信頼できるのは、自分なのね。自分への愛。自分が自分を信頼するという事
どんなことが起きたとしても、私自身が1番の味方から大丈夫、と自分にフォーカスして、自分を信頼し続けることが大事
自分を信頼することと、パートナーとの信頼関係を築くって、一見別のことのように思うけど、実はつながっている
何が起きても、自分の価値は下がらない
まず世の中でよく言われている、〜すべき、〜したほうが良いという常識や暗黙のルールを一旦横に置いてみる。その上で、自分にとっての幸せを考えてみると、その人にとっての本当の答えが出てくる。
子供を理由に我慢するのではなく、自分が大切にしたいことを感じてみよう
どの道を選ぶにせよ、あなたの人生を選ぶことができるのは、あなた自身。まず、自分が現状で選んでいること、そして本当に望んでいることを明確にしてみましょう。
離婚という経験は、相談者さんが本当に自分を生きて幸せになるために必要なメッセージを伝えている
大変なことが重なるような大浄化の時ほど、「今まで最も大切だと思っていたことを、本当にこれから大切にしたいことを大切にするために、手放す」ということをやると、道が開けていく
辛い出来事というのは、自分らしく生きるための大きな転機になる

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