書評

外れたみんなの頭のネジ

1.今日の一言と紹介する本

どうでもいいことなんですが、新幹線で移動するときビールを飲みたくなりませんか?

ちなみにこれって心理学では「文脈効果」っていうんですって。「〇〇したら▲▲したくなる」っていう条件反射的なやつです。

銭湯にいくとコーヒー牛乳が飲みたくなる。
ピクニックに行くとおにぎりが食べたくなる。
ドライブしてるとサザンが聴きたくなる。

そんな感じ。さ、そんなことはどうでもいいですね。

それでは、今日の書評『外れたみんなの頭のネジ』をしていきましょう。

今日はライトにマンガのご紹介です。

2.本のサマリー

主人公・ミサキは街に住んでいるみんなが少しずつ狂っていることに気が付いている。

ぬいぐるみを切り裂く女子高生。
全身に「みみみ」と書いたみみみおじさん。
7に取り憑かれて猟奇殺人を繰り返す男。
さまざまなキャラクターたちが織りなす狂気の数々…
さらに彼女にしか見えない謎の悪魔・べへりん。

徐々に侵食してくる恐怖!一体何を信じて良いのか…

すべての狂気の発端…613。613とはいったいなんなのか!?無料マンガアプリ、GANMAで連載中の本作。

ホラー漫画家、洋介犬がおくるサイコ×マッドネスコミック!!

3.岡崎の考察

サイコとかホラーって定期的に読みたくなるんです。すみません、完全に趣味です(笑)苦手な人は絶対読まない方がいいやつです。

しかしサイコだけでなく、ちょっと考えさせられる作品も多いから面白い。

例えば180話。「ヤサシサッテナンダ?

落ちていた財布を警察に届ける主人公。それを見た友人が「優しいんですね」というと…「優しいってなんだろうね?」「私は別にこれ親切で届けるんじゃないよ。実はこれを放置して帰ったら、私は今晩ベットの中で考え込む。」「困っている子はどうしただろう?その子の人生観は変わってしまうかもしれない」「想像が膨らんできっと眠れなくなる。私は私の安眠のために届けるんだ。そんなの優しいと呼んでいいのかな」

優しさって裏を返せば自己中なのかもしれない。優しくしてあげたのにと見返りを求める人もいるけど、こう考えると見返りを求めること自体が間違っている。

そもそも優しさってなんなのだろう?

ちょっと世間に疲れたら、こういうサイコものもよいかもしれませんね。

無料なので気になる方はお気軽にどうぞ。

4.商品の紹介