書評

人生を好転させる「新・陽転思考」

1.今日の一言と紹介する本

今日ご紹介するのは『人生を好転させる「新・陽転思考」』です。

それでは、紹介していきます。

2.本のサマリー

もし、私が陽転思考を知らないまま生きていたら全く違う人生を歩んでいたと思います。世界142カ国で展開する外資系教育会社で世界NO2の結果を作り出した和田裕美先生

和田裕美の人に好かれる話し方、世界NO2セールスウーマンの売れる営業に変わる本、息を吸って吐くように目標達成できる本、など著書60冊以上になります。

しかしそこに至る過程では、

・志望大学が落ちて自暴自棄になった
・営業で1番になった時、同僚との人間関係を構築できずに悩んだ
・母が死んだ時、医療ミスを犯した医者を訴えようとした
・本社の正社員になった時に、収入が4分の1まで下がった
・ライバル会社のスパイと疑われた

など様々な経験をされています。

それでも、私は自分の人生が大好きです」そう綴る、和田先生。

和田先生本人の人生と、多くの人々の人生を好転させてきた思考法とは?

3.ポイント3点

陽転思考は、今、目の前にある事実をしっかり受け止めて、そこからよかったを探すことです。

自分の悪い部分を見つめて、私はここがいけないんだ、これがダメなんだと自己否定をしている人は、魅力が全然ない

一旦ネガティブな面を受け入れて、その中からプラスを探して切り替える

4.岡崎の考察

陽転思考とは何か?

書籍を読む前は、要はポジティブシンキングなんだよね、と大きく勘違いしてました(笑)ちゃんと勉強するって大事ですね。

今日は陽転思考のポイントをまとめていきたいと思います。

陽転思考は、臭い物に蓋をするという考え方ではないので、いいよ。大丈夫だよ。まぁ仕方がないよ。という表面的な軽いよかった探しは間違っています。

世の中によくあるポジティブシンキングでは、何でも前向きに考えればいい、というような傾向を感じます。陽転思考は全く違い、今、目の前にある事実をしっかり受け止めて、そこからよかったを探すこと。自分にとって都合が悪いことに出会ったときに、その中からよかったを探しましょう。

事実はひとつ、考え方はふたつ。

そもそも事実を変えることはできません。例えば会社に遅刻してしまった。その事実はどんなに前向きに捉えても変わりません。遅刻したけど、なんとかなるっしょ!これは陽転思考では無いのです。中身のないポジティブシンキングでしょう。

一旦ネガティブな面を受け入れて、その中からプラスを探して切り替える

事実は1つ、会社に遅刻した。この事実をどのように考えれば自分にとってプラスになっていくのか。捉え方で現実は大きく変わってきます。まず最初にするのは、会社に遅刻してよかった!と自分に言って聞かせること。次に、それはなぜ?と問いかけましょう。

・朝テレビをつけてしまうと無駄に時間膨張するので、朝の情報収集は移動中の電車の中でしたほうが良いことに気づけた。
・事前準備の大事さに改めて気づかせてもらえた。
・遅刻する人の気持ちがわかったので、遅刻した人を怒らずに指導することができるようになった。

ポイントは、反省ワードや学びワードを入れること。

私が思う最も無駄な時間というのは、嫌だ、嫌だと思ってしまう時間です。ついつい嫌なことがあると、ネガティブモードに入って、嫌だ、嫌だとなってしまいがち。嫌だ嫌だと言っていても何も現実は変わりません。

例えば仕事の同僚でも、いつも嫌だ嫌だと言って仕事をしている人がいたらどうでしょうか?おそらくは仕事を頼みたいと思いませんし、そもそも一緒に仕事をしたくなくなるでしょう。嫌だ、嫌だで物事を考えるのではなく、よかった、それはなぜ?という陽転思考を身に付けていきましょう。

5.気になるワード

事実は1つ、考え方は2つ
悲しい事実は消えないけれど、考え方を変えれば、それら全ては良かったに変わります。
どんなことがあっても、なんとかなる
要点思考は考え方なので、系統ではポジティブシンキングと同じジャンルなのかもしれません。
けれど、系統は似ていても中身が違います。見かけはどちらも白いぷるぷるんだけど、食べたらパンナコッタだった。食べたらどうだった、という位その差はあります。
一旦ネガティブな面を受け入れて、その中からプラスを探して切り替える
人は幸せになるために生まれてきた
自分の人生の中で、笑ったり誰かを愛したり感動したり感謝できたりすることやそれを心で深く味わうことができることこそ、何よりの幸せではないか
同じような1つの事実から、違う2つの人生が見えます。
考え方を変えただけで、一方は新しい人生を拓いただけです。
逃げても騒いでもだだをこねても、そこにある事実はなかったことにはなりません。
同じ目の前の事実からよかったを探した人のこれからの人生、ついてないばかりを探した人のこれからの人生、実はどちらも自由に選べるんです。
良かったと言ってから、なぜ?と自分に聞いてみる
未来は、過去の物差しでは絶対に測れません。
人の悩みは軽く見えて、自分のことだと重大な問題になる
自分の問題はその渦中に自分がいて、客観的にその問題を見つめることができない
選ぶという事は、すなわち決断するということなのです。
決断したら前に進みますから、行動につながっていくのです。
二者択一でどんどん決断が早くなることが、現実に自分の人生を変えていく
どんどん悪くなるスパイラルというのは、悪いことばかりがなすすべもなく引き寄せられてくるものだと勘違いする人が多いのですが、そうでは無いのです。こちらから労働的に不幸のクズを拾っているだけなのです。
二者択一で切り替えをするようになって、決断力のほかに、私にだんだんと身についてきた力があります。それは、踏ん張り力です。
陽転思考は、今、目の前にある事実をしっかり受け止めて、そこからよかったを探すことです。
どんな夜だって乗り越えられる
いつも元気、いつも明るいという人は、悩みがないというわけではなく、悩んでも人よりも早く切り替えることができるので、誰かに会った時はもう笑顔になっているだけ
やるかやらないか迷ったら、絶対にやったほうがいい
人間は、怠ける生き物です。
やりたいと思ったときにやらなければ、いつの間にかめんどくさくなってしまったり、周りの雰囲気に流されてしまって、結局やらないままでいつまでも先延ばしになるものです。
結果はどうなっても気にしない、夢は追いかけてみることに意味がある
不器用な分、人より多く頑張ってきた
やり切ったことが1つでもあったら、絶対に自由になれます。
自分の良いところを自分で見つけて、そこを一生懸命に積極的に伸ばそうと頑張って生きている姿に人は惹かれるし、好きにもなります。
自分のプラス面を見せることがうまいのですから、人気があります。そんな人は異性、同性に関係なくやっぱり惹かれるし、モテます。
自分の悪い部分を見つめて、私はここがいけないんだ、これがダメなんだと自己否定をしている人は、魅力が全然ない。
完璧な人なんていないのだから、その人の良いところをちょっとでもいいから見つけてあげて、その部分をうまく引き出してあげるのが良い付き合い方だと思います。
人から嫌われがちな人はいます。嫌われるにも疲れるにもちゃんと原因があるので、そこを突き詰めていけばいいのです。
みんな、考え方さえ変えれば好かれる人になれたのです。
人を褒めるためには、くそー悔しいなぁ、と思う嫉妬をまずは超えないといけません。
目の前の事実を受け止めて、よかったを探せる人にならないと、たとえ経営者になっても、サラリーマンになっても生き方は変わりません。幸せにもなれません。
たとえ何もしない日があっても、私は無駄な時間だとは思いません。私が思う最も無駄な時間と言うのは、嫌だ、嫌だと思ってしまう時間です。
欠点を長所に変える表現は、テクニックではありません。その人が根本に持っている考え方が表現を変えるのです。
評論を仕事にする人は別として、評論だけして否定する人はあまり惹かれないので直した方が良いし、本人にとってもプラスだと思います。
ライバルと仲良くなることこそ、自分を成長させる材料になる
価値観が違う人がいてよかった
人間形成において両親から影響を受けるのは大体全体の20%で、残りの80%は両親以外、出会った人によるそうです。これはつまり、人生でではどんな人も、自分に何らかの影響与える要素だと言うこと。
悔しかったら結果を出す
苦手なこと、嫌いなことに挑戦するなんてなかなか自分から求めないことです。だからこそ、苦手なことが好きになるチャンスをもらえるだけでもありがたい。
うまくいかないということが生み出す事は、ものすごく大きな財産なんです。うまくいかないということには、何か原因があるわけですよね?
だからそれを考えることができるきっかけになり、そして自分の改善すべきことが見えて努力できました。
不況時の5大メリット
①創意工夫が生まれやすい
②行い自体が新しいビジネスチャンスを生み出す
③自分を磨くタイミング
④自分の軸がしっかりしてくる
⑤思いやりが増える
確かにこの不況の時代は大変な時代です。しかし恐れてはいけません。これは変革のための最大のチャンスなのです。
どんなことでもやってやろう、という勇気が持てたら、選択枠がぐんと広がってチャンスの数も増えるはず
人生は予測不可能です。今までと同じ枠で考えることももちろん大事ですが、連続的な人生では過去という枠から抜け出せず、こうでなきゃいけないと思い込んでしまって、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。
だから、もし、今、なかなか仕事が見つからなくて不安になってしまっていたら、腹をくくって、何でもやってみる!と決断してください。
自分の人生で経験できた事は全部自分のためになっている
私は、本当に大事な仕事は忙しい人に頼みます。
忙しい人は仕事ができる人だからです。
私にはできないというと、やったらできるよ。こういう状況になったらやるしかないし100%ができてないけれど、やるしかないからやっているだけだよ、といいます。
忙しい中でやっと作った時間だからこそ、忙しい人はその時間に集中して思う存分楽しむことができる。忙しければ、時間を好循環で回せるようになる。
陽転思考は、臭い物に蓋をするという考え方ではないので、いいよ。大丈夫だよ。まぁ仕方がないよ。と言う表面的な軽いよかった探しは間違っています。
よかったを探すときの約束として、その中に必ず反省ワードや学びワードを取り入れます。
陽転思考には、気づきと謙虚さが必要です。
陽転思考が定着していないときは、自分の環境にいるマイナスの考え方を強要する人をできるだけ避けたほうがいい。
ときには自己中心主義になる
よかったを探してなかなか見つからない時、どうしても切り替えができないときは、もうとことん落ちるところまで落ちちゃってください。
相手を傷つけてしまうことが1番の傷になるんです。
だから人を傷つけることよりも、傷つく事は怖くないのです。

6.商品の紹介