1.今日の一言と紹介する本
2.本のサマリー
単行本累計1億部突破!
宝島社の単行本、このマンガがすごい!で2011年の男編グランプリを獲得した本作。2013年にはアニメ化され、さらに2018年映画化。
そこは50mを超える『壁』に囲まれた世界。人類はその狭い壁の中で生きていかなければならない。
なぜそんな狭い世界におしやられてしまったのか?
それは、107年前に突如として現れた巨人の脅威によるものだった!
壁に守られ安全が確保された壁中。
壁の外に出ることはタブーとされた世界で、自由を求め、自分の生死をかけて壁外調査を行う者達がいた。
『調査兵団』
主人公、エレン・イェーガーは、そんな調査兵団に憧れる少年。
彼に待ち受けている悲痛な運命とは?
3.ポイント3点
理不尽な死に立ち向かう人間ドラマ
謎が謎を呼ぶ展開
次々と重要人物が死んでいってしまうダークファンタジー
4.岡崎の考察
完結(34巻)してしまった、進撃の巨人。
すごいのは最新刊を読んでも最初の1巻目に戻って伏線の確認をしたくなる構成のうまさでしょう。完璧に最初から練り込まれています。
今日ご紹介するのは1~8巻まで。
107年間何事もなく過ごせてきた安心感。平和に生きる人類に突如事件が!50mの壁を越える超大型巨人の発生。破られることのなかった壁が破壊されてしまう!
そして、その破壊された際の飛び石が、主人公エレン・イェーガーの自宅に直撃…開始早々に母親が巨人に食べられるという衝撃な事件からスタート。
巨人への復讐を誓うエレン。
そのために命をかけて調査兵団に入隊していく。
壁の破壊を目論む三体の巨人。
その正体は一体何なのか!?
※ここからはネタバレします!
なんと、人間だった!
さらにそのうちの一体、女形の巨人は兵団同期のアニ・レオンハート。
なぜ彼女らは壁の破壊をもくろむのか?
物語の進行につれ謎が深まっていきます。さらに驚くべき事実が明らかに。50mの壁の中身もなんと巨人だった…
巨人の脅威を巨人たちによって守られているという衝撃の事実。
一体誰がこの壁を作ったのか?
なぜ壁の破壊をもくろむ者たちがいるのか?
壁の外の世界はどうなっているのか?
謎が謎を呼ぶ展開。ちなみに最新刊までに当初出てくる謎のほとんどが回収されています。
ただしその代わりに発生する新たな謎。巨人に人間が食べられてしまうシーンが満載の本作。
ダークファンタジー好きな方にはかなりオススメです。
逆に幸せオーラ全開の展開がお好きな方は無理せず(笑)