書評

人生で1番大切なのにだれも教えてくれない 幸せになる技術

1.今日の一言と紹介する本

今日は、上阪先生が幸せである理由を惜しみなく披露した書籍『人生で1番大切なのにだれも教えてくれない 幸せになる技術』をご紹介していきます。

2.本のサマリー

成功すれば幸せになるのか?

多くの人は幸せになるためには成功している必要があると考えていると思います。

しかし、実際には世の中で成功としていると言われながら、全く幸せそうにしていない人たちもいます。

幸せになるために本当に大事な事は何なのか?

上阪徹先生は、ブックライターとして著名人3000人以上にインタビュー。各種メディアに記事を上げるほか、80冊以上の書籍を作成。さらにご自身の著書も37冊あり、プロ論シリーズは累計40万部を突破しています。

そんなたくさんの成功者の方々から学んだ幸せのエッセンス。

大事な事は、成功することよりも幸せになることだ!

幸せになるための技術とは?

3.ポイント3点

世間の言う成功なんて、どうでもいい。そんなものに縛られない。それより、自分で見つけた答えにこだわる。

大事な事は上を目指そうという気持ちを常に持ち続けること。いつも向上しようとしている人は、誰から見ても素敵なものなんです。

やりたいことがない事は強みになると思っている。やりたいことがなければ、目の前に提示された仕事をやればいい。すると何が起きるか。やがて自分に最も適した仕事に出会える。

4.岡崎の考察

「社会的な成功を目指していても、幸せになれるとは限らない」

社会的に成功していることと、幸せに生きれていることには全く相関関係がないといいます。もっと言ってしまえば成功しなければ幸せになれないんだとしたら人生は悲しいものと言えるでしょう。

成功をどのように定義するかという問題はありますが、誰から見ても成功していると言われるような結果を作る人は残念ながら一握りです。

しかし、成功していることと、幸せであることが別問題であるならば、全員が幸せになることができるということになります。

では全員が幸せに生きるためのポイントをご紹介します。

・自分で自分の幸せを定義する。

他人からの評価や、世間体ではなく自分の物差しで自分の幸せを決めていきましょう。みんなが良いと言うものは、自分にとっても良いとは限りません。

・与えられた仕事を受け入れ、目の前の仕事に活き活きできる人はきちんと力をつけていく

好きな仕事があると言う人はそれで問題ありませんが、なかなか好きな仕事に出会える人も少ないでしょう。それならば目の前の与えられた仕事に全力投球をし、その仕事で活躍をすることで力をつけていく。やりたい仕事がないという事は目の前の仕事に全力投球できるという武器である。

・目の前で起きていることが損なのか得なのか、簡単に答えを出してはいけない。

「人間万事塞翁が馬」という話がありますが、一見すると良いと思ったことが悪いことにつながったり、悪いと思っていたことが良い方向につながっていたりします。一喜一憂せず、簡単な損得を考えず、その時できる最善を尽くしましょう。

・うまくいく人の共通項はいい人
・うまくいっても謙虚さを貫けてきたからこそ、うまく生き続けている人は次のステージに進めた

SNSなどもそうですが、その人が普段からどんな事をしているのかがまるわかりの時代です。だから裏表がなく、いい人がうまくいきやすい時代。嘘つかず誠実にいい人でいましょう。

・運を良くするシンプルな方法がある。
・その1つが自分は運がいいと思い込むことである。
・運のいい人、良さそうな人は、それとなくわかるものである。いつもポジティブな人。明るい人。はつらつとした人だ。

運がいい人は成功していく可能性も高いです。
しかしその運とは偶然の産物ではなく、自分の姿勢によって招かれるものです。ポジティブな、明るく、はつらつと過ごしましょう。

・自分は幸せだと自分で思っている人たちが、うまくいっているのである。幸せだから結果が出せるのだ。

幸せそうにしている人は誰でも応援したくなるものです。
例えば仕事でも、楽しそうに明るく仕事をしていたら、この人に仕事を任せたいと言う人が現れ、より自分を幸せにしてくれる仕事とその結果が集まってくるでしょう。幸せな人は成功していく。

幸せになる技術は誰にでも実践できることばかりでした。ぜひ手に取ってみてください。素晴らしい一冊でした。

5.気になるワード

幸せは自分で決める
目指すべきは、成功でもお金持ちでもない。幸せになることである。
社会的な成功を目指していても、幸せになれるとは限らない
日本人はカテゴライズや序列が大好きだ、という話を主題でよく耳にする。血液型に始まり、星座、出身地、男女、世代、大学や就職する企業に至るまで、これこれはこういうもの、その価値の順番はこれ、という括りでまとめたがる。
世間のいう成功なんて、どうでもいい。そんなものに縛られない。それより、自分で見つけた答えにこだわる。
ビジネスパーソンに最も必要なのは、人生観を固めること
自分が与えられた役割に、とにかく懸命に向き合う。自ら喜びを見つけ、そこに充実感を持って生きていく。
別にゴールデンタイムみたいな仕事だけが偉いんやないんです。小さな世界でも、そこで必要とされることに意味がある。
大事な事は上を目指そうという気持ちを常に持ち続けること。いつも向上しようとしている人は、誰から見ても素敵なものなんです。
成功しなければ幸せになれないのであれば、それは極めて残酷なこと
できない事はできないでいいじゃないか
良いも悪いも、実は自分が決めている。
問われているのは、自分自身の意識である。
自分で自分の幸せを定義する。
幸せ感を大きく左右しているものに仕事がある。
私が多くの取材で学んだ事は、正しい仕事観を持つことの大切さだった。
自分のために働くのはやめよう
失業の憂き目に遭い、私は誰からも必要とされないことの恐怖を味わった。仕事を出してもらえるとはつまり、必要とされているということである。
上位入賞は叶わなかった。
どうして受賞できなかったのか?今の私がよくわかる。明らかに賞を狙っていったからだ。
幸せな人は、やりたいことを仕事にしない
好きなことが見つからないんだという人もいると聞きますが、当たり前です。好きな事というのは、なかなか見つからないものなんです。だから僕は、人生は好きなこと探しだと言っている。より好きなことを見つけるためにこそ、人生はあるのだ
やりたいことがない事は強みになると思っている。やりたいことがなければ、目の前に提示された仕事をやればいい。すると何が起きるか。やがて自分に最も適した仕事に出会える。
ビジネスパーソンの最高位に上り詰めた社長にたくさんインタビューしているが、やりたい仕事をやってきて社長になったという人にはお目にかかった事はない
どんな仕事も、嬉々としてとまでは言えなくても、楽しんでやっていた
与えられた仕事を受け入れ、目の前の仕事に活き活きできる人はきちんと力をつけていく
与えられた仕事を楽しんでしまうことの重要性だ。
大事な事は、未来ではなく、今
何も考えなかったからこそ、私は最も自分が必要とされるだろうところに流れ流された。
小さな計算にこだわって、大きなチャンスを失う人は少なくない
就職に失敗し、転職に失敗し、失業まで経験した事は、書き手として大きな意味を持った。
不運に思えたことが、実は幸運だった。
目の前で起きていることが損なのか得なのか、簡単に答えを出してはいけない。
その仕事の持つ本質的なものは何か。根源的な、どういうものなのか。そして、自分がどういう本質を望むのか。どういうことをしているときに心地いいと思うのか。まずは振り返ってみると良い。それは、夢中になれる仕事のヒントだ。
社長は、手段でないといけない。社長に抜擢される人は、社長というポジションを使って、会社をより良くしてくれる人でなければいけない。
いくら実績が良くても人格が悪かったら上にはあげない
人格が悪い人を昇格させると、その下の人たちが腐ってしまうのではないかという心配が消えず、放って置けない、任せられないから
うまくいく人の共通項はいい人
プロセスを楽しむ
多くの人は、仕事で結果を楽しみにしがちである。
数字が出せたら、成果が出せた、ポジションがもらえた。結果がモチベーションエンジンになったり、結果のいかんで幸せ感を持てたりする。
しかし、うまくいっている人たちはそうではない。彼らは結果ではなく、それに至るプロセス自体を楽しんでいた。
最もやってはいけないのは、仕事は苦役だ、と考えてしまうことだ。
幸せな人は、成功しても調子に乗らない
うまくいったのは、実力1割、運9割
うまくいったとき、どんな態度を示すか。どんな発言をするか。それを周囲の人たちは、驚くほど見ている。
うまくいっても謙虚さを貫けてきたからこそ、うまく生き続けている人は次のステージに進めた
幸せな人は、自分に必要なお金の額を知っている
自分のためでなく、誰かのためにお金を求める
準備ができている人のところに、お金はやってくる
お金持ちはお金のために働かない。楽しみのために働く
仕事をすることそのものが人生の意義であり、もっと言えば世の中の役にたつことそのものが人生の意義なのではないか。
HOWが通用しない時代
明日もわからない中でHOWを知ってどうするか?そのHOW通りにしたところで同じことができるのか?そもそも明日は環境が変わってしまっているかもしれない。それなのにHOWをして何の意味があるのか?
必要な事は、自分で考える力、踏み出していく勇気だと。大切なのはHOWではなくWHYではないか。
お前の友達を見れば、お前がわかるよ
幸せな人は、他人を否定しない
自己肯定感のある人は、他人を否定したりはしない。
他人を否定したり悪口を言うのは、コンプレックスの表れでもある。
ずるをして得をしているのは本当に得なのか、よく考えてみる必要がある。目先のちょっとした得は未来永劫続くわけではない。
それよりも失った信頼の方がはるかに大きい。いずれは誰も相手にしなくなる。こんなことを言っていた経営者がいた。
人生は、きっちり帳尻が合う
叱ってくれる人にこそ、感謝しなさい
心をざわつかせるものに近づかない
自分を幸せ気分にしてくれるものを知っておく。意識して、近くに置く。あるいは幸せな気分になれるような環境を作っておく。
裕福でない人、成功できない人の習慣で多くの時間を占めていたのはテレビだった
メディアを信じすぎてはいけない
メディアもビジネスだ
誰も見ていないから、匿名だから、と正しくないことをするのは、自分が正しくないことをする人間だ、自分はだめな人間だ。と自らに刷り込んでいることなのである
社会的地位の高い人ほど、学生アルバイトの私のようなサービスマンにも丁寧に接してくださる人が多い。
不安は消えない、悩みはなくならない、ということになれば、真正面から向き合っていくしかない。
不安をもたらしている理由についても教わった。それが、ぼんやりとしているからである。はっきりしていないから不安や悩みになるのだ。そこから逃げようとすればするほど、不安に襲われる。
やるべき事は、不安や悩みと真正面から向き合うことだ。
思ったことを文字にする機会を作る
文字にすることで見える化すれば、冷静に向き合うことができる。
笑顔を作ると、自分は幸せであるという指令が脳に出る
不安を感じている間って、自分らしく生きていられない
未来がどうなるかなど、どのみち考えてもわからない。であるならば、徹底的に良いイメージで考えてしまった方が良い。
1つの環境に適応しすぎてしまうと、変化に対応できなくなってしまう。大事な事は、変化に対する耐性をつけておくこと
変わる事は前提であるという認識を持つ
評価を変えようと思ったら自分を変えていくしかない
運を良くするシンプルな方法がある。
その1つが自分は運がいいと思い込むことである。
運のいい人、良さそうな人は、それとなくわかるものである。いつもポジティブな人。明るい人。はつらつとした人だ。
運の良い人と付き合う
最もやってはいけない事は、自分の不運さばかりに目が向いてしまうことである。
ないものを数えるのではなく、あるものを数えなさい
そもそも人生は公平で不平等で極めて厳しいもので、楽な道など、もともとない、ありえない
苦しい事は当たり前だと思えるようになった30代から、人生は大きく変わった。
夢と目標は一見、似たようなものに見えるが、一緒くたにしてはいけない。実現可能性が限りなく低いものを目標にしてしまうと、達成はとても難しくなる。
目標はちょっと手を伸ばせば届くところに置く
夢は知識。知らないと見られない
夢や目標は自分のためである。目的は、それをどう世の中や多くの人に役立てるか、ということ。誰かのためだ。
誰かの為なら、夢やわがままも堂々と語れる
わかりやすい成功に惑わされてはいけない
3000人以上に取材し、幸せとは何かを考え、ようやく言語化できた言葉がある
誰かの役に立てることこそ、最大の幸せである。
成長できれば、より大きく役に立てる、それだけ役にたつことが増えていく、自分の喜びを大きくなる
うまくいっている人ほどよく働く。
単純に仕事が楽しいからと言えばそれまでだが、ではなぜ仕事が楽しいのか。
もっと世の中の役に立ちたいという思い。それが最も大きいからではないか。
夢というのは漠然とした個人の願望。でも、その個々人の願望をはるかに超えて、多くの人々の夢、多くの人々の願望を叶えてやろうじゃないかという気概を志と言うんだ。
自分のために働くな、広く世の中のために働け
自分は幸せだと自分で思っている人たちが、うまくいっているのである。幸せだから結果が出せるのだ。

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