1.今日の一言と紹介する本
朝起きたときに、霧がかかってちょっと幻想的になっているのを見ていると私の生まれ育った地元を思い出します。
皆さんの地元はどんなところでしたか?
うちの地元は川に囲まれており3階建て以上の高い建物がない町。
田んぼがたくさんあったせいもあり、朝晩は霧が立つため周りからは『霧の島』などとも呼ばれていました(笑)
ちなみに電車は通っておらず最寄り駅までは車で30分かかります。
さて、この霧の島は一体どこでしょう?
なんと、埼玉県です。
え!?埼玉にそんなところがあるの?とよく言われますが実はあるんです。
埼玉県ほど奥が深い国はないのです。
さて今日ご紹介するのはそんな埼玉をディスりにディスった漫画。
『翔んで埼玉』ご紹介していきましょう。
2.本のサマリー
日本には手形がないと東京に入れない県がある!?
ギャグマンガの巨匠、魔夜峰央さんがおくる埼玉ディスり漫画の大作。
埼玉県民には草でも食わせておけ!
など埼玉県民の心に刺さるワードのオンパレード。
東京都民の圧政によりいじめにいじめられた埼玉県民。
その解放に動く主人公。
そしてヒロイン(男)とのラブストーリー。
これはもう、埼玉版のロミオとジュリエットだ!!
『花とゆめ』1982年冬の別冊および、1983年春の別冊・夏の別冊に3回に分けて連載された本作。(3話でおわったら大作じゃないじゃん!)
じつは『ある理由』で未完のままで終了。
そして驚き!2019年に実写映画版が公開。
未完だったその結末とは!?
埼玉県民はもちろん、埼玉を知らないあなたは埼玉の本当の姿を見るためにこれはもう読まなければならない!!
3.ポイント3点
埼玉県民は皆一生に1度は花の都東京を見物したいと思っていますが、なかなか手形が手に入りません。
ああいやだ!埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!
ごまかしでもむだだ 埼玉県民特有のコヤシの匂いがプンプンしてるわ!
4.岡崎の考察
いやぁ、酷い!
東京からの圧政はもちろん、ディスり方が酷い!
なぜここまでディスれるのか?
答えは、作者、魔夜峰央さんが埼玉に住んでいたから。
では、なぜ三回で終わってしまったのか?
それは引っ越して埼玉を出てしまったから。
埼玉県民でないのに埼玉ディスってたらただの悪口ですからね(笑)
でもここまでディスられてると不思議と悪い気がしないもので。ただ笑えます。
また、そんな40年近くも前の漫画が映画化してしまうと言うところも面白いところでしょう。
さらには興行成績では東京を抜いて埼玉で売り上げ一位。
ださいたま
くさいたま
うるさいたま
めんどくさいたま
でもやっぱり埼玉県民は埼玉が好き(笑)
まったく気づき学びはありません。ただ面白い。
そんな名作、翔んで埼玉。
最近、笑いが足りないと感じたらぜひ読んでみてください(^^)