1.今日の一言と紹介する本
人生はお金が全てではありませんが、ほぼ全てのことにお金が関係してきます。
ただ問題は、それほど多くのことに関わってくるお金について、あまりちゃんと学ぶ機会が設けられていないと言うことです。
今日ご紹介する書籍はそんな「お金」についての基礎を学べる書籍になります。
『トップ1%の超お金持ちになりたいなら 『お金の常識』にダマされるな!』田口智隆
皆さんは「お金」についてどのようなイメージを持っていますか?
もしかしたら、その常識は勝手な思い込みであり、疑うべきものかもしれません。
今日はこの、『トップ1%の超お金持ちになりたいなら 『お金の常識』にダマされるな!』をご紹介していきます。
2.本のサマリー
株式会社ファイナンシャルインディペンデンス代表取締役の田口先生。
28歳のときに自己破産寸前まで膨らんだ借金を徹底した節約と資産運用によりわずか2年で完済したと言う経験の持ち主。
現在では1000人以上のマネーカウンセリングを実施し、著書は2009年からの作家活動で80万部を超える実績をたたき出しています。
本書における大きなポイントは昔からの「お金持ち=成金」と、現在の「お金持ち」は違いがあるというところでしょう。
今の世の中のルールに合わせて、賢くお金と付き合うためにはどのようにしていけば良いのか、がとてもわかりやすく解説されている書籍だと思います。
3.ポイント3点
確かに今の私は、額に汗水垂らして働かなくても、お金が入ってきます。
でも、声を大にして言いたいのは、その仕組みを作る過程では、何年も汗水垂らしてきたんだよ、と言うことです。
安いからと言う理由で、勢いで購入してしまうと、かえって損をします。
かつては、正直者は馬鹿を見ると言われていました。
しかし、これからは正直者が得をする時代です。
4.岡崎の考察
一昔前の大量消費大量生産の時代はもう終わりを告げ始めています。
バーゲンセールがあれば「安いから」と言う理由で何でも売れていましたが、これからの時代は変わっていくことでしょう。
人間は「意味」を食べる生き物です。
すでに世の中はものに溢れ何でもいいからとにかく買う、ブランドだから欲しいと言う状況は変わっていくんだと思います。
新しい時代を生き抜くために、誰かが作ったイメージではなく、自分の価値観によってお金を動かしていく必要があるでしょう。
あなたがもしいまだに「安いから」と言う理由でものを購入するんだとしたら、それは一昔前の価値観だと言わざるを得ません。
あなたが、これからの時代でお金に困らない生き方をしていきたいと思うなら、「安いから」ではなく「価値があるもの」にお金を使うように意識してみてください。
では「価値があるもの」とは何でしょうか?
それは将来にわたってお金を生み出す可能性がある「資産」にお金を使うと言うことです。
特に田口先生がおっしゃる「資産」とは自分自身と人脈なのではないかと著書を読ませていただいて感じました。
金融資産を持つことも大事ですが、金融資産の価値は変わり続けます。
しかし自分自身の価値は世の中の変化があっても変わることがありません。
また人脈の価値もこれからも変わることなくあり続けることでしょう。
無駄遣いをなくし、自分自身に投資し、良好な人間関係と人脈形成をする。
その上で金融資産を蓄えていくというのが最も効果的なお金持ちになる方法だと感じました。
ただお金を持っている成金ではなく、新しい時代のお金持ち2.0を目指してみてはいかがでしょうか?
5.気になるワード
例えば、野球選手を目指している高校球児に対して使ったり、ミュージシャンになろうと路上ライブを繰り返している息子に対して使ったり。
つまり、チャレンジを辞めさせようとしているわけです。