書評

夢・ありがとう

1.今日の一言と紹介する本

色々な方とコラボして、YouTube動画やzoomセミナーをさせてもらってますが、以前対談させて頂いた、杉浦さんの書籍『夢・ありがとう』をご紹介していきます。

2.本のサマリー

口コミで全国に広がり、話題の作品となった文字職人杉浦誠司さんの作品をタイトルにした本作。

夢という漢字が「ありがとう」のひらがなで描かれています。

様々な職業体験をしてきた杉浦さん。ある体験をきっかけに作った夢、ありがとうの文字が広がり、てんつくマン、中村文昭、大嶋啓介氏などがスタッフのTシャツに作品をプリントしたことでさらに話題が沸騰。

作品は、見るだけで元気になる!と評判が評判を呼んでいます。そんなメッセージ、誕生秘話とは?

3.ポイント3点

ピンチになると人間は焦ってしまい、周りが見えなくなってしまう。でもね、そんな時こそチャンスになることが多い。チャンスとピンチは真逆ではなく、見方次第では表裏一体、一緒なんだ。

愛があれば、全てがうまくいく。

絆が深くなる、1番の方法。それは、とにかく信頼することである。

4.岡崎の考察

年間200校もの学校講演を行う杉浦さん。彼ほど話が面白い人もなかなかいないでしょう。

本作は、杉浦さんの作られた作品のエピソードを面白く、感動的に伝えてくれています。その中で紹介されているエピソードがとても印象深かったのでご紹介します。

ある日、1人の男性が杉浦さんにこんな質問をしてきたそうです。

「杉浦さん、あなたはよく漢字を書かれているので聞かせてください。辛いって言う漢字、あるじゃないですか?でも、辛いって文字に1本の線を加えると幸せになるでしょう。その1本の線って何だと思いますか?」

この時杉浦さんは、戸惑ってしまったそうです。なぜならば、杉浦さんの発想は全く逆だったから。つまりこの男性は、辛いに1本を足すと幸せになると考えているわけですが、杉浦さんは幸せから1本引くと辛くなると考えていたそうです。

もともと人間は幸せにできている。だから人間は幸せありきで1本抜けると辛くなる。その1本は人によって違うでしょう。

自分の意見だけ通したがる人
これが嫌い、あれが嫌いと言って視野を狭くしている人
思いやりがなく自分勝手な人

何が幸せを辛いに変えてしまう1本なのか。人によって違えど、その1本は大きなことではなく、ちょっとしたこと。

書家のあいだみつをさんの作品にこんなものがあります。

美しいものを
美しいと思えるあなたの心が美しい
幸せな人生にするのも、辛い人生にするのも、どちらも自分の心持ち次第

心を美しくしていきたいものですね。

5.気になるワード

ご縁をないがしろにするな。出会いという点がつながって線になり、それが面になることが大切なんだ。そこで得られる学びが尊いんだ。
感謝するのは、あなたに出会えたこと。出会いという種をいただいても、水をあげなければ目は出ない、花は咲かない。こまめに心というお水を差し出していれば、必ず点の出会いが先となり、面となる。
愛があれば、全てがうまくいく。
命はいつも輝いていないといけない。
絆が深くなる、1番の方法。それは、とにかく信頼することである。
花が綺麗だと思えるのは、その花の美しさが存在する前に、そう思う人の優しい心こそが美しい
輝いている人を見るのが好きだ!なぜならば、いつも一生懸命だから。
1番素晴らしいのは、自分の頭を、いつでも下げられる人だと思う。
実ほど頭を垂れる稲穂かな
ピンチになると人間は焦ってしまい、周りが見えなくなってしまう。でもね、そんな時こそチャンスになることが多い。チャンスとピンチは真逆ではなく、見方次第では表裏一体、一緒なんだ。
覚悟ができるとは、ただ思うだけではなくて、すべてはやるか、やらないから

6.商品の紹介