1.今日の一言と紹介する本
在宅ワーク歴14年。今日もちゃんと在宅ワークしています(笑)
1人で仕事をする場合に、大事になってくるのは集中力です。なぜなら1人で仕事をすると、誘惑が多く、仕事よりも他のことを優先してしまうから。
仕事に対する集中力を上げて、生産性を担保する事は、これからの働き方にとって大事なことの1つになるのではないでしょうか?
そこで今日は集中力を上げる、科学的に証明されたヒントを紹介されている『ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45』をご紹介していきましょう。
2.本のサマリー
脳に眠る獣の力で、タスク、課題、宿題を秒速でぶっつぶせ!
人間の心は2つに分かれているという事は皆さんご存知だと思います。
それは、
獣≒本能
調教師≒理性
本能は単純で過敏だが、超絶パワーを発揮する。そのパワーを上手に使いこなすにはどうしたら良いのか?
1日25本の論文と3冊の本を読むと同時に、2〜4万字の原稿を毎日のように生産し続ける著者、鈴木裕氏。ノーベル賞研究を応用した今すぐ集中力を320%上げる方法とは?
3.ポイント3点
頭の良さもそれなりの相関を見せましたが、集中力の重要性には遠く及びません。IQよりも集中力が高い人の方が収入が高く、体を壊す確率も低く、何よりもメンタルを病まずに、幸福に暮らす傾向が格段に強かった
自己啓発本などでは、思い込みを捨てればなんでもうまくいく!といったアドバイスも見かけますが、個人の世界観がそう簡単に再設定できるなら苦労はありません。私たちが抱く世界観とは、長年のクラスで少しずつ構築された生活習慣病のようなものであり、改善するには相応の時間が必要になります。
できる人間に近づけばあなたもできる人間になり、周囲の生産性が低ければあなたの生産性も下がってしまう
4.岡崎の考察
集中力アップに楽な道はない
みもふたもないですが、この書籍の大前提は、楽して集中力アップするではなく、健全に努力をして集中力を上げましょうということ。
集中が得意な人はこの世に存在しないそうです。では具体的にどんな努力をすれば集中力が上がるのか。今日は印象に残った3点をご紹介していきます。
①質問を使いこなす
勉強します!ダイエットします!売り上げ目標達成します!などと、宣言をして自分の行動を持しようとする人が多いと思います。しかし、質問文の方が、本能へ訴えかける力が強いといいます。
だから、今日は勉強するか?今日はダイエットするか?今日の売り上げ目標を達成するか?と自問をしたほうが、達成する確率が高くなります。自分に効果的な質問を投げかけるようにしていきましょう。
②儀式を行う
試験前に指を10回鳴らすだけで成績が21%アップする。何かを始める前に、定期的に行う動作、それをここでは儀式と呼びます。
ゴルファーがボールにキスをする仕草をしたらパッドの確率が38%もあがったり、認知テストの前に指を10回鳴らしたら成績が21%アップした実験など、複数報告がなされているそうです。儀式には、人間のセルフコントロールや認知機能を高める働きがあるというのです。やったほうがいい、けれどやりたくない事を行う前に、定期的に決まった儀式を取り入れると良いでしょう。
③一緒にいる人を選ぶ
周囲にいる仲間や同僚の質が、私たちのパフォーマンスに大きな影響を与えるのは間違いありません。要するに、できる人間に近づけばあなたもできる人間になり周囲の生産性が下がればあなたの生産性も下がってしまうということになります。
集中力は伝染するのです。
ですから、可能な限り集中力が高い人たちの中に紛れ込むように意識すると良いでしょう。このほか食事方法や、スマホとの付き合い方、効果的なスケジューリングの仕方など、様々紹介されています。
最近集中力に欠けているな…と感じる方は読んでみてはいかがでしょうか?