1.今日の一言と紹介する本
現代社会、そしてこれからの世の中で最も必要とされるスキルは何でしょう?
様々な答えがあると思いますが、多くの方が答えるこれから必要とされるスキルの代表はコミュニケーション力ではないでしょうか。
今でこそ様々な場所で講演活動をさせて頂いている私ですが昔は全く人前で話すことができませんでした。
そして、人と会っていても目を合わすことができず、赤面症でコミュニケーションについてはとても苦労したものです。
どのように克服したかというと、そういったセミナーに参加をしてトレーニングしたり、多くのコミュニケーションに関わる読書をすることで克服することができました。
今日は多々あるコミュニケーション本の中で、人に好かれる話し方のコツを紹介している『人は話し方が9割』永松茂久をご紹介させて頂きます。
2.本のサマリー
筆者・永松茂久先生は、株式会社人財育成JAPAN代表取締役であり、様々な本の出版をされておりミリオンセラー作家になってらっしゃる方です。
人のあり方を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演の累積動員数は延べ400,000人を超えると言う実績の持ち主です。
『人生に迷ったら知覧に行け』
『心の壁の壊し方』
『男の条件』
などなど魅力的な本を多々出してらっしゃいますが、私の知る限りコミュニケーション本は今回が初めてではないでしょうか。
多くの人を魅了し、多くの人の応援を集めている永松先生が何を大事にコミュニケーションをとっているのか。
とてもわかりやすくまとまった1冊になっています。
3.ポイント3点
人は幼い頃から言葉、つまり周りの人の話し方の影響を受けて育ちます。自己肯定感の高い大人達から育てられた子供は、自己肯定感の高い大人に育ちます。周りに自己肯定感の低い大人が多いと、自己肯定感の低い子供が育ちます。
話し方において1番大切なのは、聞くことである
人は笑わせてくれる人よりも、一緒に笑ってくれる人を好きになる
4.岡崎の考察
人としてどうあるべきかを大事にしている永松先生らしい一冊でした。
どんなに流暢に話すことができても、怪しくて周りから信頼されない人もいます。
逆に話す事はそれほど得意じゃなくても、人気者でみんなから愛されている人もいます。
両者の違いは、話の聞く姿勢ではないでしょうか。
人は話し方が9割と銘打った本書ですが、まず大事なことは話し方よりも聞き方であると言う所を論点にしています。
「話す技術、聞くは器」と言う格言がありますが、話を聞く姿勢にはその人の人としての器が出るものです。
しっかりとうなずきながらリアクションをとって話を聞くと、それだけで相手との間に信頼関係ができます。
特にこの本の中で私が印象的だったのは、「人は笑わせてくれる人よりも、一緒に笑ってくれる人が好き」だと言うことです。
ほとんどの人は自分が主人公、中心人物となりたいわけですが、お笑い芸人のような巧みな話術を持つ事はそう簡単なことではありません。
しかし、その話を聞いて楽しく笑う事は誰にでも簡単にできます。
この書籍の中では、そういった誰にでもできるそしてすぐに取り組むことができるメソッドが多々含まれておりました。
まずは話をしっかり聞くこと、一緒に笑う事から始めてみてはいかがでしょうか?
5.気になるワード
by アップル創業者のスティーブジョブズ